神道015 -記紀神話と日ユ同祖論-
ここで、おそらく一区切りとなる。
今まで時系列順に古代史を思いつくまま自由に述べてきた。
そこで、賢明な諸氏は気付いているはずである。
大事な記事が結構抜けている。
唐突だが、秦氏について語りたく思う。
弓月君というのが、彼らの祖である。
ユヅというのは、つまりユダヤ教徒ということである。
何度も言及してきたネストリウス派キリスト教・景教徒である。
まあ、ここまでは常識の範疇でわかる話である。
これとは別に、ある神様が二柱存在している。
猿田彦と天鈿女夫婦である。
特にサルタヒコというのは、スルタン、サタン、サタナエルなどなどを連想させる。
何が言いたいかといえば、古ヤマト人ではない異民族感が強いのである。
全裸で踊るアマノウズメに関しては、インドのシヴァ神、大黒天の匂いがする。
男神女神の違いはあるが、ここのあたりにも異民族感が強い。
はっきり申し上げるなら、この二柱はユダヤ人であろうと思われる。
しかも、この場合のユダヤ人というのは、いわゆる古代イスラエル人という意味である。
そう、有名な失われた十氏族の中でも貴種と言われる人たちだろうと思われる。
ちなみに、例の桃太郎の項で出てきた猿女氏というのが、彼らである。
さて、前にさらっと語っていたことはこのあたりでつながる。
秦の始皇帝に命じられ、徐福が蓬莱島へ不老不死の妙薬を求めてきた。
ただ来ただけではなく、見目の麗しい青年男女を数十人引き連れて。
まあ、ジョゼフと言っている時点で言いたいことは一つしかない。
古代イスラエルの失われた十氏族の主たる勢力が、古ヤマトに入った。
富士山麓に日高見国を建設してしまう。
だからこそ、ニニギの天孫降臨には、先導役として猿田彦が出てくる。
アマテラスの天岩戸隠れで全裸で踊った天鈿女はすかさず声をかけ夫婦になる。
天孫族そのものか、それともその家臣かという問題は残る。
しかし、古イスラエル人は明らかにアマテラス勢力と同行している。
神道の古い部分は、そういう意味で古代イスラエル式である可能性がある。
そして、このことを理解していた勢力こそが、前述の秦氏である。
さらに、神道神話は、記紀神話へとグレードアップした。
古代イスラエル式がユダヤ式もしくはキリスト教式に変わった。
ここまでが、いわゆる日ユ同祖論と言われるものの詳細である。
唐突だが、ここで神武東征を語りたい。
今まで全く語ってきていないのは、ここで登場させるためである。
ウガヤフキアエズから男の子が四人生まれる。
長男の彦五瀬、次男の稲飯、三男の三毛入野。
そして四男の佐野が、神武天皇である。
ご存じの通り、長男の彦五瀬はナガスネヒコによりあえなく戦死。
イツセというのは、日から背を反らすの意である。
ちなみにサヌというのは、補佐する人の意である。
つまり、最初から神武天皇がリーダーだったわけではない。
その後、次男三男が離脱する。
次男の稲飯はそのまま海を渡り新羅王になったとされている。
昔脱解やら朴瓠公やら、それらしい方はいる。
高倉下に布都之御魂をもらい、八咫烏の案内で獣のような人たちと出会う。
そこから大変な苦労をするが、金色の霊鵄があらわれ、ナガスネヒコを倒した。
そこからの流れは、すでに語ってある通りである。
問題は、饒速日と神武天皇は、天神の子の印とやらを見せ合って和解しているのだ。
これが、ユダヤ教やキリスト教的には神の子の印ということになろうか。
つまりここでおそらく、両者は同一の民族宗教を共有していると確認した。
この出会い方こそが、先ほど語った秦氏の感覚だったのかもしれない。
ちなみに日ユ同祖論では有名な論がある。
アブラハムの一族系譜と記紀神話の天孫族系譜は重なるそうである。
記紀神話と現実の間で、系図の変更が語られていたが、この変更も秦氏の仕掛けかもしれない。




