思わぬ再会…‼︎
《転校生〜〜ッ⁉︎》
一拍遅れて生徒達は叫んだ。担任はあまりの大音量に顔をしかめる。ザワザワしているのを面倒そうに見ながら、外で待つ転校生に入れ、と声をかけた。
ガラガラッ
ドアが開き、入ってきたのはダークブラウンの髪の長身の男子生徒だった。教卓の横に気負いなく立つその転校生は眼鏡をかけたー
「…カッコいい…‼︎」
イケメンだった。女子生徒達の目はうっとりとしており、いつにも増して静かだ。
担任に自己紹介を促され、黒板に名前を書く。そして振り返り、挨拶する。
「転校生の早麻裕樹です。これからよろしくお願いします」
そう言って軽く微笑んだ。
「お前の席は紺堂の隣な」
担任がサラッと告げたセリフに何処かで聞いたような名が含まれていた。
「こんどうって…‼︎」
そこまで言って裕樹の目が驚愕の光を浮かべ、唐突にある一点に向かって歩き出した。クラス全員の視線が彼に集中して動く。目指す先はそう、言わずもがな窓側の列の一番後ろの席。当の本人が気配に気づき顔を上げた。
「…よ」
目の前の人物を見て、軽く悩んだ末に光は片手を上げ、挨拶した。しかし、それを見た裕樹はー
「よ、じゃねーよ⁉︎」
余りにも軽すぎる反応に軽くキレるのだった。
前回同様、作者の頭が暴走気味に進んでいます。しばらく治りそうにないのでどうぞお付き合いいただけると嬉しいです…‼︎
次回も読んでください‼︎