天才とマヌケは紙一重⁉︎
とりあえず、裕樹の気持ちが落ち着くまで光の家に居候することが決まった。
「んで、早麻君はどこの高校なの?」
「明日から宮條高校に通うことになってる」
裕樹の回答にー
「…ふぅん、宮條、ねぇ」
と呟き、灯は黙り込んでしまった。裕樹が訝しんで、何かあるのかと尋ねた。しかしー、
「ううん。なんでもないよ」
笑顔を浮かべてそう言われれば、彼がそれ以上の質問をすることはできなかった。
だが、裕樹はこの事を後で後悔することになる。
翌日。
「何でこうなってんだよ⁉︎」
裕樹は叫んでいた。
「それは早麻君が寝坊したから」
光はしれっと返答する。ー裕樹の背中に背負われて。
転校初日、寝坊した裕樹は光という大荷物を背負って学校への道を走っていた。
「ってか、光って、同じ高校、なわけ⁉︎」
息を弾ませながら、訊く。
「言ってなかったっけ?そーだよ。俺も宮條高校だよ。学校では光って呼んで」
光は同じ制服着てる時点で気づけよ、と呆れて溜息を吐く。一方の裕樹は、サラリと返された答えに色々と抜けてるんじゃないかとかアホかとか思ったが、何も言うまいと足を早めた。
((…しょうがないか))
お互いに考えることは同じらしい。
少々強引過ぎる展開になっているような…。
もうちょっと上手く書けるように頑張ります…‼︎