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朝の国

月だって逃げちゃうこのスピード。


ぽん「わあ!」


やがて見えてきたは、朝の国。

朝焼けに照らされ海がマブいです。


ぽん「到着」


うあー!あうー!ばぶー!


赤ちゃん「ばぶにちは」やあ


ぽん「がおっしゅ!」がおー


太陽の子が愛らしくお出迎え。

ぽんちゃんも元気よくご挨拶。


赤ちゃん「これを記念に」はい


あら懐かしい。

おしゃぶりキャンディ……グミでした。


ぽん「ちゅぱちゅぱ」


赤ちゃん「ここには赤ちゃんしかいましぇんよ。大きくなると、お昼の国に移りましゅ」


ぽん「ちぅちぅ」


赤ちゃん「案内してあげましゅ」


ここは、オムツ屋さん。

マブいセンスのオムツがたくさんあります。


赤ちゃん「ここはお勧めでしゅ。店員しゃん、みんながオムツァーの資格を持っていましゅ」


オムツァー「今日は、どのようなオムツをお求めで?」


ぽん「ぷちありがた迷惑」


オムツァー「ファンキーなオムツなんてどうでしょうか」


ぽん「いい」


試着。


ぽん「なかなかどうして」ふぃっと!


オムツァー「開けていい?」


ぽん「いいよ」


しゃっー!


オムツァー「あらなんともお似合いです!ジョロキアのイラストが、お客様のファンキーを輝かせてますよ!」


ぽん「そう?じゃあください」


オムツァー「ええどうぞ」


赤ちゃん「まあ!素敵でしゅ!」


ぽん「えへへ」てれりんこ


お次は、ヨダレかけ専門店。

マブい素材のヨダレかけが無数にあります。


赤ちゃん「このパプリカはどうでしゅか?」


ぽん「ぷちありがた迷惑」


ヨダレたらし「これなんかどぅ?人気の大怪獣デザインどぅ?」


ぽん「マグロ食べてる方がいい」


試着。


ぽん「なかなかどうして」しゃなり!


ヨダレたらし「おぅ!実にクラシカル!」


赤ちゃん「お母さんみたいにとてもマブいでしゅ!」まぶしぃ


ぽん「じゃ、ください」


お次は、おしゃぶり専門店。

マブい形が大集合。


しゃぶらー「色んな形の柔軟突起がござる」


赤ちゃん「わたくちは、でかいほど好みでしゅ」


ぽん「ふーん。この陥没したのは意味あるの?」


しゃぶらー「それは、玄人仕様にござる」


ぽん「これにする」


赤ちゃん「!?」


しゃぶらー「よいのか?」ごくり…


しゃぶりっしゅ!!


しゃぶらー「なんという、しゃぶりっく!しゃぶりしゃんなのか!」


ぽん「ぺっ!」びちゃ


赤ちゃん「合わなかった?」


ぽん「うん」


しゃぶらー「マブいものを確かに見た……素質はある!」


次に、カランコロン専門店。

あの、ほら、手に持って音鳴らすマブいグッズです。


赤ちゃん「どんなの求む?」


ぽん「わかんない」


ラッピィ「この神鳴らしは効くぜ」


ドンガラガッシャーン!!


ぽん「きゃあ!」びくっ


ラッピィ「な?」


ぽん「いらない!」叩きつけ!


ラッピィ「そう……」


赤ちゃん「この星散らしは?」


シェイクする度スターシャワー。


ぽん「ください」


ここで、休憩。

あの有名な授乳広場。


赤ちゃん「あれはボニュビアの泉でしゅ。わたくちらの餌でしゅ」


ミルクに溺れるマブいベイビー達。


ぽん「美味しいの?」


赤ちゃん「飲んでごらん」


ととと……いただきます。


ぽん「んくっ……おえっ!ぺっぺっ!」


赤ちゃん「あーもったいない」


ぽん「錆びた鉄の味する!もう帰る!」ぷんぷくぷー


赤ちゃん「そうでしゅか」しゅん


ぽん「じゃ!」


ばぶー!ぎゃあー!ひゃあー!


ぽん「うぇ……口に残ってる」


赤ちゃんミルクは、トラウマミルク。

二度と飲まないことを、ぽんちゃんは誓いました。


ぽん「れりごー!」

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