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【第十九章完結】スライムは最強たる可能性を秘めている~2回目の人生、ちゃんとスライムと向き合います~  作者: 犬型大
第六章

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閑話・女子会?2

「お昼はまずお魚にしましょう!」


 フィオスにあげるつもりだけど自分たちでも食べる。

 使用人に食材を渡してお魚を料理するようにお願いする。


「でもさー、フィオスってほんと不思議だよね」


「そうですね。


 話に聞くことも少ないけどこんなに分かる魔物だとは知らなかったです」


 ウルシュナと2人でベッドに腰掛けてフィオスをつつく。

 指先がプニプニして気持ちがいい。


 スライムは弱いことでは有名だけど魔物そのものとして有名かというと疑問がある。

 弱いから話に聞くだけであってスライムについてはよく分かっていないし冒険者になったり外に出たとしても戦う魔物ではないので習うことも少ない。


 だからスライムという存在は知っているけどそれ以上のことはあんまり知らない。

 薄く青い体を持っているけどそれだけで頭や顔はなくて表情は読み取ることができない。


 そもそも知恵もない魔物だとも言われているので感情というものがあるかも怪しいと思われていた。

 だけどフィオスは違う。


 フィオスには感情がある。

 ある程度ものも考えていると思われる。


 通常の魔物ほど分かるものじゃないけどよく観察すると感情っぽいものを表現している。

 主に飛び跳ねていたり震えているだけだけどそれが何かしらの感情によるものだとジとの関わりを見ていれば理解できた。


「お嬢様、お料理お持ちいたしました」


「ありがとう」


 メイドさんがカートに乗せて料理を運んできた。

 それも一皿ではなく別々の調理がされたものがいくつもある。


「テーブルの上にお並べしてもよろしいですか?」


「うん、お願い」


 料理がテーブルの上に並べられる。

 思いの外種類が多い。


 結構色々と魚も種類を買ってきたみたいだ。


「なんか……ちょっとワクワクすんね!」


「確かに、これだけ色々あると楽しいですね!」


 テーブルに並べられたさまざまな料理を見ると何を食べていくのか迷うがそれがまた面白く感じられてきた。

 どう食べてもどれだけ食べてもいい。


 貴族のお嬢様が普段絶対にやらない食べ方。

 楽しくなってきた。


「いただきまーす」


「いただきます」


 リンデランとウルシュナは思い思いに料理を食べ始める。

 ウルシュナも肉が好みだけど魚が嫌いなわけじゃない。


「うんまい!」


「ん、おいひいです!」


 色々な魚を持ってこられて挑戦されているような気もした料理長は腕によりをかけた。

 別々の料理を口にした2人は料理のおいしさに頬に手を当てた。


「あっ、そうですね」


 ポヨンとフィオスがリンデランの膝に乗る。

 それが何を示しているのかリンデランはサッと理解した。


 ナイフを手に取ってシンプルに焼いたお魚を大きめにカットする。

 フォークで魚を刺してフィオスに差し出す。


 フィオスがニュッと体を伸ばして魚を包み込む。

 スルリとフォークの先から魚が抜けてフィオスの体の中に取り込まれる。


 ちょっとクルクルと体の中で魚を回す。

 フィオスが魚を食べるか2人は固唾を飲んで見守る。


「おっ、早いな」


「お気に召された……ということでしょうか?」


 ジワっと溶け出した魚は瞬く間に溶けてしまった。

 野菜の時よりも溶けるのが早い。


 それを2人は野菜よりも魚の方を気に入ったからだと理解した。


「これも食ってみ」


「次はこっちです」


 そして始まるみんなのお気に入りはなんだ大会。

 リンデランは割とあっさり目なものが好きでウルシュナは脂がしっかり乗った魚が良い。


 色々食べさせてみた結果ではフィオスは濃いめの味付けのものがいいみたいだ。


「うーんフィオスどれが好きだ?」


 それでも魚は全体的に野菜よりも好きなようであって早いやつがいくつかあった。

 どれがその中で好みなのかは見ていても判別できない。


 ウルシュナはお皿を綺麗に並べてテーブルの上にフィオスを置いた。

 1番好みのものをフィオスに直接教えてもらおうと考えたのである。


「おっと、それか?」


 フィオスは魚をバターで炒めたものを甘辛く味付けした魚料理の皿に覆いかぶさった。

 そしてそのまま料理を溶かして食べる。


 見事に食器は溶かさず料理部分だけを食べてお皿がピカピカにやる。


「綺麗なもんだな」


 汚れ1つなくなった皿。


「私たちはお腹いっぱいなのでまだ食べられるなら食べても良いですよ」


 しかし物足りないのかフィオスは他の皿にもそっーと体を伸ばしていた。

 リンデランが笑って許可を出すとフィオスは次々とお皿に覆いかぶさって料理を食べていく。


「あれだな、好きなものは取っとく派だな」


 好みっぽい料理は後回しにして料理を食べていくフィオス。

 お皿が綺麗になっていき、そして最後に気に入っていた料理を食べる。


「やっぱりある程度考えていて好みにも差があるみたいですね」


「少しデカくなったかフィオス?」


「ちょっと大きくなってますね」


 結構あった料理をフィオスは全部平らげてしまった。

 その結果フィオスはちょっとだけ大きくなっていた。


「んで甘いもんは?」


「んー、お腹いっぱいなのでもうちょっと休んでからにしません?」


「そうだな。


 せっかくなら楽しみたいしな」


「……そうだ!」


「なんだ?」


「良いこと思いつきました!」


 ーーーーー

最後まで読んでいただきましてありがとうございます!


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頂けた分だけ作品で返せるように努力して頑張りたいと思います。


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