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魔王タナカと勇者スズキの場合  作者: 海原伸二
4/9

お疲れ様でーす。


「有るってか出せる。 魔法でね」


「んな魔法も有るんすか!?」


「うん、てか喉乾かない? なんか飲む?」


「それも魔法で出せるんすか?」


「うん」


「マジっすか!?」


「んじゃ、出すよ〜、ハイ、ドーン!!」


「スゲー、居酒屋のお座敷でちゃったw」


「でしょ、スゲーでしょ、ほら、オレ魔王だからw」


「なんでちょっとドヤ顔なんですかw」


「まぁまぁ、とりあえず座敷行こ」


「ヤケに細かく再現されてますけど、実在する居酒屋ですか?」


「ん、行きつけの練馬の鳥吉」


「練馬スキっすねーw」


「まぁねw」


「んじゃ、このブーツが脱ぎ辛っ!」


「飲み物は? 酒飲める?」


「ハァ、じゃあコークハイを、てか大丈夫ですか? 下の階じゃ戦闘中ですよ!」


「別に、いいんじゃねw やりたいヤツはやらせておきなってw」

「ツマミは? あとタバコは?」


「ツマミはお任せします。 タバコは元から吸わないんで」


「さすが勇者マジメだねぇ」


「いや、勇者関係ないっすよw」


「そっかw ハイ、ドーン!!」


「マジで出た! 万能じゃないですか魔法」


「一応、魔王だから」


「いいなぁ〜、魔王いいなぁ〜、俺も魔王って願えば良かったw」


「そう、魔王よろこんじゃうよw」


「魔王、気に入ってるでしょw」


「アリだね。かなりw で、ポツーンと町中放置の後は?」


「いや、事態を飲み込むのにちょっとかかりましたけど……あ、お疲れ様です。」


「あ、お疲れ様でーす。 で、」


「とりあえず、格好が格好だし、金も無いんでセオリー通りにスライムとかチマチマ狩ってスタートですよ。」


「そりゃ大変だったねー」


「田中さんは、魔王じゃないですか、どーだったんですか最初」


「俺はぁ、最初からココ、この部屋にボーンと現れた感じ、で、なんか魔王軍の幹部だとかが喜んで集まってきて、さっきの流れ」


「でも、魔王って何でも出来るじゃないですか、居酒屋出したり、他には何か出したりしなかったんですか?」


「う〜ん、とりあえずね色々出したよ。 車出したり、パソコン出したり、漫画出したり」


「もう何でも出せるんすね!」


「うん、あ!でも、ダメな物もあるよ。」


「なんすか!?」




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