第0話 改変した世界。
序章の続きをちょっと風味を変えて。
こういう書き方もやってみます。
人が世界の改変に気付いたのは結界を人為的に作り出すことができてから3年。異型の魔物が現れだした。
それは魔物と呼ぶにふさわしく、人が考える悪意の象徴とも呼べる姿をしていた。
しかし、世界の改変はこれに終わらなかった。
いや、これこそが《M・C》がもたらした改変だったのだろう。
皆も知っていることだが、結界は悪意を拒む。ゆえに負の遺産から生まれた。現代に最も浸透し、発展の鍵となった呪術は結界内では力を弱める。
しかし、純粋な思いや無邪気な感情で使われた呪術は逆に大いなる結果を生み出す。
今現在なら霊帝様によって、調和されているが、当時は結界内と疑似結界と、かつては外界と呼ばれていた領域の3つの地域では《M・C》の影響に大きな誤差があった。
疑似結界では旧世界のままの価値観があった。
領域では魔物が跋扈し悪意の霧が出ていたらしい。今でも、領域内には魔物が存在するが、悪意の霧は出ていない。それは人の意識が領域内との誤差が小さいからだ。
最後に結界内では―『ゴーン。ゴーン。』
「っと、今日はここまでだ!復習と予習しっかりするように!」
次が本編かな?