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全力疾走  作者: レイン
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最終章

「日常」

それから3年後の日常・・・・・・

時刻は10時過ぎ。いつもの光景だ。外からは話し声がし、家では家族が話している。

そう。これが俺の日常なのだ。ポケットから振動がし、俺は応答した。

「んー。何か用かぁ?」とその相手に言った。するとそいつは呆れた声で言うのだ。

「あんたね。少しは喜びなさいよー。」ときっと頬を膨らませて言っているのだろう、美月からだった。

俺は、はいはい。と適当に流し、俺はベランダに出て、美月に手を振ったのだ。

美月は俺に気づいたのか。大きな声で「真輔ー!」と叫んだかと思えば俺んちの敷地に入り玄関を開けたのだ。

すると、母、夏美が美月に挨拶をした。

「あら。美月ちゃん。お久しぶりね。」美月は挨拶を仕返すと階段に突っ立ってた、俺を見て言ったのだ。

「真輔、今日何の日か覚えてる?」

俺は頭をフル回転させ、考えた。今日はたしか。とまだ朝から何も入れていない脳で考えること

わずか10秒足らずで答えが出た。そうだ。今日は俺の誕生日だ。俺はそのことを言うと、美月は

またもや残念そうな顔をし言った。

「あんたの誕生日じゃなくて、今日は記念日でしょ。私達が付き合った日の」

そして、母、夏美が言った。

「ほら、真輔、さっさと着替えちゃいなさい。ちょうど、桜が満開なんだから

二人で仲良くお花見してらっしゃいw。でも後で母さん達も行くからね」

俺は、その話に乗り、俺は身支度を整え、美月と花見に向けての買出しに行くことにした。

すると、美月はある事をいった。

「真輔。足疲れたから車で行こうよー」

俺はため息を漏らし、車のキーを取りいき、車に乗り込んだ。

車の中では、美月が会話を盛り上げ、あっというまに目的地の酒屋についた。

花見と言えば、お酒だ。俺は、焼酎2合を購入し、美月は梅酒を買った。それから、いろいろ

買い込み、花見をする場所に車で向かった。

そこは静かで空気もキレイなとある場所だ。名前は忘れたが、ここは美月と俺で探した、秘密の場所と

いえるべき場所だ。車から敷く物を取り出し、桜の下に敷き、俺はそこで焼酎と一緒に買った缶ビールを開け

美月にばれないように一口飲んだ。なぜ隠れるように飲むのか、それは。

「あ!真輔抜け駆けだー!まだお母さん達来てないのにー」そう、美月が少し煩くなるのだ。

まぁ。それが美月の良さなんだが。と浸っていると、美月が俺の横に座ると右手に持っていたビールを

開け、乾杯を促してきた。俺は軽く乾杯をすると、美月は俺の目を見ながら一口また一口飲んだ。

だいぶ。時間が経っただろうか、時刻はお昼の12時を回っていた。すると遠くの歩道から見覚えのある

人物がこちらに歩いてきた。

「真輔と美月ちゃん。お待たせー」と母、夏美と父、駿がこっちに向かって手を振ってきた。

「美月ちゃん、はい。お食事もってきたわよ」と夏美は美月に手渡した。

その中身は、サンドウィッチ、おにぎり、だんごが入っていた。お花見にはもってこいの食材ばかりだ。

それから。俺達は食べ物を片手に酒をすすめた。

「真輔。もう帰るよー」。と意識がはっきりしない最中、美月の声が聞こえた。

他人から見ると、もはや真輔は出来上がっていた。もうこの状態では運転が出来ないので、

歩きで帰ることにした。幸い、ここから自宅まではあまり距離がない。

帰宅の最中、出来上がっている真輔からある言葉がもれた。

「美月、俺はずっとお前と一緒にいる。好きだ」私は「私もだよ。真輔」と

いい、家まで歩いた。その日の夜は、美月は真輔の家にとまることにした。

翌日、美月はキッチンに立っていた。真輔の母、夏美と共に朝ごはんの支度をしていたのだ。

話をしていたら、なんと今日は、夏美さんと駿さんが出かけるらしいのだ。

だから、家のことを宜しくと言われたのだ。それから数十分後真輔がおきて来た。

「うわー。気持ちわる」とまだ酒が残っているのか、それとも眠いのか

目が完全に開いていなかった。それを見た私は少し笑みを零し、真輔を席に座らせて

テーブルの上に朝ごはんを置いた。私は先に済ませてあるので、自分の事をし、

それからゆっくりと時間が流れ、時刻は夜8時を回っていた。

私が居間でゆっくりしていると真輔が酒を片手にこっちに来て、座ってきた。

少し、酒を呑んだ後なのか、酒の匂いがし、私は真輔に言った。

「もー。そんなにお酒呑んじゃっていいのー?」

すると、真輔は大丈夫だよ。と答え、酒を開け、豪快に呑んだ

それから1時間ぐらいしただろうか、テーブルの上には数々のお酒の空き缶、空き瓶が散乱していた。

美月がのんびりしていると、だいぶ出来上がっている真輔が肩に圧し掛かってきた。

「真輔。重いよー。」と美月が言うものの真輔は聞いておらず、美月に過度のスキンシップを

し始め。さらには美月が羽織っていたシャツを脱がし、体を触ってきた。

真輔は我慢が出来なくなり、美月の耳の傍でこう囁いた。

「美月・・。俺もう。」

それを聞いた。美月は真輔の意図を感じ、朝方まで夜を共にした。


こうして、当たり前の、ごく普通の平凡の日常生活が送られているのも。

無事真輔が戻ってきたから、実現できたことなのだ。

日々、この事実を噛み締め、生活をしている。

私達は一種の大通りを全力疾走しながら走っているのかもしれない。

しかし、そのことにより、この平凡な生活が送られているのならばいいのかもしれない。

だが、忘れてはいけない。同じ過ちは繰り返してはならない。前兆に気づき、早く対処をし

教訓を生かし、後世にこの事実、事柄を教えるのだ。


「真輔ー!。退院おめでと。」と言ったのは美月だった。

俺は「ありがと」と言い、手をつなぎながら歩くと目の前から

「お兄ちゃん!お兄ちゃん!」と連呼しながら走っている奈緒が見えた。俺は軽く

奈緒に注意し、自宅に戻った。そして、求めていた平凡な生活を送ることが出来たのだ。


全力疾走。END


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