プロローグ
これは私が短編で書いた同名の小説の連載版のプロローグです。
若干キャラ設定などが変わっているかもしれませんが、そこまで大きな変化はないと思いますので、良かったら短編の方もご覧ください。
まだまだ上手くはありませんが、是非とも感想を一言書いて頂けると幸いです。
世の中には三種類の人間がいる。
特に何か優れているわけでもなく、何の変化も起こらずに一生を終える人間。
大抵の人間はこの位置だろう。
特に何か優れたわけではないが、努力やチャンスなどから変化が生まれる人間。
基本はこの二種類に分けられる。
しかし世の中にはある一点においてずば抜けた才能をもつ人間もいる。
人はそれを天才と言う。
凡人や努力をする者からしたら、天才は羨ましく、不公平な気もするだろう。
しかしそんなことを言っても、誰にも文句は言えない。
神が決めていると言う人もいるが、気まぐれで決めているか真剣に決めているかにしても、いるかも分からない者に文句を言ってもしょうがない。
仮に神がいたとしても、それを神のせいにするのはおかしい話だ。
しかし人々は天才とそうでない者とでの格差をつけたがる。
このように大きな違いがあればそれだけ他種つまりは努力した人間と、恵まれた才能を持った人間が交わるのは難しい。
ましてや何の特質もない凡人と天才とでは天と地の差があると言っても過言ではないだろう。
そう本来決して交わることはないはずなのだ。
「今日から君に、この光清学園映画部の監督になってもらいたい。」
「・・・・・ゑっ?」
思わず昔の“えっ”になっているんじゃないかと思うくらい突然、学校の教室の黒板の前で俺は黒いスーツを着た理事長に監督を命じられてしまった。
あまりに突然だったので、しばらく固まってしまった。何故俺なんだ?4月にこの学園に入学してきたばかりの1年の俺が、しかもただの映画部ならまだいいだろう。
「はい、もしもし。えっ、また仕事?しかもバラエティ?ちょっと〜引き受ける前に一言言ってって言ったでしょ⁉」
といいながらポニーテールの武島先輩がマネージャーから仕事の話を携帯で話していたり
「先輩?私の私服、どうですか?」
「そうね、ここにアクセサリーなんかを付け足すと大人っぽくなるわね。」
といいながら黒髪で長髪でスタイル抜群の中野先輩が後輩たちにファッションについての相談を受けていたり
「んっ?また仁賢堂とコプカンから依頼がきているな?今はSANYからの仕事で忙しいんだが。」
といいながら栗色で眼鏡をかけた斎藤先輩が有名ゲーム会社からのオファーをパソコンで受けていたり
「お嬢様、今夜はパリで舞踏会が予定されていますが?」
「用事ができたからキャンセルにしておいて下さいな。」
といいながら金髪で青い目をした同級生の東雲がいかにもお嬢様というような雰囲気を醸し出しながら、優雅に紅茶を飲んでいたり
「こっ・・・こんな別次元の奴らを俺がまとめるってのか?何の特質もないまさに凡人のこの俺が?」
不安しか感じれないんですが・・・。
《凡人がまとめる天才だらけの部屋》を読んで頂き誠にありがとうございます。
といっても、まだプロローグですけどね。
本当はいきなり1話を書きたかったのですがまだ話が完成していないので、プロローグを書かせて頂きました。
というかちゃんとプロローグになっているか心配です。
前書きでも書いた通り、これは短編で一度書いたものです。もしこのプロローグを読んで興味を持って頂けたなら、短編の方もご覧ください。
後、まだまだとは思いますが私が今どのくらいの実力か知りたいので、お手数お掛けしますが感想を一言書いて頂けると幸いです。
それではありがとうございました。次回の本編もよろしくお願いいたします。