確認
「なるほど。そういう事だったのか……」
話を終えると、全員が落ち込んでいた。
「ところで、シードになった人たちはどこに?」
「彼らはこの建物の中に軟禁している。ここの中であれば、ツリーへの変化を緩和することが出来るからな」
ツリー化は魔力の変質が原因だったことや魔力の非活性化によって、シードの期間を延ばすことが出来るのか。
「シード化を治す方法は見つかって?」
「いや、魔力のよどみすら滅多にないからな。あっても自分の体が自然に治すはずなんだ。だから、外部から治す方法はわかっていない」
「ありがとう。俺としては探し出す方法が分かっただけでもありがたい」
「いや、こちらこそ、有益な情報を貰った。感謝する」
俺はふと、あの事件の関係者がシード化している、という話を思い出した。
「俺の魔力も見てもらえるか? 一応、事件の関係者だしシード化しているか確かめておきたい」
「わかった。すぐに見れる者を呼ぼう」
協会の役員と名乗る人が電話をかけてすぐ、一人の女性が入ってきた。
「初めの状態が分からないので、確かなことは言えませんが、よどんではないです。
ただ……」
「どうした? なにか問題があるのか?」
少し身構えつつ、何が言われるのかを待つ。
「いえ、問題はありません。普通ではないほど魔力が膨大なんです」
まあ、そうだろう。俺は6歳からずっとトレーニングをしているのだ。異質でないとしたら、この世界こそが異質というべきだろう。
「さて、俺の持っている情報は渡したし、人形を返してもらおうか」
「すでに用意も終わっているはずだ。持って帰るといい」
あっさり返してくれるようだ。返されなかった場合、力づくで取り返すことも考えていたが、それをする必要がなさそうで安心した。
「そうするよ。じゃあ、なにか情報が入ったら教えてくれ」
「ああ、協力に感謝する」
みなさんこんにちはyoshikeiです
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。
大賞に応募しようと書いていた小説が、期限までに完成しそうにないので、こちらに投稿しようと思います。
特殊能力やファンタジー的な要素が一切ない小説ですが、呼んで下さるとうれしいです。




