幕間 年齢詐称⁉︎
「そっか。じゃあ、同い年なんだね」
唐突に、灯が微笑みながら言った。
「え?」
(いや、こいつ中1くらいじゃねぇの?)
灯の言葉に驚く裕樹。心の中は疑問符の嵐だ。
その表情を見て、彼の心中を察して苦笑する灯。
「中1じゃね、って思ったでしょ?よく言われるよ。この身長だから無理ないけどね」
この言葉を聞いて裕樹は灯に目を向けたまま黙っている。何なんだ、この間は。ジッと見つめられるのに耐えかねた彼女は口を開いた。
「…何?」
裕樹は逡巡の後、恐る恐る、と言った態で訊いてくる。
「お前、エスパーか超能力者か?」
数瞬の後、質問の意味をすべて理解した灯はポカーンとした顔をくしゃくしゃに歪ませてー、
「ぷはっ!」
吹き出した。そのまま笑声が響く。あまりにもトンチンカンな質問を、クソ真面目な顔で訊いてきたため、余計に笑いが止まらない。
「そんなに笑わなくてもいいだろ…」
ボソッとぶっきらぼうに呟く。灯がお腹を抱えて、これでもかというほど爆笑しているのだ。
「あははは…、ふぅ。だって何言うかと思えば、それだろ?…やべ、腹筋痛い」
(そんだけ爆笑すれば誰でもそうなるわ)
激しく同意する。by作者
遊んでみました。意味はありません。
えと。
なんかごめんなさいm(._.)m