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新神の世界創造  作者: 冬風
9/15

洞窟の夜

少し間が空いたね

洞窟の中で落ち着く頃にはもう日が、ほとんど落ちており周囲は、暗く静まり始めていた。

洞窟の中に微かに届いていた日の光は、既に届かなくなり、外の光の反射で周りを見ているような状況になっている。

これが完全に日が落ちれば暗闇の中何も見えなくなってしまう、ような感じがする。

明かりが欲しい所だけど今から外に出て薪を集めるのは危険だと思う。

昼歩いていた時に動物などを見かけてない事から多分明かりが無くても大丈夫だと思われるが

それでも明かりがあった方が心持ち的にも楽な気がする。


「明かりが欲しいな…」

と小さく声を漏らす

「明かりが欲しなら任せてください」


そう言いエレユオは、左手を軽く握り締め何かを呟いた。するとエレユオの手から小さな光が淡く光ながら現れユラユラと私とエレユオの間まで浮き上がりピタリと止まった瞬間光が大きく広がり周囲を見渡せる程度に明るくなった。


「凄っい!!これどうやったの?」

思わずそう口にする

「これは、精霊術の一種で光精霊を使役してものです」

なんて事の無いように説明する

「せいれいじゅつ????」

分からないと言ったような感じで私は言う。

「そうです。神聖魔法でも多分似たような事が出来ます…って理解していなと言うか言ってませんでしたね」

忘れていと言う表情でエレユオは言う

「そう言えば治癒魔法してたよね…あの時はなんて事の無いように聞いていたけどよく考えると魔法とか聞いてないよ!」

「治癒魔法じゃなくて回復魔法です。

そうですね…夜が明けるまで暇でしょうし説明しますね、でも私も完全に理解してる訳じゃないので間違ってる所もあるかも知れませんが、よろしくお願いします」

「うん お願いします」

「まず魔法と術の違いを説明します。」

「はい!先生」

「最初に魔法ですが、これは体内の魔力や神で言う神聖力を使って使用するものを表し、こちらは詠唱の必要がなく即座に効果を発動させる事出来ます。デメリットとして体内の魔力を超える効果のものを使う事は出来ず、魔力が尽きれば暫くの間体が動きずらくなり魔法の発動が出来ません

ちなみに人間の場合ですと気絶する場合が多いです。」

「魔力…私で言う神聖力の量って調べたりする事って分かるの?」

「魔力や神聖力は、その者によって変わってくるのでこの位って明確にわかる訳ではありませんが、魔法を使った際に自分の力が少し抜ける感覚があるので、それでこれくらいやったら魔力が尽きるなど分かるようです。後で試しに使ってみましょう」

「まずは、使ってからって事だね」

「そうです。それで次の術ですがこれは、体外の魔力や神聖力を使ったり他の生命に呼び掛けて発動する魔法の事を表します。これは外魔力を使うにも生命を使うにしても呼び掛ける事が重要なので詠唱が大切になってきます。ですので発動までの時間が長い事もデメリットです。他のデメリットとして生命相手の呼び掛けの際に相手が応えてくれなければ効果は発動しません。そして外魔力の場合は、その空間に十分な魔力が満ちていない場合も効果は発動しません。ですがメリットとして魔法以上の効果を発動する事が可能であり、体内魔力を消費せずに効果を得る事も出来ます。」

「じゃあ自分には到底出来ない魔法も外魔力を使って発動させる事も出来るんだね」

「そう言うことです。」

「あと呼び掛けるって言っていたけど詠唱の言葉とかも決まってるの?」

「上位の生命に対して呼び掛ける場合は、その者を指す事も意味して決まった詠唱がありますがある程度の術なら呼び掛けは個人によって変わってきます。でもどちらにせよ呼び掛ける対象の名前を言う事が大切です。ちなみに外魔力を使う場合は魔法を指定する必要がありますけどあまり難しく考えなくて大丈夫ですよ

他にも色々な違いは沢山ありますがとりあえず

試しに一回づつ術と魔法を発動して見ましょう」

「体験あるのみって事だな」

「まずは分かりやすい火の魔法からやって見ましょう。能力を発動させる時のように手の中に炎が揺れてかのように想像して見てください」


エレユオに言われるように手を開きそこに炎が揺らめいてる想像をする。小さくだが力強く赤く燃える炎を


「そしたら体内に存在する神聖力を感じ取ってください」


炎を想像したまま私は、自分の中に流れる確かな力を神聖力を感じるように集中する。………自分の姿 心の音 身体を巡るそれを静かに感じ取る。静かに暖かく揺らめくように流れるそれを神聖力を感じ取る


「感じ取ったらそれを体外に出すように…」


神聖力を体内から体外へ流れを誘導する


「それを発動させたい場所に集めると」


神聖力を手のひらに集める自分の神聖力だからなのか簡単にそれを集める事が出来る

手の平に集めた神聖力が形を成してゆき、それは静かに揺らめき始めた

「出来た!」

「流石です。その感覚を忘れなければ次からはもっと早く魔法を発動させる事が出来ます」


魔法を使うのは奇妙で初めての感覚だった。

とても言葉では表せないそんな不思議な気持ちにさせる…

じっと炎を見つめていると


「じゃあ次は術をやって見ましょう

今回は、同じような感じで火の精霊に呼び掛けてまた炎を出してみましょう」

とエレユオに言われた。

その声を聞いて体の感覚で炎を消す。

「それでは見てて下さいね。

我が名はエレユオ我が声が聞こえたならば、我に力を与えよ火の精」

そうエレユオが言葉言うと

エレユオの前が淡く光炎が出現する

「この様に精霊が応えてくれると効果が発動します。私は分かりやすい感じで詠唱しましたがシナユリ様ならもっと短くても精霊が応えてくれると思います。例えば【火の精力を貸せ】とかでも発動すると思います」

「そうなのか…私はシナユリ火の精霊よ力をかs」

と言った所で効果が発動した。

「早くない?」

「ここはシナユリ様の創造世界ですから自分の物を使っている様な感じですので名前を指定した瞬間に発動したようですね」

「なるほど つまり自分の持ち物を引き出しから探して使っている様な感じなのか」

読んでくれてありがとうだよ!

前回短いからこれも気が向いたら修正するかも

じゃあまた気が向いたらね!

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