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詩集 駒鳥  作者: 蘭木堂
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誰だって布団の内で眠ればいい


  09 ただ青い


 細波さざなみを受けて

 静かな風を感じている


 荻風に揺られて運ぶ

 舟は人を乗せずに帆走はし


 

 ……Emma を泳ぐエーテルよ


   総ては天に還り給え


   安らかなそよぎに還り給えと……



 さぁ此処で果てんとや

 今は雲へと手を伸ばし

 真白き空へと届かせと


 満ちて今日まで流離さすらわん

 ただ厳しい道なれど

 天を見上げば空が在る


 ただただ青い 空が在る



  10 倦怠

 

 気怠さだけが募る毎日

 倦怠感が体を溶かし

 花瓶の樹晶に朱が混じる



 濁った体は愛を求めて

 芥をまとった腕を動かし

 その果実を飲み込んだ


 ……夢の群れたちは

 

   微かに煌めく天藍石ラズライト


   走れ 疾れ 奔れ 夜を駆けて……


 

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