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19話 新宿本部 配属

「君が小原 蓮だね? 本部署長の今川 純一郎だ。よろしく。」


「よ、よろしくお願いします。」


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今川(いまがわ) 純一郎(じゅんいちろう) 32歳 A型

新宿警察署エージェント部署 署長

183cm 75キロ 出身 東京都港区

2年前に歴代エージェント犯罪件数処理の記録を大幅に更新。その名誉を(たた)えられ署長に就任。

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金子(かねこ) 亮平(りょうへい) 35歳 B型

新宿警察署エージェント部署 総合格闘部隊(そうごうかくとうぶたい) 隊長

180cm 73キロ 出身 東京都豊島区

本部エージェントの中でも1番の呑気(のんき)さ。だが、実力は(けた)外れの為、総合格闘部隊の隊長に就任。

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掛橋(かけはし) 刀和(とうわ) 34歳 A型

新宿警察署エージェント部署 警剣部隊(けいけんぶたい) 隊長

177cm 67キロ 出身 神奈川県横須賀市

努力の賜物(たまもの)。入隊時は才能は無かったものの、努力を惜しまず28歳の若さで警剣部隊の隊長に就任。

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上田(うえだ) 瑛斗(えいと) 33歳 O型

新宿警察署エージェント部署 エスパー部隊 隊長

170cm 60キロ 出身 群馬県高崎市

歴代エスパーエージェントの中でもずば抜けたエスパー能力者。ゴーグルがトレードマークの隊長。

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花川(はなかわ) 火朱美(かすみ) 30歳 A型

新宿警察署エージェント部署 特殊格闘部隊(とくしゅかくとうぶたい) 隊長

173cm 56キロ 出身 千葉県千葉市

女性エージェントが隊長格に就任するのは異例中の異例で、今川さんが署長になった事で隊長に就任した。

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岩田(いわた) 鉄郎(てつろう) 36歳 B型

新宿警察署エージェント部署 特別守護部隊(とくべつしゅごぶたい) 隊長

203cm 110キロ 出身 山形県鶴岡市

エージェント界では知らない人はいない程の怪力の持ち主。その体格から特別守護部隊の隊長を任された。

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「ここに守護警部5人を呼んだのには意味があるんだ。

先日のNo.2及び登坂の事件についてだ。相手の狙いは小原の金のアルファマインド。それは5人の耳にも入っていると思う。小原のアルファマインドが相手の手に渡れば危ないからな。5人にはそれを頭に入れて置いてほしい。」


「はい。小原は総合格闘部隊なので、基本的には隊長である私が預かりたいと思います。」


さっきの金子さんとは違い、目付きから何まで全く違う別人の様だった。


「うん。金子に任せておけば安心だな。何かあったら他の4部隊もよろしく頼むな。」


「はい。」


「そして小原。」


「あ、はい!」


「君は守られているだけでなくて自分で自分を守れるだけの力を付けなければならない。ここの部署には演習場もあるから自分を高めるのも必要だぞ?」


「はい。分かりました。」


そして守護警部5人と俺は署長室を後にした。


「じゃあ金子、よろしくな。」


岩田さんがそう言うと、金子さん以外の4人の守護警部は各々部署に戻った。すると金子さんが……


「ぷはぁーー! めっっちゃ緊張した! なんで署長室ってこんなに緊張するんだろうな! 俺、絶対署長になりたくないなぁ〜。」


『いや、金子さんは性格的に署長にはなれないかと…』


「それじゃあとりあえず今日は部屋に戻れ。

明日からは演習場で特訓だ! 気合い入れてけよ!」


「あ、はい〜。」


金子さんが凄い人なのは分かっているけどやっぱり呑気ってイメージが取れない。

部屋に戻ると山ちゃんがいた。


「蓮! 今川署長、どうだった?」


「もう他の人と違うっていうか、オーラが違うっていういうか……。守護警部の5人もいたんだけど、守護警部も凄かったな! 威圧感が凄かった!」


「本部にいると色んな事を学べるし色んな事を吸収出来る。ここはいい所だよ。」


「明日からは金子さんと特訓しなきゃいけないんだ。」


「隊長が直々に見てくれるなんて凄いじゃないか! 俺も頑張らなくちゃな!」


俺はこの時、山ちゃんはここで成長する為のライバルと勝手に決めていた。アルファマインドをもっているし、俺より上手く使える。それと同時に山ちゃんと一緒にこの新宿警察署エージェント部署をより良いものにしていきたいと思った。

翌日、俺は演習場に向かった。


「おはようございます!」


「おはよ~うふぁああ。」


金子さんは大あくびをした。


「よし、小原は俺の部下だからちゃんと教えないとなぁ~。」


何を教えてもらえるか楽しみな半面、ちゃんと教えてもらえるか心配だった。


「よぉうし、今日は性質についてだなぁ〜。」


「性質ですか? それはもう1年目の寮で教わったんですけど……」


「それは初歩的なものだけだな。眠いから簡単に説明するぞ。性質は段階を分けて進化していくんだ。

ただしそれはめちゃくちゃ難しいんだなぁこれが。

まず1つは性質進化だ。性質進化は今持っている性質の応用版……って言っても、見た方が早いか。ちなみに俺は特異体質で、力を伝える能力を持っている。」


すると金子さんは近くにあった岩を軽く殴った。

すると岩全体に亀裂が入った。


「今のパンチでこんなに亀裂が入るんですか!?」


「これは俺の持っている元々の能力なんだが、能力進化はこんな感じだ。」


金子さんは違う岩をまた軽く殴った。

『ドーーン!』

岩が粉々になってしまった。


「うわっ! スゲー!」


「んまぁこんな感じだ。イメージは攻撃に攻撃を上乗せするという感じだ。ん? 10+10=20 ではなくて 10×10=100 になる感じ? んまぁなんでもいいや。自分の思うがままやってくれ。」


「あまり想像つきませんがやってみます……」


「あ、それともう1つ上の段階の性質覚醒というのがある。」


「性質覚醒!?」


「そうだ。これは流石に無理だ。俺もどうやっていいか分かんないからな。」


「いや分かんないんかい!」


「性質覚醒はその性質の次元を超えた性質で、本来では信じ難い様な能力が発揮できる。んまぁ、使えるもんなら使いたいけどなぁ。」


「とりあえず性質進化に挑戦してみます。」


俺はその日から自分の持っている風の性質を何度も繰り返し放った。どうやってもそのイメージにはたどり着けない。むやみに放っても感じさえ掴めない。

そして数日が経っていた。


「小原、今日もやってんのか?」


「ハァハァ、はい! ハァハァ……」


「あんまり無理すんなよ。あ、そうだ、性質は使えば使う程、もちろん体力は消耗される。だから戦いでの長期戦は避けた方がいい。性質の攻撃をずっと出し続けると身体が動けなくなる。そこを付け込まれて死んだ奴だっているからな。これだけは気おつけてくれよな。」


「アドバイスありがとうございます!」


確かにここ数日で、連続で風の性質の攻撃を出しているわけではないが、身体が動けなくなってきているのは実感できていた。あまりにイメージが()かなかった為、山ちゃんに相談することにした。


「山ちゃん、性質進化って知っているか?」


「あぁ、知ってるよ。俺も結構練習するんだけど、最近コツが掴めてきたところなんだ。」


「コツ、教えてくれないか?」


「いいよ! とりあえず演習場へ行こう!」


俺と山ちゃんは演習場へ向かった。


「イメージは、俺は氷を使うから氷を手から出したとする。だがその手から通常より2倍の量の氷出すって感じかな。あ、蓮で言うと大風伝波(だいふうでんは)みたいな感覚よ!」


「なるほどね!」


俺は大風伝波を繰り出した。だが少し違う。それが肌で感じることが出来た。


「山ちゃん、なんか違う気がする。」


「多分、大風伝波はただの風伝波を大きくしただけって事じゃないか? もし大風伝波の中に普通の風伝波があったら? 威力は足し算ではなく掛け算になる。」


「え、でも待って、それってめちゃくちゃ難しくないか?」


「だから皆困ってるんだろ? でも、強いエージェントはそれをやってのけてるんだ。ましてや敵だって。

特に蓮は必ず成功させないといけないね。狙われてる身なんだし。」


「こりゃあ長くなりそうだなぁ。」


こうして俺の過酷な性質進化をさせる為の特訓が続いていった。そしてそれはまるでゴールの見えないレースを走っているみたいだった。

特別守護部隊(とくべつしゅごぶたい)

・・・特別守護部隊とは、主に部署本部を守る為に作られた組織で、42年前に元No.2に本部を奇襲された事がきっかけでできた部隊。特別守護部隊は各本部にしか配置されていない為、特別守護部隊に入隊できるだけで、実は凄い事なのだ。

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