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夏季長期休校  作者: 震度7
5/6

7月24日

〈7月24日〉月

パソコンからの騒音で目が覚めた。

パソコンはいつも寝る前に電源を切っている。にもかかわらずこいつは起動する。

今日は朝から唸るような音をスピーカーから放っている。うるさい。

今日は9時から外国語総合の講習会だ。

僕にとって一番やりやすい科目だ。

正確には担当の教師が生徒から鬼と呼ばれるくらい怖くて、人を黙らせる才能があるからだ。不良筆頭だってだまるほど恐い。

僕自身は静かな環境の方がいいのでこれくらいがありがたい。


いつものように午前を終わらせると午後6時からのバイトまで暇になってしまった。

せっかくだから近くの古本屋に行くことにした。

よく下校中に顔を出していた。店主の顔は知らない。


行ってみたが特にめぼしいものはなかったので、帰宅した。

パソコンがやけに静かだ。

電源をつけてみる。

妙なソフトウェアのアイコンが追加されている。白い正方形のアイコンだ。

即座に検査ソフトを起動、しかし異常なしの判定。

僕は恐る恐る開いてみた。また真っ白なウィンドウが表示された。

そこに「・・・・・・・・・・・・」

と表記が現れた。

やっぱり業者に修理頼もうかな?


バイトから帰ってきてパソコンを立ち上げると更に進展していた。

「オカ・・エ・・・リナ・・・・sa・・i」

ついに言語を表記するようになった。

ただよくある漫画のコンピュータみたいにカタコトだ。

頭が混乱しすぎている。今日はこれくらいにして寝るとする。

新値明けましておめでとう。

とでも言うと思ったかヴァカめ。


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