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魔王タナカと勇者スズキの場合  作者: 海原伸二
5/9

頑ななんすか?


「駄目な物って、何ですか?」


「先ずはネット、パソコンやスマホ、タブレットなんかは出せるんだけど、ネットには繋がらないし、電話も通じない」


「やっぱ異世界だからっすかねー」


「だろーね。 まぁ、電気も無いしねー」


「そっかぁ、かなり残念すね。」


「ガチでやるなら、発電所や通信基地なんかも出さないと駄目だろーね。」


「他に出せないのは?」


「んー、生きている物だね。」


「生き物っすか」


「そう、このホッケも焼き魚なら出せるんだけど、生きている状態の物は出せない」


「やっぱり、生き物まで出せちゃうと、もう神さまですもんねー」


「チャレンジはしたんだよ!」


「ほぅほぅ」


「ほら、魔法で何でも出せるなら出したいでしょ男なら」


「美女とかっすか?」


「そう!出すでしょ出したいし」


「ん?いま何て?w」


「とりあえずw チャレンジしたんだけどね。」


「何が出たんすか?」


「ゾンビ」


「イヤー、無いわ、無いっすね。」


「だろ、美女のゾンビ出てもなぁ、とりあえず部下に言って一階護らせるのに行かせたな」


「あ!居たかも、一人だけゾンビ」


「あそ」


「んじゃ、美女は出せなかったじゃないですか? 部下の綺麗どころと何かセクハラ的な事は無かったんですか?」


「それなぁ〜、いや、居るには居るのよサキュパスとかさ、エロいのが沢山」


「マジっすか!最高じゃないですか、サキュパスなんて!!」


「そこで、またアイツだよ! ワル、ワルイ……。」


「ワルイーデスねw」


「そう!そのワルちゃん!」


「諦めちゃったよw」


「そのワルちゃんがさ、言うのさ、" 魔王様とサキュパス如きでは身分が違い過ぎます。どうかお控えください " ってさ」


「ウザいっすねー!」


「だろぉ、いいじゃんサキュパス、エロっ娘だよ!もーって」


「他には居ないんですか?」


「他にも居るんだけど、なんつーか、玄人好みって言うか、デュラハンて知ってる?」


「あの首がないヤツですか?」


「うん、そのデュラハンの娘もさ、可愛いのは居るんだけど…… なんでか知らないが、あの娘ら首を頑なにつけようとしないのね!」


「頑ななんすか?」


「そう! 首さえちゃんとつければ普通じゃん! ……頑なに手に持とうとすんだよねー」


「アイデンティティが消えちゃうからじゃないですかね?」


「せっかくつけてやるってーのにさ」


「www」


「鈴木くんは、エロイベントとか無かったの?」




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