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作り愛スピリット  作者: まい
拠点を確保する
9/13

現地?人?との邂逅(かいこう)

 ついに主人公の精霊・シオンが(勝手に)住む家へ、訪問する者が現れる!

 1年目 4月21日 芽吹きの日



「さて、護衛の皆さん。 今日はお休みになさって構いませんよ」


 その日の村へ、肉体的には特徴らしい特徴を持たない行商人が到着する。


 村へは大体で月に1・2回程度やって来る。


 彼は村を含めて何ヶ所も巡り、売買を繰り返す事を生業(なりわい)とする者。


 商人としてはまだまだ弱く、扱える品は荷馬車1台。 数を増やすには、財布が心許ない。


 それでも持ち前の誠実さと、他の行商人の誰もが金にならないと断じて放り投げたルートで、商売を続けられる商才を持った人間(ヒューマン)種の人物。



 それと共に護衛として雇われている、同じく人間種の3人組も村へ足を踏み入れた。


 片手剣と盾で武装した若者、暗い色のフード付きローブを身に付けた男性、先折れ三角帽子にローブと杖と言ういかにも魔法使いですよと全身で主張する若い女性。


 彼らを順にA・B・Cとそれぞれ仮称しよう。


 彼ら彼女らはとある村で、ヤンチャ坊主として名の知られた3人組。 村での野良仕事は合わないと飛び出し、色々有ってこの商人の護衛をずっとしている。


 そいつらは商人からの自由行動許可を得て、思い思いに行動を始めた。



~~~~~~



 ここはクリエイ村。 自由時間と言えど良い(とし)の人間では、遊べる所は無い。 そして今は護衛で歩き詰めだったので疲れている。


 だからせめてBは静かな所で休憩したくて、3月末頃に来た時も使った、村はずれにあるボロ小屋を思い出した。


 ボロ小屋とその先に広がる荒れ地。


 あの荒れ具合が良いのだ。 幼い頃の冒険心を掻き立て、体を休めながら心の活力が湧いてくる。

 そこで贅沢(ぜいたく)な携帯食であり、豪華なおやつにもなるドライフルーツをチョイチョイつまむのが、なぜだか好きなのだ。



 この時代でフルーツは貴重な甘味。 こっそり誰にも見られない場所で、こうやってつまむなんて悪ガキのイタズラにも見える。


 心の平穏は尊いものだが、若い身空(みそら)ではドキドキワクワクする事と共にある方が、休憩にしてもむしろ良い方向となるのだ。


 少なくともこのBは、だが。




 記憶を頼りにボロ小屋を目指したが、そこには目当ての小屋は無かった。


 その事にBが驚愕(きょうがく)する。


 いや、この描写では勘違いされるので訂正しよう。


 それが消え、代わりに()()()()()()が建っていた。



 ここは村人があまり寄り付かない。


 正確には村にとって歓迎できない客を泊めるのに使う程度で、隔離施設みたいな扱われ方をしている小屋()()()からだ。


 そしてそれすらも(すた)れ、放棄されていたボロ小屋。


 であったのに、これはどうだ?


 丸太組みの、家族で住めそうな住宅。 しかも明らかな新築。


 更にこの時代では高価な品を代表するひとつである、ガラスが使われた窓がいくつもはめられている。


 こんなのが1ヶ月足らずで建ったなど、どうして信じられようか。


 Bは護衛の中で斥候(せっこう)役を受け持っている。


 いつも危険な役割で、危機を探り、時には単独でその危機を排除する。


 役割上、こんな不可解な状況は納得できない。


 少なくとも危機の有無を判定せねば、職業上落ち着かない。


 よって彼は、家とその周辺に何が有ったのか、見て回ることに決めたのだ。



~~~~~~



 安易に家へ飛び込むのは不味い。 そう判断して、まずは回り込んでみた。 ガラス窓越しに、住人から発見されるのも怖いし。


 回り込むとそこには、あの荒れ地なぞどこにも無かった。


 己の好きだった光景が無くなったと(なげ)けば良いのか、ここまで変わった不思議を探求するワクワクを楽しめば良いのか。


 Bの葛藤(かっとう)は、この際いい。


 視界に広がるのは、とてもとても広い(さく)に囲まれてはいるが、色彩豊かで圧倒的な生命力(あふ)れる力強い緑。


 それに口や鼻へ無理矢理入り込んでくる、やたらと清浄(せいじょう)な空気。


 まるで聖域に居ると勘違いしてしまいそうなほど、チリ・ホコリさえ浄化されそうに暴力的なまでの神聖さ。


 荒れ地が有った名残(なごり)など、中央の泉で縦に置かれた大きな石だけ。


 いや、その石でさえ変化がおき、なぜか石の天辺から水が流れ出して、泉が出来ている。



 一緒に村を飛び出した3人の中では言葉少ないが、目や表情で良く伝わると言われた身だ。 嬉しそうに口を開け、お目目をキラキラさせた姿から何をしたいのかは簡単に察せる。


 この謎に飛び込むと決めたBだが、無鉄砲で良かった頃とは違う。 経験から慎重に動く事を学んでいる。


 まず安全か確認。 この変化を誰が起こしたのか、何が起きたのか。


 人が原因ならどんな手段を使ったのか訊ねる。


 人ならざるものがやったなら、悪意や害意の有無を確認。 会話が出来るものなら目的も。


 こんな不思議と出会ったのだ。 こんな面白い事と遭遇したのだ。 出来るだけ深く深く関わりたい。


 荒れ狂う好奇心を経験や警戒心でおさえつけて慎重に、まずは畑へと近付く。




 柵を乗り越え見て回った感じでは、人の気配は無い。


 そして見回った感じでは、元荒れ地は柵の内側で5つに別れていると感じる。


 家と物置小屋を除き、畑・木々・何かの小屋・空白・牧草地帯。

 中央の泉から伸びる小川からもそう見られる。


 尚、木々や畑は凄かった。


 まず木々だが、村に近い森で摂れる、食べられる実が()る果樹をほぼ網羅(もうら)。 それ以外の木は全てが木材として有用な物が植わっていた。


 フルーツが生る木に食べ頃なフルーツはまだ生っておらず、そこをBはとても残念がる。


 まだまだ若木(わかぎ)で木材にできないし、実がいくら生っても食用になるかわからないが、それでもここまで育つなど常識の埒外(らちがい)である。


 畑の方は葉野菜・根菜・薬草(ハーブ)・香草・特別な植物、そして雑草と言われる物ばかり。 それぞれがそれぞれ、良くわからないが法則を持って植わっていた。


 こんな計画的に大きく分けられた空間が有って、人の気配が無いなど信じられない。


 あんな立派な家を建てておいて、家主はどこへ行ったのだろうか? と(いぶか)しむが、ここまでくると超常的な何かである可能性も強まる。


 恐らくこの変化を知っていれば、村民など黙っていないだろう。 気付いていればすぐにでも接触して、村の益となるよう交渉するだろうから。


 村に入った人間がいて、勝手に住み着いた訳では無いだろう。 村は余所者(よそもの)に厳しい。 狭い世間で知らない人間に気付かない訳がないのだから。



 だから、だ。 超常のものが勝手に住み着いて、好きな様に改造しているだろうとの予想に傾く。


 ならば多少畑の物を持ち出しても、構わないだろう。 そう判断した。 判断してしまった。


 なぜなら、空気がそうさせる。


 例えるならアレだ、誰の足跡もついていない新しい雪に、跡を残してやりたくなるあの感じ。


 それに当てられたのだろうか? Bの警戒心はいつの間にか、ずいぶん薄れていた。


 そんな油断しきった状態で、どこか背徳感にも似た行為を求め、彼は畑のとある場所へ足を動かす。




 たどり着いたのは、泉にも程近い畑のとある場所。


 そこに採取道具を構えながら、腰を落とす。


 この場所に有ったのは魔法薬にも使われる、薬効が強い薬草。


 しかもそれだけでは無く、香りを()ぐとどこかシャッキリした気になる特別製。


 これは噂に聞く、魔力の(こも)った薬草。


 傷薬としての薬効だけでなく、使った魔力を戻せる効果も見込める、特殊で特別な薬草である。


 発見されるのは(まれ)で、特別魔力の濃い(すなわち強大な魔物も沢山いる)土地でしか見付からない代物。


 疑似(ぎじ)的な代替品も無くは無いが、やはり本物と比べてどうしても質は落ちる。


 こんなのを価値の判る者へ売りつけてやれば、ひと季節位暮らせる金になる。


 そんなのがこの辺で何十株と植わっているのだ。


 だったら2・3株は採っても、誰も気付くまい。 もしここを守護するなにものかが居たとしても、咎められずに済むだろう。



 なんと自分はツいているのだろうかと、自身の幸運に酔って採取をしていると、不意に何かが頭にぶつかった。


 あわてて原因を探ろうと周囲を見渡すと、家や物置小屋以外に有った石を積み上げて造った小屋の入り口に、それは有った。


 平たい(つた)編みのザルに載せられた、山盛りの小石。


 そしてその近くで沢山浮遊する、今にも飛んできそうな小石達。


 この瞬間、やはりこの地は特別ななにかが住まう地。 聖域ともとれる場所から物を奪うな、これは警告だ。 そうBは悟った。


 このままこの地に居れば、間違いなく罰が下る。 それは不味い。


 退散を決めた彼は、聖域へ踏み入ったせめてもの詫びとして自身が持つ最高額の消耗品、ミックスドライフルーツを袋のまま置き、急ぎ走り去った。



~~~~~~



「よし! ポルターガイスト作戦が成功して、畑荒らしを追い払えた!」


 使ったザルを小石ごと【職人の(ふところ)】に仕舞いながら叫ぶ幼女。


 あの彼の内心など(つゆ)程も知らず、ただただ盗人に対処出来たと喜んでいる、生産に特化した女児型のクリエイト精霊。


「なんかヒトの気配がしたから、鍛冶小屋に隠れて様子を見てたけど」


 人間種は基本精霊が見えない。


「損害らしい損害が無くて何よりだ!」


 それを利用して追い払おうとした目論見(もくろみ)が上手く当たり、本人が肉体を持たず地に足を着けていないと言う意味も合わせて、2つの意味でとても受かれている。


「もしアレで帰らなかったら、次は失敗黒コゲ料理(ダークマター)アタックになっていたな」


 ……料理する環境が整ったのは良いが、そうなったら次は【料理】技能を伸ばしたくなって、ニガニガ野菜地獄からダークマター地獄へとお引っ越しした模様。


 しかも料理研究の結果ニガニガ野菜を素材としてダークマターを生産した場合、壊滅的な味と反比例して、技能経験値がマシマシになる事が判明して大いに絶望した。 でもそれを食べ続けている。


 早く美味い物を食べたいとか言っていたのに、まったく難儀(なんぎ)な性格である。



「去ったのは良いけど、何を置いていったんだ?」


 ひとしきり喜んで落ち着いたのか、逃げた人間種がとった最後の行動が気になったのだ。


 ふよふよと隙だらけな様子で目標物めがけて側まで来てみれば、そこに落ちていたのは皮で出来た袋。


「中身は……ドライフルーツの詰め合わせか」


 口調は神妙だが、表情は明らかに違う。 アホほどニヨニヨして、嬉しいのが隠せていない。

 彼女の特徴であるタクアン眉毛なぞ、まるで毛虫が如くはい回っている様にビョンビョン動く。


「【職人の眼】で細かく鑑定すれば、発芽する種が残っているかも知れない。 この辺では採れない果物もあるし、ダメ元で植えてみようかねっ」


 最後の語尾を微妙に跳ねさせ、機嫌の良さをよく表しながら、精霊は木々が植わっている区画へ飛んでいく。


「しっかし、中央に置いた石は3つ付与出来る高品質な石だと知って、やってみたらとんでもない物が出来たのには焦ったなぁ」



名称:美しい巨石→魔法の石清水(いわしみず)

耐久:10431/10432(いわしみず)

付与:魔力吸収(中)+水属性(中)=自動給水器+浄化(小)=(セイント)・お(みず)

解説:付与により清らかな魔力を含んだ水を生産し続ける、特殊な巨石となった。 その姿は四角柱で、天辺より水が湧き出す、神秘の巨石。

   決してネオアームストロング(略)では無い。



 解説の最後の部分は余計だとは思うが、付与した当人さえそれはそれは驚く結果となった。


「コレを畑や果樹園を通る様に上手く灌漑(かんがい)してやったら、ほとんど水撒き要らずになって農業が楽になった。 良い物造ったなぁ、俺」


 相変わらずの独り言を供にして、種を蒔く場所を吟味する。


「しかも魔力水で成長するものだから、全部勝手に魔法の植物となってくれてすげー楽」


 吟味し続ける。


「でもアレ、ゲームの図鑑に無かった組み合わせと生産物だよな? さすが現実、今後余裕が出来たら図鑑に無い物を作ってみるのも、有りかな?」


 吟味は横滑りして、違う物を吟味し始めた。



~~~~~~



 場所は変わって、村の薬臭いとある家。


「どこで手に入れたんだい、こんなドえらい代物を」


 静かに、だが厳しい語気で、先ほど精霊の家から逃げ出したBが問い質されていた。


「これはこんな所にあっちゃいけない物だよ? それを金が欲しいからって持ち込まれても、こっちにゃまるで扱えないバケモノさね」


 問い質す老女は、クリエイ村にて顔役を張る、村唯一の薬屋。


 その店主であるエルフ種のオババ様。 本当の名前も有るが、村長にすら勝てる発言力から、皆口を揃えてオババ様と呼ぶので定着してしまった。


 本当は可愛い名前が有るそうだが「ババアになってまで、あの名前は呼ばれたか無いね」と突っぱね、誰も本名を知らない。


「は? 村はずれのボロ小屋が建て替えられて、聖域になっていた? しかもそこから()ったってか? 真偽(しんぎ)はともかく、アンタはバカかい。 聖域と感じた場所に手を出すなんて」


 追及から説教に変わっても、エルフ老女の言葉は続く。


 ちなみに「真偽はともかく」とか言っているが、エルフの目にはハッキリと強い精霊の名残が見えているので、疑ってはいない。


「アンタが初めてこの村に行商人の坊主と来た時、怪我してて治療する際に言ったね? 分不相応な物に手を出すのは命を捨てるものだって、忘れたとは言わせないよ?」


 続く。


「初めの時だけじゃない、村のガキ共を面倒みてくれた時にも、ガキの無茶を見逃してケガさせたね?」


 ケガをさせたと言っても、大ケガはさせてない。 重要なのは、なぜケガさせたか。


 実態は危険なケモノから子供を逃がそうとして、コケたケガである。 で、当人はケモノと戦い、子供より大きなケガをした。


 もちろんオババ様には悪気が無い。 ケガをさせたくないから親切心でのお説教。 それがBにも解っているから、強く出られない。


 行商人とその護衛もほぼ村民として認められているため、オババ様にとっては我が子や孫同然。 だからついつい暑くなる。


「こないだって、アタシらに美味しい肉をーって獲ってきてくれたのは嬉しかったよ? でもアンタらじゃあ、まだ危険な獲物だったろう? それはダメだ」




 …………Bを正座させたまま、愛情たっぷりの説教は朝まで続く!!!

 ガラス用の砂、どこで入手した?

 そこらの石を砕いて生産した“記号的”な砂で、作りました。 ビバ! ガバガバゲームシステム!!



 聖・お水付与コンボとそれで変化した巨石は、図鑑に新規登録されました。


 ちなみに某薬草。


名称:魔力の籠った良い薬草

付与:無し

解説:魔力をとり込んで育った結果、魔力の回復にまで効果を持つようになった薬効の強い薬草。 の中でも、取り分け薬効が良い特別スペッシャルな薬草。

   これの生えている土地は大抵危険で、価値は極めて高い。


 それとオババ様、扱えないとかBには言ったけど、普通に扱えます。

 扱えるけど、やってしまうと面倒事(入手先をしつこく訊かれるとか、材料あるからもっと作れとか)にしかならないから、その辺隠してます。



少しの間、シオンのステータスをこちらで。

(前話と今話での変動表示)


シオン・クロプダ

クリエイト精霊・女性型


装備 :初期衣装

装飾品:なし


ステータス


【職人の体つき】:101→172(主要因 肉体労働)

【職人の魂】  :92→150(生産するよろこび)

【職人の知識】 :60→87(試行錯誤)

【職人の眼】  :74→119(未知の発見)

【職人の腕】  :89→161(肉体労働)

【職人の指先】 :63→94(丁寧な大工作業)

【職人のふところ】 :201→348(最低限の生産環境が整った余裕)


 ステータスの具体的な意味は上から順に、

 スタミナ・MP・知性・鑑定力・腕力・器用さ・収納可能アイテム枠数

 初期値はオール10(懐だけ100)だが、種族ボーナスで全てにプラス10。


 現在のカンストは300(懐は999)



技能


【農業】   :100(カンスト)

【布・皮革】 :5

【酪農】   :5

【鍛治】   :9→35(鉄打ち放題でトリップ!)

【調合・調薬】:7→16(胃薬……ダークマターキツい)

【料理】   :31→74(美味いの作るためにダークマター量産じゃー(吐血))

【木工】   :12→52(森の木伐採して大工作業、しちゃいました)

【錬金術】  :42→68(んほー! 付与楽しいのぉーー!)

【装飾加工】 :9→44(芸術品製作ダークマターと木の端材で経験値大量取得)


 技能のカンストは現在100

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― 新着の感想 ―
[良い点] 文章力が高く、ヤジを飛ばしてくれる地の文が良いアクセントになっていると思います。 設定もすごく細かく出来ていて、これをちゃんとまとめて活かしきるにはかなりの構成力が必要でしょう。 [気に…
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