事の発端はうっかりから?
ぁーネタがそろそろやばいんですね^^;どうしましょう
さて問題です。
何時間経ったでしょうか。
答えてください。
………まぁ正直に言うともう何時間経ったかもわかんないんだね。
とりあえず視界が不安定なところから夜と見て間違いはないだろう。
ちなみに言うとボクは既に右手の感覚がなくなってるんだけどさ。
何があったかなんて聞かれて答えられるものか…。
ちなみにその犯人は今疲労か何かでお休み中。
とりあえず起こさない。
訂正、起こしたくない。
仰向けになっているボクの視界にはいっている天井。
白いコンクリート、少しはがれているところもある。
ちなみに蛍光灯は割れて点かない。
まったく……自然災害もとんだ置き土産をぉ……。
……。
まだ少し明るいのか。
蛍光灯がついていないにも関わらずボクには周りが見えている。
月が見えていないこともありおそらくは超能力だろう。
………。
さて、そんな冗談はさておき。
ぐぅぅ〜〜〜〜
「……はぁ」
意味のないため息。
とりあえずあんな冗談はさておきお腹が空いたね。
まぁ当然だよぅ。
だって昨日の昼食から何も食べてないんだから。
とりあえず人間は何も食べなくても3日は大丈夫だけれど…。
どっちかっていると生きることより食欲を満たすことのほうが重要な気が。
「…いかんいかん」
頭をぶるると振った。
別に真逆なまでに間違っているワケじゃない。
でも食欲と空腹はボクの中では少しだけ違うと思ってる。
『デザートは別腹』みたいな感じにね。
まぁそんなくだらない話よりも……。
何もしないよりも話し相手がいたほうがまだ楽しい。
というかるっちゃん何時間寝てるんだよ。
いい加減起こさないとこの人は餓死する前に睡死してしまう。
「るっちゃーん、起きてー朝……じゃないけど起きてー」
「ん〜〜…」
るっちゃん椅子に座りながら机に顔をしずめている。
そのため実際に寝ているのか起きているのか皆目検討がつかない。
とりあえず反応から見て寝ていると判断してもいいだろう。
立ち上がったボクは早速るっちゃんの肩をゆさぶってみた。
「るっちゃん、るっちゃんってばっ」
「ん〜〜…!」
そんな唸りとともにゆっくりと手が動き出す。
そして、ボクの手の甲を……。
「痛だだだだだだだっ!」
るっちゃんは無意識下においてもSの心を忘れない。
いや、ただ単に寝ぼけているかもしれないけれど。
そんなことは今は…いぃっ。
「痛いって!聞いてる!?」
「ん〜〜!」
「………るっちゃん?」
「んーー!!」
「あのさ…!」
「……………」
つねりパワーが上がった…え?何で無意識下で力が増すの?
………………ってやつ?
「ねえ?!起きてる?起きてるよね?起きてるでしょ?」
るっちゃんは回転椅子をクルリと回転させて
「…………てい!!」
とボクのでこ目掛けてデコピン。
「ぅ…」と小さい声を上げてよろめくボク。
なかなかの痛みだよコレは。
フラフラしつつもなんとか体勢をととのえた。
「いきなりデコピンなんて」
「いきなり起こすなんて」
るっちゃんが声帯模写をしてボクの声で言う。
でも十八番技というワケでもなくさほどうまくなかった。
「大体せっかく人が気持ちよく寝てるっていうのに…ミヤは」
「だってもうるっちゃん6時間以上寝てるんだよ?」
「あ?え?あ?あー?そぅ?ふぅん。へぇ。………」
「それにこれ以上寝ると……体に悪いかなぁ…と」
「…それ…どういう意味なんだい?宮戸クン?」
口がとがってる口がとがってるって!
「あえ…?あーーーそーーーだーねーーーー……」
どこまで時間稼ぎができるのだろうか。
ごまかすことは無理。
だけど、ためらうことはしたい。
駆け引きの授業でも始めようか。
「それはね?体格が―――――」
この後のボクの記憶は、ありえないこどキレイさっぱり、なくなっていた。