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余命三ヶ月かと思ったらまさかの…おいおい…勘弁してくださいよ  作者: 猫の集会


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10/17

前世来世

 無事に月に一度の難関生理を乗り越えた芽依。

 

 リビングで何やら一生懸命かいていた。

 

 

 とても熱心にかいていたのでオレはホットココアを芽依につくってあげることにした。

 

 

 

「芽依、頑張り屋さんのあなたに甘さ控えめカカオたっくさんココアご用意いたしましたよ〜」

 と、テーブルにコトリと置いた。

 

 

 そしたら、芽依が

「あ、じゃあ一旦おトイレ行ってこようかなぁ。かわいいの描けたからみてていいよ」

 と、立ち上がった。

 

 

 芽依は、いったいなにをそんなに一生懸命かいていたのだろうと、かきかけのノートをみてみると…

 

 

 …

 

 

 手帳。

 

 しかも、一日一日あと何日とかかわいい絵付きでかいてあった。

 

 

 …

 

 

 そして今月の末日の二十八日…

 

 

 ついにこの日がやってくる‼︎

 

 って、目立つようにグルグルマークとメラメラマークがかかれていた。

 

 

 …

 

 あと、約二週間…

 

 

 あと二週間がきっと余命の残り時間なのだろう。

 

 

 …

 

 

 芽依…

 

 

 手帳めっちゃ楽しそうにかいてたじゃん…

 

 なんでだよ…芽依…

 

 

 鼻歌まで歌ってたじゃん‼︎

 

 

 どうしてそこまで芽依は、ポジティブになれるんだよ…。

 

 

 芽依は、トイレから戻ってオレの淹れたココアをみて、

「さとるココアいただきまぁす!」

 と、幸せそうにコップを両手で持ってちびちびと飲みだした。

 

 

 そんな芽依をオレは、じっと見守るしかなかった。

 

 

「あ、さとるってさ来世とか転生したら何になりたいとかある?」

 

 なんていきなり言ってきた。

 

 …

 

 まさか芽依は、もう諦めて来世に期待しているのか?

 

 

「来世って…」

 

「あ、なら前世なんだった?わたしは、何回かやり直してる気がするんだけど、めっちゃ昔…っていうか、大昔わたし恐竜だった気がするんだよね!」

 なんて言い出した。

 

「え、どうした?いきなり…」

 

「なんかね、昔の時代でとても興味のある時代とかってある人は、もしかしたらその時代に生きていた人の可能性があるかもしれないとか、ないとかあるとかね!あと、興味のある国とかも、以前その国に住んでいたとかいないとかなんとかかんとかってね!」

 って言っている。

 

 

 なんとか、かんとかって…

 

 

 前世とか来世って…

 

 芽依、、

 

 オレは前世、あなたの幼馴染だった人ってだけじゃ終わりたくないよ‼︎

 

 てか、絶対に終わらせない‼︎

 

 だって芽依、こんなに元気じゃん‼︎

 

 あと、二週間なんて…そんなこと絶対に…

 

 絶対にないっ‼︎

 

「あ、それでね…わたし実は…親も知らないんだけど…実は…」

 

 

 まさか…

 

 まさか病気のこと…⁉︎

 

 

 オレはゴクリと、息を飲んだ。

 

 

 実は…

 

 

「わたしね、実は前世…プテラノドンだったかも」

 って言って笑った。

 

 

 ⁉︎

 

 えっ⁉︎

 

「プテラノドン⁉︎」

「うん!知らんけど、たぶんね。」

 そういうと、芽依はまたココアをくぴっと飲んだ。

 

 

 まさかのプテラノドンにびっくりした。

 

 

「あ、それでさ…あとはイタリアとかフランスの猫だったような気もしないでもないんだよね。海を眺める高台で昼寝してたような…知らんけどそもそも海あるん?」

 

 …

 

「いや、知らんのかい」

「うん。あ、でも来世たぶん…鳥になりたいかも。」

「鳥?」

「うん。プテラノドン時代も飛んでたけど…でも、また違うじゃん?まぁ、一回鳥やったっぽいけど、希望の鳥じゃなかったような気がするんよねー。できればわたしは、かわいいスズメちゃんとかがいいな!こわい先輩とかいなそうだし、あと怒られたらどっか飛んでっちゃえばいいわけじゃない?フフッ」

 

 なんて、妄想を膨らまし楽しそうな芽依。

 

 

「芽依…鳥なんて…てか、先輩っていうか…カラスとかいたら危ないんじゃ…でも、どっちみち鳥なら、どっか飛んでっちゃうじゃん…。どこにもいかないでよ‼︎そんなこと言わないでよ‼︎」

 

 

 オレは芽依を抱きしめて、羽ばたかなように必死に訴えた。

 

 

「もう、さとるってばほんと心配しょうだなぁ。かわいいぞ。」

 

 芽依がオレの頭をポンポンと、優しい母のようになだめるようオレを撫でた。

 

 そして…

 

「ねぇ、プテラノドンって口バシめっちゃ長いよね。あんなに長さいらんくない⁉︎」

 って言ってきたんだよね。

 

 まだプテラノドン話、続いてた。

 

 

「あー…まぁ…ね」

「白亜紀っていいよね?わたし白亜紀時代の本めっちゃ好きなんだよね!」

 

 芽依がそんなに恐竜が好きとは知らなかったな。

 

 てか、そもそもプテラノドンだったってことも知らんかった。

 

「フッ」

 思わず芽依ドンを想像したら、笑ってしまった。

 

「どうしたの?さとるって情緒不安定ー?」

 と、芽依がオレのことを心配そうにみていた。

 

 

 …芽依。

 

 芽依といるとやっぱり楽しいな。

 

 でもさ…

 

 オレの心配している場合では、ないだろうに…。

 

 

 続く。

 

 

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