〜第1章1部"大公爵家"〜 臣下との顔合わせ
まずは一つ目〜
書いてて思い出したけど今日は天皇陛下の即位礼正殿の儀だった……皆さんがどう思っているかはわかりませんが、自分は見てて本当に感動しました。何様なんだという話ですが、陛下には無理をしないで頑張っていただきたいです。
……陛下らの御前からさがり、貴族との挨拶回りを終えて帝都の屋敷で休み、やっとシュバルツ大公爵領にもどってきた。異常に疲れた気がする、、屋敷に戻って一日しっかりと休養をとったら父さんから呼び出された。父の書室に行くとそこには父さんを含めて四人の男がいた。
「あぁシゲン、来たか。お前ももう五歳となって貴族世界に入った。だからこれからはシュバルツ大公爵領の嫡男として、しっかり教育をつけようと思って指導をここにいる三人に任せた。左から私の弟でもあり、軍指揮官として活躍する"アルノルド・シュバルツ"、このシュバルツ領の家宰としていつも敏腕をふるう"タクト・シュターデン"そのタクトの補佐役を務め、内政官を務める"ハーバー・トライライト"以上の三人だ。皆この大公爵家を支える優秀な人材だ、よく学ぶんだぞ」
父に似ても似つかない、まるで熊のような男が喋りかけてきた。
「がははは、今兄者が言ったようにこの大公爵家で指揮官として働く"アルノルド"というんだ。お前の叔父になるな、シゲンには武芸と戦の仕方を教えよう」
「はい、こちらこそよろしくお願いします」
……父さんの弟と聞いたんだが、似ても似つかないな、豪快な笑い声だしこれこそ[猛将]ていう感じがする。
「次は私ですね、家宰を務める"タクト・シュターデン"です。シゲン様にはこのジェネシア帝国を初めとした国家情勢、また国内について教えさせていただき、そして大公爵にふさわしいマナーも学んでもらいます」
黒髪緑眼で穏やかな雰囲気を醸し出している。一見気の弱そうに見えるけど[家宰]てことは一筋縄ではいかないんだろうな、まだ国内外というか世界について詳しくは知らないから楽しみだな、、、まあマナー教室はご遠慮願いたいけど。
「本当は内政についても私が教えたかったのですが、
残念ながら時間が合わなくなったのでここにいる"ハーバー・トライライト"に頼ませていただきました」
そう頭を下げて二人より後ろに控えていたチャラく、明るい感じを抱かせる男が前に出てきた。
「今ご紹介に預かりました、ハーバー・トライライトと申します。この度は、シゲン様にシュバルツ領で行われている内政について教えさせていただきます」
そう言って頭を下げてきたは良いものの、なーんか演じてる感じが微妙に出ている。…あっ、父さんが白々しい演技で笑うのを我慢してる。本人はバレてないと思っているけど、、
「以上の三人に教えてもらう。まだ五歳になったばかりで苦しいかもしれないが、頑張ってもらう。……本当に苦しくなったらいつでも言っても構わないがな」
まあ貴族に生まれた以上は最低限は出来ないとまずいからな、それに産まれた時に聞いた会話が不穏すぎてのんびりしたくても死にそうだし、とりあえず大人になってから不自由しないようにやるか。
「だいじょうぶです。きぞくのいちいんとしてよわねなどはきません!」
ぐへへ、こう言っとけば好印象を持たれて甘く見てくれ「やる気が高いのはいいことだな、本当は明日からにしようと思っていたが今日からにしよう。頼めるか?」
ちょっ、まってまってまっ「残念ですが私とハーバーはまだ内務が残っているので今日からは厳しいですね、、」
よし勝った!自分で墓穴を掘ったかと思っ「ですがアルノルド殿は出来るのではないのですか?確か今日は兵の練兵もなく、領内で不穏な動きもありませんし。」……*\(^o^)/*
「ああ、今日は教えることが出来るな。じゃあ兄者、今日から教えて構わないな?」
「いいとも、しっかりと教えてやってくれ。」
あぁ、やっちまったなぁ(泣)
「それではシゲン、早速ついてきてくれ。急だがしっかりと教えるからな。しかし、こんなに向上心があるとは先が楽しみだ」
「わかりました。ではちちうえ、タクトさま、ハーバーさま、いってまいります」
「ああ、頑張ってこい」
「ふふっ、私は臣下なのです。呼び捨てにしてください、後明日からは一日ずつ変わりがわりに教えていきます。明日は私が教えますので、楽しみにさせていただきますね」
「同じく呼び捨てにしてください。後日に教えることになるのでよろしくお願いします」
まぁ、頑張る必要があるとは思っていたけど、なんか嫌だなー(´;ω;`)
…………これなら平民に産まれた方がひょっとしてのんびり出来たりして、、
ブックマーク、また作品の評価など本当にありがとうございます!
この作者のやる気がもえあがってきます。
誤字脱字や意味がわからない所がありましたら是非とも教えてくださると幸いです(*´∇`*)