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第二話〜入学!ノースヒトマス学園!〜

のろのろと投稿して2話目です。

自分のペースで投稿するのでこれからもよろしくお願いします。

3ヶ月後―――――


俺たち3人はついにノースヒトマス学園の入学式を迎えた。


「ようこそ、ノースヒトマス学園へ」


ざわついていた会場が静かになる


大柄な男が緞帳に上がる


「初めまして、まずは入学おめでとうございます。私はこの学園の理事長兼学園長のハルフェルと申します。みなさんご存知の通り我が学園は一般教養はもちろん戦闘訓練を経て、みなさんが立派冒険者になることを望んでいます。と、ここまでは前置きということで………」


急に静かになる理事長


「力だ!!この学園で必要なのは圧倒的な力だ!!ここにいる貴族の大半は長女や次男、三男などの家を継ぐことができない人間だ!!一般の人間も同じだ、貴様らが己の存在を示したいのなら力をつけろ!結果で示せ!我が学園は強者のみを求めている!努力し、足掻き、もがけ!!どんな魔法を使おうとどんな武器を使おうと関係ない!圧倒的力こそ我らの存在意義だ!!!」


周りはみんな呆気に取られている


「と、言うことで、皆さん5年間よろしくお願いします」


そそくさと緞帳を後にするハルフェル理事長


ざわつき出す会場


(いやぁ、確かに長女や次男などの継ぐことのできない人間が多いとはいえここまで言うのね…貴族はプライド傷つけられて怒っちゃうぞ…)


「はいはい、みんなごめんね〜」


緞帳に1人の青年が上がってくる


「あの理事長バカだからみんな気にしないでね〜、大事なことは全然言ってくれなかったんだから全く」


さらにざわつきだす会場


(急にみんなどうしたんだ?それよりこいつは誰だ?歳的に教師では無いと思うけどな…)


「まず、みんながここにくる前に預かった荷物を置いた部屋があるから、そこがみんなの寮になるからね〜」


この学園はみんなが5年間寮での生活をする


俺はおそらくサンと同じ部屋だろう


「それと、1年生とかは基礎しかやらないからあんまり関係ないと思うけど、アホ理事長が言ってた通りこの学園は実力主義で序列が10位まであるから卒業までにそこに入れるように頑張ってね!」


(ほう……序列制か…いい目標ができたな)


「あ!忘れてた!知ってる人もいると思うけど改めて自己紹介するね」


ざわついていた会場が一気に静かになる


「5年、序列1位、レウレックス・ジーロ」


瞬間、とてつもない殺気が会場を包む


全身に悪寒が走る


崩れ落ちる学生もいた


身震いが止まらない


(これが序列1位、そして………



この国の王の息子…!!)


レウレックス、それはこの国の王の名


誰もが聞いたことある名前


レウレックス・ジーロは次男の名前だ


(まさか序列1位にいるとは…直接見るのは初めてだったけど流石王の子か……)


「ごめんね〜、びっくりさせて。でも僕はみんなと戦うことはないだろうから安心してね。ちなみに序列2位は4年の弟だからよろしくね〜。はい!これにて入学式終わり!みんな今日は各自寮に戻って自分のクラスの確認と寮内の見回りでもしててね〜、午後から授業らしいから頑張ってね!」


そして入学式が終わった――――――


俺とサンは寮に戻り荷物の整理を始めた


「あー、めんどくさ荷物の整理もやっといてくれっての」


愚痴を垂れながら作業をする


「ダメだよミツキさん!それくらい1人でできないと!貴族だからって人任せにしちゃダメ!」


サンに怒られた


「それより、早く荷物整理してステラさんも誘って寮の探検しに行こうよ!」


(相変わらず元気のいいやつだな、確かに、寮に来ていつものトレーニングができないから訓練場でも探さないとな、やっと魔法を使える)


魔法は普段使ってはいけない。許可の降りた場所や冒険者しか使えないようになっている。だから、ノースヒトマス学園に入学する前3ヶ月間の間ひたすらに毎日鍛錬をかかさなかった。魔法は使えないが、魔力量を上げるためひたすらに鍛錬を続けた、体術スキルを持っているから筋トレも始めた。剣の鍛錬も一応毎日行っていた。レベルが上がることはなかったが魔力量もさらに上がり筋肉もついてガタイも良くなった。もっと鍛えなければ…


ステラを連れ3人で寮内を散策する。設備は十分すぎるほどだった。模擬練習場に筋トレルーム、魔法の射撃場、低級ダンジョン。


(やっべぇ…最高だ)


気分が高揚する


「なーんか戦闘場!みたいな感じね、戦うのは好きだけどなんかねー」


ステラが不満そうに言う


「そうかな!僕からみたら全部綺麗だし凄いよ!どこも初めてだ!」


対してサンは目をキラキラさせている


「いいねぇ、今までは魔法は使えなかったし、ある程度学んだらサン、模擬戦すっか」


俺はサン言う


「そうだね!ミツキさん!僕ももっと強くならないと!」


(おいおい、やめてくれ。ただでさえこの3ヶ月軽く手合わせしていたけど、すればするほど強くなるこいつは本当に恐ろしい……こっちは死ぬ気で努力してんだ、負けるわけにはいかない……!!)


「あんたらは戦うの好きね、ま、もちろん私だって負けるつもりもないけど」


ステラは魔法が使えないからそこまでではないがこれからのことを考えると先が思いやられる


(なんでこうも、2人はチートじみてるんだか)


そしてあっという間に時間が過ぎ午後になり授業が始まった


授業は大きく2つに分かれている


基礎知識と戦闘訓練


1年は基本的な勉強と魔法について、戦闘訓練の方は魔法の使い方、武器の扱い方、軽い模擬戦程度


2年になると基本的知識は変わらず、戦闘訓練は本格的になる


3年からはほぼ訓練のみになり5年までの間、冒険に実際に行ってみたり、3〜5年の対抗戦など本格的な戦いを行う流れになっている


授業が始まり数分


(どうしようかな…まじでつまらん)


勉強の内容は前世と何も変わらなかった。てっきり異世界だから特殊なのかと思っていたのに。


とはいえまだ俺たちは10歳、年相応なんだが


(内容が学校とかわらねぇ!!!!!)


早く訓練がしたい、トレーニングがしたい、魔法を使いたい!


そんな苦痛の授業が終わった


授業を終えると教師が言う


「えー、こんな感じで授業進めますけど、授業はテストで点を取っていただければ授業に出なくても問題ないです」


(え……?まじですか?)


「そんなこと言われても授業でないと点も取れないわよ、ねぇミツキ?」


隣でステラが呟く


「お、おう!そうだな!でも俺はめんどくさいからトレーニングって言ってサボろうかな」


「ダメよミツキ!しっかり勉強しなさい、家である程度してきたからって調子乗っちゃダメよ!」


ステラが怒る


「そうだよ!ミツキさん、しっかりしないと」


サンにも怒られた


そんなことはどうでもいい、俺は一刻も早く強くなって、サンとステラに負けないようになるんだ!!


そうして魔法についての授業は流石に出たがそれ以外は授業に出ずにトレーニングに明け暮れた。


魔法を使う戦闘訓練も始まりそれぞれに見合った訓練も始まった。相変わらず陰で努力し続けてるのにステラもサンもありえないスピードで成長して追いつこうとしてくる。


そんな日々が続き―――――






















閲覧いただきありがとうございました!

まだまだ続くのでよろしくお願いします

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