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【アロマテラピー】レシピ1:月経中の鎮痛やイライラの緩和

入浴剤の分量について一部修正しました。(H30.10.6)

★「大さじ二~三杯」を「大さじ一~三杯」へ。

肌が弱い方は勿論、初めて扱う方も最初は少量から始めたほうが安全と判断した為です。


 アロマテラピーって何なの。

 

 と、数か月前に訊ねられた時。

 目の前の人になんて答えようかと、かなり思案しました。

 簡単に言ってしまえば、「自然界の香りで心を癒す」ですが、多分彼女には通じない。

 香りでストレスが軽減する何て有り得ないという方には、難しい。

 

 ただ、恐らく誰しも香りに好き嫌いがある筈です。

 食事の香りでも構いません。

 疲れて家に帰ってきて、玄関を開けたらお母さんが夕飯を用意してくれていた。やったー、今日はカレーだ! 

 鼻腔をくすぐるスパイスの香りに、思わず顔もほっこり、お腹も元気にぐぐぅーと鳴ります。

 香りは、確実に心を揺さぶってきます。


 現代は医学が発達し、様々な薬が開発されました。

 しかし、漢方しかり、植物の力は古来より重宝されており、現代にも根付いています。

 植物から作った秘薬で人々を助ければ、救世主や魔女扱い。

 

 人によって、アロマテラピーを始めたい理由は様々です。私は何だって構わないと思います。

 ちなみに私が始めたきっかけは、そもそも花の香りが好きだったから、というものでした。

 しかし、当時高校生だった為、高価な精油(※精油とは、植物から抽出される揮発性の油を指します。エッセンシャルオイル。抽出方法は様々です)には手が出せません。

 少ない量の精油をちょこちょこ買い足して楽しんでいました。

 欲しい精油(ローズオットー、ネロリ、ジャスミン等々)はどれもこれも高かったので、安い種類から好みの香りを選んでいました。

 アロマディフューザーなんて当時は種類も少なく、お値段もなかなかのものでしたので、私はアロマポットで芳香浴をしていました。今なら二千円もあれば手に入ります、高価なものもありますが。

 アロマポットとは、お水を張った受け皿に精油を一、二滴垂らし、下から蝋燭の火で温めて香りを拡散させるものです。

 執筆作業や絵を描く時に愛用していました。曲も必須でしたが、それは気分を高める為だったのだと思います。妄想の世界に入り込む道具だったのでしょう。あと、緑茶や紅茶なども。

 威力は弱いですが、ティッシュやコットンに数滴垂らしたり、お湯を張ったカップに数滴垂らしても良いのですが、当時の私は知りませんでした。

 

 尚、百均ショップなどでも精油らしきものが販売されています。そこにはローズも存在します。なぁんだ、安く購入できる世の中になったんだ! ……というものではありません。

 精油は混じりっけなしの抽出油を指します。水やその他成分が混合しているものは、精油ではありません。

 ので、精油を購入する場合は専門店で購入するのが良いです。間違いないので。

 ただ、専門店にも精油らしきものは売られています。値段が安いのでアレって思うのと、きちんと詳細が書かれていますので、よく見れば気づきけます。(希釈、と書かれていたと思います)

 ちなみに、単に香りを愉しむだけなら精油らしきものでも構いませんが、効果を期待したり、入浴剤やマッサージに使う等、身体に触れる用途で購入する場合は避けてください。

 

 また、専門店にも、香りを愉しむ為に最初からブレンドされているものも多く存在します。

 説明書を読むと『マッサージには使用不可』等記載があるので、とにかく面倒でも最初は説明書を読む事が大切です。

 店員さんに訊ねるのが手っ取り早いでしょう。「これは石鹸づくりに使用しても良いですか?」等、何故購入したいのかを明確にすると安全です。


 香りで癒されたい、不調を緩和したい、空気を清浄したい、等理由は様々。

 尚、香水やファ●リーズ、芳香剤などと何が違うのかということですが、合成かそうでないかになります。

 よく「ラベンダーの香りが嫌い」「ゼラニウムの香りが苦手」という方がいるのですが、多くの方は合成香を嫌悪しています。香りを似せて作られているので、精油の香りは平気という方がほとんどです。

 ゼラニウムが苦手という方が、「たまこから良い香りがする!」 というのでデスク付近に置いておいたゼラニウムの精油を垂らしたティッシュを差し出すと「これこれ!」と言います。

 貴女の苦手なゼラニウムですよ、と説明すると、この香りはゼラニウムじゃないと言われました。……いえ、ゼラニウムです。

 確かに精油も大量だとキツイですが、正しく使えば万人受けする香りです。

 そういった意味合いで、ラベンダーやゼラニウムは可哀想な精油だと思います。誤解されていることが多いのです。


 話はそれますが、最近はリラクゼーションサロンも増えてきました。

 アロマオイルを使用してマッサージを行うお店で「好きな香りがございましたら……」と訊ねられたとしましょう。

 先に述べたローズオットーやネロリ、ジャスミンなどと伝え、躊躇なく使用するお店は、少し怪しいかもしれません。(ただし、最初から金額が他より高いお店ならば有り得るかもしれません。百分三万円とか。)

 「それらはお値段が変わりますが、いかが致しますか」と言われたら、本物の精油を使ってくれるでしょう。また、「それらはございませんが似た香りのこちらはどうでしょうか」と訊いてきてくださるお店もあります。そういったお店は信頼出来ます。

 私は遭遇したことがないのですが(上の精油を伝えると断られたりします)、似た香りの精油をブレンドして使用するお店もあるそうです。ローズならば、ゼラニウム+パルマローザ+ローズウッド等。(ローズと名前がついていますが、薔薇ではありません……。)

 そんなに値段が違うの? と思われたら、「精油 ローズオットー」などで検索してみてください。

 ヒイイイイイエエエエエエエエ!

 ……という金額です。

 メーカーさんによっても金額は様々ですし、使用期限が迫っている精油を安く売ったり、会員価格で購入し定価より安く転売している方もいますが、精油大手メーカー公式サイトの価格が一般的です。


 話を戻して。

 そんなわけで、人によってアロマテラピーに期待する効果は様々。

 身体によいから、といって自分の苦手な香りを使うのはいけません。


 なので、私がアロマテラピーを始めてみたいと言った方に勧めている精油の買い方は、やはりお店で気に入った香りを選ぶ事です。

 香りを確認する時は、瓶の蓋をとって、ボトルではなく蓋を振って香りを確認してください。

 ボトルからだと直接になるので、香りがキツイです。

 ムエットと呼ばれる紙に垂らして香りを確認するのも良いです。(店員さんがやってくれます)

 気に入ったら、効能で香りを選んでいっても良いと思います。

 

 私は苦手な香りがほぼないので、多種の精油を集めています。

 ヨガ教室でも使用していますが、やはり生徒さんによっては賛否両論な香りもあります。

 単品では無理でも、ブレンドすることによって思いがけない好みな香りに変貌する事もあります。

 奥が深いです。


 では、本日の香りを。

 月経中の痛みの和らげ効果として、私は毎月下記を利用します。

 

 ゼラニウム+ラベンダー

 ※資金に余裕がある時はローズオットー+ローマンカモミール


 各一滴をアロマディフューザーなどで芳香させます。

 もしくは、キャリアオイル(オリーブオイルやホホバオイル等)十ミリリットルに混ぜ合わせ、ボディマッサージ。(フェイスマッサージに使うならば、キャリアオイルを二十ミリリットルで)

 お手軽に、大さじ一~三程度の天然塩や重曹に各二滴ずつ混ぜたものを入浴剤として。

 ※重曹は入浴剤として使用可能なものを。お掃除用のものは、肌が弱い人はめちゃくちゃ痛いです。私は食品グレードのものを使っています。詳細は次話をご覧ください。

 知らずにその辺の重曹を使ったら酷い目に遭いました……。


 ゼラニウムはPMSにも効果があるとされている、女性の味方です。

 お値段もお手頃ですし、ラベンダーとの相性も良いです。

 どちらもストレスの軽減に効果がありますので、無性にイライラする時にもおススメです。


 私は時間がある時、この香りで月経中に良いとされるヨガを行います。

 PMSが酷いので、どうにか克服したくて始めましたが、確実に数年前より良くなりました。

 寝込まなくなったので、これからも続けて行こうと思っています。


 何かの参考になりましたら幸いです。

 お読みいただき、ありがとうございました。



 


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