初めての村
さすがに遅くなってごめんなさい!!
遠くから見たら小さくて村に見えていたが程々の大きさであり、周囲を高さ数メートル程の小さな塀で囲っており一部に門があるのが分かる。
「村かと思いましたが、どうやら町のようですね」
「そうみたいだね」
遠くから見ていたが門番らしき人が立っており、
時折来る人々が何かを見せて入って行ってるのが分かる。
「身分証見たいなものを見せてるね」
「何かそのようなものがあれば良かったのですが」
「残念ながら無いね」
「です…」
どうしたものか…
この世界の情報を得るにも常識を知るにもまずは
中に入らなくては、始まらない
「そうだ!創造の力でそういうのって作れないの?」
「作る事は、可能ですがちゃんとした現物を目視しておらず、理解も浅い現状では偽物とバレる様な物しか作れないかと」
「うーんどうしたものか」
ここでいくら考えても答えが出ない気がするならば、とりあえず門番に話に行ってみるのも手だと思う
「シナユリ様透明化魔法で内部に侵入してみるのは、どうでしょうか?」
「そういう事も出来るのか!」
「はい。ですがバレた場合大事になる可能性も否めません」
暫く2人で考えたがどれもこれもリスクがあり
安全に。と行く物が出ず
結局嘘や誤魔化したりするより素直に何も無いと門番に言って入れなかったらこっそり入り、入れたら運が良かったと言う事にしようと決まった。
そして最悪捕まりそうになった場合は、エレユオが何とかする。
「すみません中に入りたのですが」
門番に私が声をかける
「身分を証明できる物はあるか?」
「それが今持ってなくて」
「それでは入れる事は出来ないな」
ですよね!
どうしたものかと私が悩んでいたら
「実は道中に魔物に襲われまして」
エレユオが話す
「その時に荷物を全部慌てて置いてきてしまい、どうにかここでお金を貯めて荷物を揃えなくては行けないのです。どうにかお願いします」
「うーんそれは災難だったな…だがこれもルールだからなぁ」
「そこをどうにか出来ないでしょうか?」
「すまないが自分には判断する事が出来ない
君達の境遇は分かった。とりあえず上司に相談してみる」
「ありがとうございます」
私がお礼を言う
「とにかくここに居ては邪魔になるから控え室で待機して貰う、着いてきなさい」
とりあえず一応中には入れたがここから先は
この門番の上司次第と言った所まだまだ運頼りだ
「では暫くここで待っていてくれ」
「分かりました」
先程の門番は扉を閉じて去っていった
多分上司に掛け合いに行ったのだろう
「とりあえず入れたね」
「まだちゃんと中に入れると決まった訳ではありませんが、まず目標達成です」
通された部屋は小さく長机を真ん中に両方側に椅子が2つずつ置かれており、長机を縦に考えた時
左側に私達が座っていて、右下に扉そして私達の近くに小さな棚がある程度の簡単な部屋だ
「そういえば結局嘘を言ってしまったね」
「魔物に襲われたのは本当の事です。荷物は最初からありませんでしたが」
「でもそのおかげで中に入れたから良かったよ」
「これからどうする?」
「まずは、ここで先程の門番を待ち入れるかどうかを聞いて無理なら決めた通りに入れたら運が良かったとそのまま変わりなしです」
「分かった」
それから数分これからについて2人で話し合いながら門番が来るのを待つ事にした。
結構ダラダラとまた今度また明日って伸ばしていくタイプで…本当に申し訳なく思っています
でも次が早くなるの?って聞かれたら
それは、もう!気分次第です
また気が向いた時に書くので
気が向いたら見に来てくださいね!
じゃなねー