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転生人類神話   作者: 赤コーラ
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プロローグ 前編

転生人類神話

五十海財閥(いかるみざいばつ)のゲーム部門の会社が作った、今最も人気のVRMMORPGだ、ちなみにバーチャル・リアリティー・マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン・ロールプレイングゲームの略称である。


バイザー型の機械で仮想現実に入ることで始めるゲーム、タイトルにもある通り、神話を豊富にゲームに取り入れたゲームであり、職業は50種類 種族は全5種類で、魔法や特技なども合わせて、1000以上で、更に、様々な神話のキャラクターが登場する、神様も当然種族に存在するが、神様や英雄などのキャラクターになるためには100レベル到達と、一定の高いステータスと決められた高レアアイテムをたくさん使用しないとなれないため、一部の廃人プレイヤーや高課金プレイヤーなどでないと到達出来ず、他のプレイヤーからは尊敬や畏怖の対象として、そのプレイヤーは知られている、ただし日本の神は例外ではある、その話はまた別の機会に話すとしよう。


他にも自由度の高いことでも知られている、例えば武器や建物を素材さえ払えば、様々な物を自由に作れ、本当に自由度の高さが高い、武器は鍛治師でなくても作ることは可能だが、鍛治師はレベルが100レベルなどでは、かなり強力な武器が作成可能であり、強い武器は課金などでも購入可能だが、100レベルの鍛治師のほうが強いのを作れるため、他プレイヤーにとって必須とも言うべき、職業である。


このゲームは神話ごとに領土が違う、日本 中国 北欧 インド ケルト メソポタミアなどなどあり、自分の出身地を選ぶもよし好きな神話の地に行くもよしというものである。


そして、このゲームは神になったもの英雄になったものにはある特別なクエストが発注できる、それがこのゲームのタイトルでもある転生人類神話クエスト、プレイヤーからは略して転神クエと言われるこのクエストは神話の英雄 神の神話をモチーフにしたクエストが発注され、例えばオーディン トールなどには最終クエストにラグナロクを生き延びよというクエストが発注される、無事生き残れば、報酬としてフィンリルなどや、ステータスアップの恩恵が贈られる、かなりの鬼畜難易度ではあるが、クリアすればプレイヤーからの称賛も凄いものだ、もちろん多数のプレイヤーでクリアも可能である。


様々なクエスト 武器 キャラクター が作れるこのゲーム 転生人類神話は、本当に人気のゲームである。


―――もっとも、それはもう15年も前のことではあるが。




五十海財閥

このゲームを作った財閥であり、他にも医療 軍事 などにも部門があり、政界にも影響力がある、現在 2118年、10の財閥のうちの一つ 五十海財閥のその若きトップは・・・1人パソコンでゲームをしていた・・15年前 人気だった転生人類神話を。



12神都オリンポス


それは12の都市と1つの都市 合計13で構成される、転生人類神話でかなりの人気だった都市。


かつては1000人のプレイヤー相手に13人のその都市の長達が退けたのは有名な話である。


何故1000ものプレイヤー相手に勝利できたか、プレイヤーの平均は80レベルであるが、一番はその13人は数少ない神であったからである。


13人であたったが、12神都には英雄なども多数存在する、なのに何故神だけであたったのか・・それは、なんとカッコいいからだとか、そんなこんなで、オリンポスもといギリシャ神話のプレイヤーは凄いやつらだということが他の神話プレイヤーに知らしめたのである。


さて、その12神都は12なのに13の都市は一番下の貧民都市の上に12の都市が空中に浮いているのである、上に行くほど、都市は小さくなるが、その分住みやすさは上がる・・という設定がある。


そして第1都市、一番上に存在する、一番住む場所が少ないその都市の中央、そこにはこの都市の王が住む城が存在する、そこは

天井にシャンデリアが無数にかけられて、高そうな調度品が部屋に多数ある、そう、

ここがオリンポスの頂点が住む城、城の名はケラウノス。



オリンポス第1都市 居城ケラウノス、その王室――

汚れ1つない、通路を抜けて、その先にある鷲が描かれた巨大な両開きの扉がある。

その中には、巨大な円卓に12の豪華な席が据え付けてあるが、空席ばかりである、そしてその先にはこの都市の王が座る鷲の象がついた玉座に人影が座っていた。

玉座に座っているのは、これまた鷲が描かれた豪華な洋服、その手には雨 雲 雪 雷をイメージしたであろう水色 灰色 白色 黄色の宝石が先端に飾られた杖を持ち、銀髪ロングの若い青年の男。


そう彼こそが、このオリンポスの頂点にいる最高神 ゼウスである、そしてそのゼウスは、1つため息を吐いた。


「はぁ・・・この光景ももうすぐ見れなくなるのか」


ゼウスは、この転生人類神話が終了すると聞いて、久しぶりに始めた、しばらく何も言わず、この光景を吟味していると、外の世界、現実の世界から声がかけられる。


源十郎(げんじゅうろう)社長!、そろそろゲームを終わらせてください!」


「あぁ、わかった、(かえで)さん」


源十郎と呼ばれ、ゼウスは一言「これでさよならだ」と言って、電源を落として、ゲーム機のバイザーを外して、現実に戻る、そこは壁一面に本が敷き詰め、デスクに椅子 パソコンがある部屋にいた、現実の源十郎の姿はゼウスを黒髪にしたような姿できっちりとした黒いスーツを着ている。


「いつも悪いな、女性なのにボディガードやこうやって、声をかけて、現実に戻してくれてさ」


「いえ、これも源十郎社長のお父様より請け負ったことですし」


楓の姿は、防弾防刃の黒い軍服にポニーテールの女性で、その顔は無表情で、とても怖いという印象を受ける。


「ははは、そうだな、ところで本当に可愛いよな、もっと笑ってくれても良いぞ?」


「ふざけてないで、仕事を初めてください」


「おう、そうするさ」


源十郎はパソコンを立ち上げて、仕事を始める。


その数時間後、気がつけば夜になっており、源十郎は仕事を終わらせて、大きく伸びをした後、隣に立つ、楓を見る。


「今日は何もなかったな、いやぁ本当に」


「そういえば、私が偶然いない時に、たくさんの死にそうな場面にでくわしたとかでしたね」


「あぁ、ある時は自転車がかなりスピードできたり、まぁその時は横に避けてなんとかなったな、ある時はナイフ持った黒ずくめの男が襲ってきたな、まぁ素手で返り討ちにしてやったが、あぁ後はトラックが横断歩道渡ってる時は肝が冷えたな・・ジャンプして避けたが」


「源十郎社長は本当にお強いですね、それなら何処で何があっても大丈夫そうですね」


「あぁそうだな・・・ところでさ、()()()()()()


「・・・何時から?」


「最初からさ、声に弾みが所々にあったぞ、今度 篠山 楓に化ける時は気をつけておけよ・・だから早いとこ、正体見せろ、不快でしょうがない」


「・・・貴方って本当に・・超人という言葉がふさわしいよねぇ」


次の瞬間、楓を名乗る何者かの全身が溶けて、次にそこに立っていたのは、白いローブを身に纏い、長身で白髪の男がそこに立っていた。


「初めまして、私の名前は・・・クロノス」


「ほう・・クロノスか」









はい、始まりました、源十郎主人公の物語、明日か明後日には後編を投稿したいです(´・ω・`)

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