精油の取り扱いにご注意を。
H30.10.10 保存方法について追記しました。
すっかり忘れてました。
扱い方を間違えると、命を落とす危険性もあります。
精油を手にした場合、必ず説明書に目を通しましょう。
ほとんどの精油には付属されていますが、説明書がないものも存在するらしいので、最低限これだけはお守りください。出来るならば説明書がある精油をお買い求めください。(箱に入っているものには付属されていると思っていたのですが……そうではないそうです)
大手メーカーの精油なら、必ず説明書が存在します。
精油はエッセンシャルオイルともいい、濃縮された純度の高い植物の抽出油です。
とても濃い、つまり、強い液体なので使い方を間違えると危険です。
★精油が直接肌に触れないようにしましょう!
※精油の中には多少ならば可能な種類も存在しますが、触れないほうが安全です。
触れてしまったら、すぐに洗い流してください。また、精油は透明もあれば茶色や青色もあります。大事な衣類に付着すると落ちないものもあります。
★自分以外の誰かが簡単に触れられる場所に置かないようにしましょう!
扱いを心得ている家族は構いませんが、危険なのはお子様や動物達です。劇薬です!触れるだけでも危険なのに、飲んでしまったら一大事です。
★冷暗所で保管しましょう!
火気厳禁、高温多湿、直射日光を避けてください。
また、立てて保存してください。横やさかさまの場合、漏れる場合があります。
★光毒性のある精油に注意しましょう!
精油の中には“光毒性”の作用を持つ種類が存在します。ポピュラーで低価格、万人受けする香りのベルガモット、レモン、グレープフルーツ、アンジェリカ(これはマイナーかもしれません)が該当しますのでお気を付けください。
ただ、強い光毒性があるとする精油は四種ではないと記載しているメーカーがあり、他にも柑橘系のライムやユズが該当します。無害なものも存在しますが、柑橘系に注意と憶えておくと安心かもしれません。
尚、光毒性によって何が起こるかといいますと、紫外線を吸収しやすい状態にしてしまう為、マッサージ等に使用してすぐに外出すると結果として日焼けやシミの原因になります。酷いと皮膚の損傷に繋がります。
大体六時間経過すれば外出可能と見かけますので、これらでマッサージを行う場合は、夜にしましょう。念には念を。
尚、柑橘の香りがする精油(レモングラス、リツエアクベバ、メリッサ等)は該当しません。
サロンで光毒性のある精油を使われた場合ですが、お店の方もプロですし、必ず説明があると思います。また、ベルガモットは光毒性を抜いたものが販売されているそうなので、それを使用されているかもしれません。
私は今までこれらの精油でマッサージをしてもらったことがないので詳細が書けず、申し訳ないです。
芳香浴で使用する分には問題ないので、安心して日中でもご使用ください。
★アレルギーに注意しましょう!
精油の中には、イネ科の植物も存在します。レモングラスやベチバー等ですが、アレルギー持ちの方は精油を使う前に、何から抽出されているのかを調べたほうが良いと思います。
★皮膚刺激に注意しましょう!
強い精油は数多く存在します。ポピュラーなものですとイランイラン、ティーツリー、ペパーミント、ユーカリ、ベルガモット、メリッサ等でしょうか。
芳香剤として使用する場合、まずは少な目で始めるのが良いと思います。
また、これらをマッサージや石鹸、入浴剤に使用する時も通常より控えたほうが無難です。
付属の説明書にはマッサージや入浴には使用可・不可、注意など記載がございますので、目を通してみてください。
★妊婦、子供、老人、動物に注意しましょう!
身体の小さな動物や子供、また体力的に弱い妊婦や老人は、芳香浴で気分が悪くなったり、最悪命を落とす危険性があります。
人間の場合は体調不良を訴えた時点ですぐに使用を中止し、換気をしてください。
動物や苦しいと訴えることが出来ない赤ちゃんや子供がいる家では、芳香浴の使用を避けるか、専門家に指示を仰ぎましょう。
我が家にはウサギと小鳥がいますが、芳香浴は彼らの部屋から遠い部屋で締め切って行っています。彼らは人間より嗅覚が優れており、かつ身体が小さいので効果を受けやすいのです。
また、健康な人間であっても長時間の使用は控えましょう。私は大体一日三時間以内です。
たかが香り、と思われるかもしれませんが、例えばきつい香水などの近くに自分が行くと、気分が悪くなる……そういった経験があるならば、尚更です。
それから、精油のボトルにはドロッパーと呼ばれるものがセットされています。(小さい容器でドロッパーがない場合、スポイトを使用します)一般的に一滴は、ほぼ0.05ミリリットルです。(ただし、メーカーによっては0.03等も存在します)
精油は粘度が様々ですので、傾けてもなかなか出て来ないもの、少し傾けただけで流れ出てしまうものが存在します。
出て来ないからといって容器を振ると、必要以上に出てしまったりして勿体ない上に濃度が上がり危険です。予想外の床に飛散する可能性もあり、掃除が大変です。辛抱強く待ちましょう。
慣れてくると、「この精油はこの角度で出てくる」と判断出来る様になります。
精油の容量は様々です。メーカーにもよりますが、最初は五ミリリットルか十ミリリットルの物を購入するのが良いかと思います。
そして、箱に記載されている使用期限を守りましょう。記載がない精油の場合は店員さんに確認するのも良いですが、恐らく開封してから半年か一年以内に使い切ってくださいと言われます。(使用期限がある精油も、開封して半年~一年以内に使い切るのが安全です)
私はボトルか箱に開封日時を記載して使用しています。専用の日付シールも売っていますが、とにかく自分が解れば良いです。開封順に並べておくのも解りやすくて良いと思います。
香りが苦手になってしまったり、使い切れなくて捨てる羽目になるならば、少量が安心です。
ちなみに使用期限が過ぎてしまった精油の捨て方はネットで検索すれば出てきますが、私はそうならないように使っていますので、実際やったことがありません。ので、説明が出来ず申し訳ないです。
何種類かの説明書にも記載がない事を確認しましたので……使い切り推奨なんでしょう。
私は読むのが嫌いなタイプですが、流石に精油については幾度も目を通しています。
安全に、楽しく、有意義に使う為に説明書は何度でもお読みください。