森のその先
またまたお久しぶり〜
それでも読みに来てくれて嬉しいよ
赤いのに襲われてから2日程経って
私達は、ようやく森を抜ける事が出来た。
あれからも魔物が何回か出たがエレユオが何とかしてくれた、お陰で私は無傷で来れた。
途中1回能力を発動しようとしたがイメージがしっかりしないのかまだ能力に慣れていないのか発動しなかった。
エレユオが言うには向こうとは、環境が違うから少し発動しにくいだけで暫くすれば問題無く能力を使えるだろうとの事で特に気にする様子はなかったが、いつまでもエレユオに助けてばかりでは、申し訳がない…早く慣れるように努力したいと思う
考え事をしていると
「シナユリ様?」
とエレユオが顔を覗き込んできた。
「どうしたの?」
思考を戻しながらエレユオに応える
「少しぼーっとしていましたので大丈夫かと」
少し心配した様な顔でエレユオが聞いてくる
「ごめんね 少し考え事してて」
申し訳なさそうに私は応える
「そうですか、なら良かったです」
再び森の外に顔を戻しながらエレユオが言った
「それで森を抜けましたが」
「うん…」
「これは凄いですね」
「だね…」
私達の居る場所から遥か前方にだが巨大な城がここからでも見える。だがそれより前は断崖絶壁になっていた。いや正確には目の前だけだ左右には高く岩がそびえ立っており、岩に沿って前を向くと凸凹がありそこの奥に続くように洞窟が見える。おおよそ人が来るような所では、無さそうだ
少し辺りを見渡せば分かるがそこらかしこから岩が顔を出しており遥か前方の城の方角を見れば
崖から先も左右から岩が飛び出して挨拶をしている。崖下を覗けば死を彷彿とさせる様な高さもう一度言うがとおおよそ生物が来る場所では無さそうだ。
さて…どうしたものかと言っても今の私じゃ出来る事が限られてくるか…ここは
「エレユオどうする?」
「そうですね…」
エレユオが少し考える様な動作を取り
「魔法か精霊術を使い下に降りて前方に見える
人工物と思われる城に向かう…と言うのはどうでしょうか?」
私に提案する
他に案がある訳でもないので
「それがいいと思う」
とエレユオに応える
それを聞いて
「それでは風魔法でゆっくり落ちていきましょう」
「わかった」
とここで1つ疑問が浮かぶ
「これって風魔法か精霊術で空飛んで行けないの?」
「出来ますが今の私達では出来ませんね」
「どうして?」
「魔法だった場合まだ世界に慣れてない私達では体内エネルギーをフルじゃ使えない為に魔力不足で逆に精霊術で外から借りてもまだ少しこの世界の術体系を理解していないのと送られてくる膨大な魔力を操れないからです。最悪魔力が爆発して怪我しちゃいます」
と優しく教えてくれた
「つまり世界に来たばかりだから出来ないと」
「と言うよりもシナユリ様が誕生したばかりと行った方が適切かと」
「そうか…」
「それでは、下に向かいましょう」
仕切り直すようにエレユオが言う
「うん」
それに私は応える
エレユオを中心に風が巻き起こり
それが私達を包んでいく
それを確認したエレユオに手を引かれながらゆっくりと崖から降りていく。
風が下に向かって流れているのを肌デ感じながら私達は森を離れ 崖の下を目指してゆっくり降って行く。
読んでくれて感謝です!
最近少し気温が下がって来ましたね
体調管理を気をつけてくださいね
ではまた気が向いた時に
ばいなら〜
11月7日
一部変に感じた部分を編集