入寮
ホームルームを終え、学校の敷地内にある寮へ移動する。
鳳鳴女子高校は寮生活。これはあまり人の目を気にせずに学校生活が送れるように配慮したためだ。
2人1部屋で、部屋の中にはベットと机、クローゼットがそれぞれ2つずつ用意されている。お手洗いや風呂場は共用だ。将来、FtMを受け入れることも想定して、女性用(MtF)・男性用(FtM)と分かれて設置されているのも特徴だ。
優希は梨花と一緒の部屋になった。
「あたしたち一緒だね!よろしくね優希!」
「こちらこそよろしく!梨花!」
早速2人は自分たちの部屋へ行き、荷物の整理を始めた。
「これってコスプレ用の衣装?」
「そうそう。アニメのキャラクターの衣装よ」
「着てみてもいい?」
「いいよ!」
早速着てみる梨花。ま○か☆マ○カの「ま○か」のコスプレだ。
「似合うよー梨花。いいなー、おっぱいあって。今どれくらい?」
「今はBかな?もう少しでCになるってところかな」
「ホルモンでここまで大きくなったの?」
「そうよ。ニューハーフの人の中には豊胸手術して大きくする人も結構いるけど、私は天然物よ(笑)」
「いいなーいいなー私も早くおっぱいが欲しいー」
「ホルモンやってすぐに膨らむって訳じゃないけど、乳首が敏感になってきたら、胸が膨らんで行くと思うから、それまで我慢だねー」
「あー、早くホルモン始めたい…」
「せっかくだし優希もなにか衣装着てみてよー」
「んじゃあ…せっかくだし、ま○か合わせしようっと」
優希はマ○コスをチョイス。
「優希も似合ってるじゃーん!さすがー!」
「これでコ○ケのコスプレ広場で撮影されてるからねっ」
「あたしたちで今度一緒に行っちゃうー!?」
「行っちゃお!!」
「せっかくだし2人で写真撮ろっ」
「清音と榛名にも見せに行っちゃお」
優希・梨花の部屋の向かいが清音・榛名の部屋だった。
「「失礼しまーす!!」」
「あれ?どうしたの?同じことやってんじゃん!?」
そこには、ま○かコスをした榛名、マ○コスをした清音がいた。
「私の持っていたマ○コスを着せてみたら案の定似合ってたわ。特におっぱいが」
「大学に入ったときからホルモンやってるから、かれこれ3年くらいかな。おかげでCはあって、もう少しでDかな?」
「マ○さんはおっぱい大きい人がやると、やっぱ映えますね!私はまな板だから…」
「優希も似合ってるよ。梨花のま○かコスも様になってるなあ」
「そう!?嬉しいー!私もコスプレにハマっちゃいそう」
生徒会・学級委員の4人の寮生活はコス合わせから始まった。