〜第1章1部"大公爵家"〜 皇帝と殿下
ほんっとうにすいませんでしたm(_ _)m
いや、まさか(フラグ)ってやったんですけどまさか本当に9時までに間に合わないと思ってなかったんです。………わーいこれで明日は二話投稿だ〜)^o^(
はーー、、やっとこさ面倒くさい紹介を終えたな、成長途中だからかハッキリ喋れないのがもどかしい。それに、前世を合わせたら父さんより年を取っているはずなんだが微妙に精神が引っ張られていないか?……まあ、気にしないでおこう。
父さんの所に戻ったら少し難しい顔をしたが、戻ってきたのを見るとすぐに笑って「よく頑張ったな。」
と、褒めてくれた。難しい顔をした理由が気になったものの、すぐにその思考はかき消されてしまった。なぜって?………終わった直後に上座にいた皇帝陛下に呼び出されたからだよ(泣)
可笑しいな、父さんからは貴族たちに挨拶回りをしたり、挨拶されたりで大変になるけど、皇帝陛下に対してはさっきの紹介でしたことになるから後はしっかりしとけば最初の挨拶を超える緊張をすることはないときいたんだが……父さんの顔をチラッと見たら一見冷静そうに見えるけど頰がひくついてる。あれはイラついている時の顔だ。父さんはジェネシア帝国に対して忠誠を誓っているのであって、陛下に対しては斜陽な帝国をさらに落ち目にさせた皇帝だと思っているから、良く思ってないからな〜
「どうしたウィング大公爵、なに、別に長く話そうというわけではないぞ、ちとお主の息子をよく見たいだけよ」
ジェネシア帝国で実際はともかく、ナンバーワンにここまで言われたら行くしかないよなー、
「……はっ、それでは失礼いたします」
父さんと一緒に上座に向かったら陛下とその隣に双子の殿下達がいた。上座の前に控えた陛下から、
「よいよい、シゲンよもっと近う寄れ」
仕方なくさらに近づいたら陛下は好々爺な顔を止め、自分の顔をジッと見つめてきた。
「ふふふ、いい目をしておる。良い嫡男を得たな、ウィングよ。ふふふ、いや良いものを見た」
「はっ、かようにお褒めの言葉をいただきまして、このウィング・シュバルツ、大変感謝に絶えません」
……また好々爺な顔に戻ったが、自分の目を見ている最中の陛下の"目"はなにか寒気を感じたな、愚帝と呼ばれる人物にしてはおかしい気がするが、、
「いや、本当に良い子よ。どれ、ハクとトレディアも挨拶をしておけ、同い年なのだからいずれ何かの縁もあるだろう」
すると陛下の両脇にちょこんといた二人の双子の殿下のうち優しそうな雰囲気の方が話しかけてきた。
「わたしのなまえは"ハク・ジェネシア"といいます。よろしくおねがいしますね」
あっ可愛い、将来イケメンになるな〜(笑)
「こちらこそよろしくおねがいいたします、わたしのなまえは"シゲン・シュバルツ"ともうします」
するとのこりの俺様な雰囲気を醸し出している殿下が話しかけてきた。
「にいさんさきにずるいぞ、おれのなまえは"トレディア・シュバルツだ、なかよくしてやってもいいぞ」
こっちもなかなかイケメンになる素質を持っているな〜、仲良くしたら巻き込まれそうで怖いな(震え)
「そんなえらそうにいってはだめですよ、もっときちんとしたことばづかいをしないと、、、」
「うるさいっ!おれさまのかってだっ!」
「まあまあ、おちついてください、でんかさま、よろしくおねがいします」
「もちろんそうだぞ、よろしくなっ!」
…………………これがこの先、帝国内乱の際に
"長兄派"、"次兄派"、それぞれの旗印となる"ハク・ジェネシア"と"トレディア・ジェネシア"そしてそのきっかけを作りだす、ジェネシア帝国皇帝"ハンブルク三世"との最初の出会いとなったのであった。
ちなみにこの後の貴族との挨拶回りが、陛下と殿下に話しかけられたこともあり、父さんの予想を上回って長い時間を拘束されてしまい、帝都の屋敷に戻ったのは朝日が昇り始めてしまったのはいうまでもないだろう………
流石にこれ以上遅れるのはやばいので、明日はしっかり午後9時に二話投稿するので、是非みてください。
(追伸) ブックマーク、また、評価をつけてくださって本当にありがとうございます(^∇^)
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