入学
色々飛んで高校生
※以前、掲載していた話は、別作品として改めて投稿したいと思います。
転生して9年が過ぎた。
中学の生活も無事? 終え、私は高校に入学した。
「ここで暇をつぶすのか」
そもそも勉強が必要ないので、私にとっての学校とはただの暇つぶしである。
あと、世間体を保つための肩書づくり。
中学では上位の成績を取っていたので、進学に関しては偏差値の高い学校を選ぶこともできた。
だが、わざわざ上位の学校に入る必要はないので、放任主義の学校を選んだ。
それがここ 嘉神川高校 だ。ラノベではよくある、実力主義の学校と言ってもいいだろう。
とはいえ、そこまでの差別はなく、この学校を卒業すれば将来安泰というようなものもない。
ただ、勉強が出来ずテストや体育の実力が下位の者には追加の課題が出され、上位の者は周りの迷惑にならず法律に反することをしなければ咎められることがない。そういう学校だ。また、成績上位者には科目ごとの課題も含む宿題全般を提出する必要がなくなる。つまり、やらなくてもいいという事だ。
この制度はいい。各教科毎月一度行われるテストで高得点を取っていれば、課題という作業で余計な時間をつぶされることがなくなり、噂では満点を取った教科は欠課にならないのだ。
もちろん休みすぎて、次のテストで満点でなければ成績下位の者よりも多くの課題を出されるが、私にとっては全て満点を取ることが出来るので特に問題ではない。
なお、テストが出来なければよい成績をとれないというわけではない。
授業態度や課題によって加点され、毎回平均点を取っていればそれなりの成績がもらえるような、ごく普通の学校だ。
中学での出来事を踏まえ、手を抜かずに楽をするという方針で行く予定だ。
この学校なら、目立って嫌な時には授業をさぼればいいので、すぐに思いつくような問題はない。まあ、なにか起こったら、その都度対処すればいいだろう。
「この学校でなら、魔術に集中できそうだ」
期待に心を躍らせながら、ラノベから得たアイディアをどうやって実現しようかと考えていた。
みなさんこんにちはyoshikeiです。
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。