他文明 分析
会議
他文明接触についての会議が行われていた。
メンバーは
司令
システム
各担当 責任者
「まず どこと接触するかということから 検討しなければ ならない」
「はい、それについては 対象惑星を周回していた 通信機器に 偵察用通信傍受装置を取り付け
彼らの惑星情報共有網を監視しました」
彼らは 人工衛星に通信傍受装置を取り付け 通信を解析していた
「それで どうだったんだ」
「それが やはり他文明だけ あって システムの構造がちがいまして 解析に手間取りました」
「彼らは 我々と違い 電圧の高低のみで 情報を構成しているらしく、 法則を導き出すのに
時間がかかりました。 ただいま 本国の情報記録装置我々の規格に変更し 惑星情報共有網の情報を全て保存しました」
「ご苦労だった」
「では こちらを ご覧ください。
彼らの情報によりますと 今回 交渉すべきなのは アメリカ合衆国連邦、中華人民共和国という国です。
どちらも強国でアメリカは この惑星での警察と呼ばれており 中華人民共和国は 新興国家です。」
「で システムの判断は」
「解析及び 演算結果 中華人民共和国の方と先に交渉した方が 戦争する上では 有利になりますが
アメリカ合衆国連邦は 幅広い外交をしているため 融和を図る上では 有利になります」
「今回は 融和を図りたいから アメリカ合衆国連邦の方と交渉しようか」
司令は アメリカ合衆国連邦 と交渉することに決めた。 司令は 融和を図るため さまざまな仕事に追われるのだった
次の日 会議室
今日もまた同じメンバーが集まる予定だった
司令「あれ、1人いなくないか」
軍事力調査担当「すいません ちょっと 用事ができておくれました」
司令「次から 気をつけたまえ」
では 会議をはじめます まずアメリカ合衆国連邦について報告します
使用言語は 26個の記号によるものです この言語にパターンは すでに解析を終了していますので
小型携帯端末の 同時通訳機能で 使用可能です。
続いて 彼らは 人種のみの単一国家で 人口は3、3億人です
彼らは 数十年前に行われた 惑星内内乱の勝利側らしく 強大な力を持っています。」
「そうなのか ちなみにだが、軍事は どんな感じなのかな」
軍事力調査担当「はい、 それについては ちょっと 私についてきてもらっていいですか」
メンバーは 会議を一度中止し、軍事力調査担当についていった。
第三区画 軍事用機械ドッグ
司令「 こんなとこまでどうしたのかね」
担当「これみてください。 昨日ですね 対象国の軍事機関のシステムを分析してたらですね
彼らの武器は 民間会社が製造してることがわかりまして 民間会社のシステムに侵入して
設計図を複製したんです」
「その情報を 我々の情報規格に変更しまして、 空間原子固定装置と オートメーション組み立て装置によって 今日の朝まで彼らの兵器を作っていたんです。」
軍事力調査担当は 資料をみんなの小型携帯端末に送る
「今回は その中で 面白そうなやつを お見せします。
まず 最新鋭の戦闘機らしいのですが f−35a,b,c,です。 資料の通りです
このbは 垂直離陸をするという面白い機能を持っていますが 内部に搭載されている演算装置も エンジンも
性能もあまり良くなく これでしたら 建国初期の 初期惑星特化型戦闘機でも勝てます。
次は bー2 という 爆撃機です。
司令「これは 初期2世代惑星特化型大型爆撃機だな」
「それって 全長5キロもある 馬鹿でかくてカッコいいやつですよね」
司令「 そうだ。 今は 改修されて戦略軍が持ってるな」
「それより 初期型2世代対銀河大型爆撃機の方が 全長1万キロあるし そっちの方がかっこいいぞ」
「このbー2はなんの機体だ?」
「核爆弾を投下するものだと書いてありました。」
「なんだ それ」
「核爆弾とは 我々で言うところで言う 建国戦争で使われた ハイレッサーヒューマンの駆除剤です」
司令「あー ハイレッサーヒュマンにだけ聞くやつか。 あいつらは 細胞に保護膜を持ってないから
放射線貫通して死ぬんだよね 彼らは 駆除剤を自らに使ってるのか 馬鹿だな」
軍事力調査担当「その駆除剤については 使いそうなので本国の倉庫の奥底に眠ってるの見つけたので 1000t分運送準備かけておきました」
「航空戦力で面白そうなのは これくらいであとは 平凡な感じです」
次に 海洋戦力です
イージス艦ですね これに積んでるイージスシステムは 解析済みなので 脅威じゃないですね
この空母というやつは 面白いですよ 我が軍の多目的型移動小型要塞と同じような役割があるようですが
空中艦にもなれませんし 潜海艦にもなれない そして小さい なんの意味があるのかわからない
次に潜水艦ですね 我が軍の潜海艦と同じような感じですけど 小さいし航空戦力も投下できない
攻撃力の低いミサイルしか打てない まるで弓矢が飛ばす硬い棺桶です
「海洋戦力もそんなにないな」
次に陸上戦力
んー 何も目立つもの何もないですよ。物理武器が主であまり面白くありません
「一応 全兵器をバーチャル空間で 我が軍の兵器と戦わせているんですが、 負けたことないです
それで面白いこと考えたんですけど 我が国の最新技術を使って 他文明の兵装を改造したら面白そうだなと思うんです やりませんか?」
「まぁ 君は この先仕事少ないし 業務中にやってもいいだろう」
「ありがとうございます」
司令は交渉が失敗し 戦争になっても心配しなくていいので 安心した。