表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ヒカリヒカル  作者: 日向飛鳥
第1章 正体は?
6/13

side to side

ヒカルside


今、俺はとてつもなくヒマだ。…っていうのは半分冗談で本音だ。この部屋の主が戻ってくるのを待っているのだ。


「まさか男装してるなんて…」


思ってもみなかった、というのが正直なところだ。どう見ても男の子だと思った。

あの衝撃発言の後、美少年ー紺堂灯改め紺堂光はもう一つ爆弾を投下した。


「私、紺堂財閥本家の娘だから。狙われない為の偽名で、知ってるのは親族のみ」


バカでかい門をくぐった時に覚悟はしていたが、まさか世界でも通用する日本屈指の大財閥。そのご令嬢の秘密を知ってしまった自分。


(俺、生きてられんのかな)


正直な不安を抱えるのだった。


灯side


その爆弾発言をしまくった美少年兼美少女はと言うとー、

(なんであの人がこんなところにいるわけ⁉︎逃げてるって言うから助けちゃったけど、色々びっくりしすぎて、何がなんだか分かんなくなりそう…)

盛大に取り乱していた。本人の前では完璧なポーカーフェイスを保っていたが、灯の心の中は大荒れだった。

(とにかく、準備は終わったから部屋に戻らないと。いつまでもここにいたら怪しまれる。

…あ、そういえば)

そこで灯は重大な事実を思い出した。顔がみるみるうちに蒼白になっていく。


「…机の上に出しっぱなしだったかも…‼︎」


ヤバい。アレだけは、絶対見られませんように…‼︎


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ