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余命三ヶ月かと思ったらまさかの…おいおい…勘弁してくださいよ  作者: 猫の集会


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11/17

どうした?

 芽依は、やっぱり元気なんだよな…

 

 

 ご飯もきちんと食べているし、顔色だっていい。

 

 仕事も毎日楽しいし、やりがいがあるんだと笑顔でいい会社に行っている。

 

 …でも、やっぱり芽依はきっと手帳に一日一日と、残りの日にちを埋めているに違いない。

 

 

 そして残りが一週間になろうとしていた。

 

 で、本日は有給をとっているからお休みなのだと言っていた。

 

 

 有給だからといっても、特にどこに行くの?とか、聞いたりはしない。

 

 

 まぁ、たまに一緒に有給合わせてお出かけしたりとかするけど、基本土日にデートをしている。

 

 

 それに今回の有給は、たぶん…病院だろう。

 

 

 その日の夜…

 

 少し元気がない?

 

 

 朝まで元気な芽依だったが、何故か今週に入ってからというもの、やたらと運動に力を入れるようになった。

 

 

 そして、食べ物も野菜を先に食べメインのお肉などは、ゆっくりとモグモグしてから飲み込んでいた。

 

 

 早食いの芽依が、オレよりも食べるのが遅いと、なんだか不思議な感じだ。

 

 

 お風呂も最近では、一時間から二時間は入っている。

 

 

 …

 

 どうしたのだろう。

 

 

 ただ健康に気遣っているだけならいいのだが…。

 

 

 もしかして、検査結果があまりよくなかったのだろうか?

 

 

 だとしたら心配だ。

 

 芽依は、一人で抱え込んでしまうからな…。

 

 

「芽依?大丈夫?」

 

 オレの言葉に芽依は、にっこり微笑んで

「大丈夫だよ?」

 って言ったんだ。

 

 …

 

 

 芽依…無理してないといいけど。

 

 

 あと六日…

 

 

 次の日芽依は、なぜかアイスを二個買ってきた。

 

 

 なぜだろう?

 

 昨日まで、あんなに食事に気をつけていたのに…

 

 

 オレが芽依の持っていたアイスに視線を向けていると芽依がニコッと笑って、

「たまには、息抜きしてもいいよね?」

 なんて言ってきたんだ。

 

 

 …

 

 そりゃ、自分の辛くない範囲でって前にも話し合ったけど…

 

 

 芽依は、ほんとうに大丈夫なのだろうか?

 

 

 心もからだも…

 

 やっぱり結果よくなかったんじゃないか⁉︎

 

 

 聞いてしまおうか…

 

 

 それとも黙って見守るか…

 

 

 …

 

 

 迷っていると芽依がアイスを美味しそうに頬張った。

 

 そしてオレにも一緒に食べようとアイスを差し出してきた。

 

 

 …

 

 

 オレはそのアイスをゆっくりと口に運んだ。

 

 

「…冷たい。」

「ん?そりゃアイスだからね?」

 

 …

 

 芽依は…芽依は…ほんとに大丈夫なのか?

 

 オレはアイスが甘いのかすらわからないくらい芽依が心配で仕方なかった。

 

 

「えっ⁉︎ちょ…んっ?」

 

 芽依がオレを見てびっくりしている。

 

「なに?」

「なにって…こっちが聞きたいよ?そんなにアイス美味しい?」

 芽依が心配そうにオレを覗き込んだ。

 

 …

 

 正直…美味しいのかすらわからない…

 

「えと…どうだろ…」

「おいしくて泣いてるんじゃなくて?」

 

 

 ⁉︎

 

 

 えっ

 

 

 …

 

 

 あー…   

 

 

 またやってしまった…

 

 

 芽依が泣いていないのに…オレはまた…

 

 

「あ、うまい‼︎久しぶりのアイスに感動した‼︎そう。アイス、アイスうまいな〜って感動したら、目から歓喜が溢れたわ」

 と、冗談っぽく笑った。

 

 芽依は、⁇な顔だったけど、オレが笑うと一緒に、そんなに〜?って笑ってくれた。

 

 

 そして、泣けちゃうくらいならそんな甘いもの我慢しなくていいよ?

 わたしにそんな気を遣わないでね。

 って、言われてしまった。

 

 

 …オレはほんとにダメダメだ、、

 

 

 慌てて涙をぬぐい、せっかく芽依の買ってきてくれたアイスなんだからと、きちんと堪能した。

 

 

 続く。

 

 

 

 

 

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