森の中で
やぁやぁ!
しばらくエレユオと林を歩いていたが一向に林を抜ける気配がない
私が怪我をしているから少し速度を落として進んでいるが、それにしても林なら抜けているだろう。
細々と木が生えていた為に、私は林と思ったのだがどうやら林では無く、森の中だったらしい。
「かなり歩きましたが一向に出る気配がしませんね」
エレユオも同じ事を思っていたらしい
「どうやら林じゃなくて森だったみたいだね」
「そのようですね、、、」
エレユオが少し暗い顔をする。
このまま行っても今日中に出られるかどうか分からない
出来れば早めに街か村などの人が住む場所に着きこの世界がどの程度発展したのかを知りたい
そしてエレユオと今後どうすかも決めないと、
いけない
「シナユリ様 今日は、もう日が傾き始めようとしているので、この辺りに夜を越せそうな場所を探しましょう」
エレユオが歩きながら空の様子を見て言った
「うん 今日中に森を抜けるのは、無理そうだし
そうしよっか」
私もエレユオの様に空を見て日が傾き始めてる事を確認してエレユオの意見を肯定する
それから大体数十分位森を探索していたら
少し盛り上がった丘に大人4人分位の穴を見つける事が出来た
「1日位ならここで過ごせそうだね」
「そうですね、最悪その辺で倒れようと思っていたので良かったです」
「エレユオって案外アグレッシブだね…」
「細かい事を気にしていては、生きていけませんから」
そう言いながら2人で穴に向かって歩き出す
穴に近づいて気が付いたが、穴は奥にも広がっており穴ボコと言うよりは、洞窟と言った方がしっくりする
だがまあ奥まで行く訳では、無いので1日位なら大丈夫だろう
私は、エレユオの顔をチラリと横目で見て
洞窟の方へと足を踏み入れた
読んでくれてありがとうね!
今回も気まぐれで書いたけど大体の道筋は、決まってるので大丈夫だろう!とやってます。
まだ気が向いたら書くので読んでくださいな