〜第1章1部"大公爵家"〜 5歳から始まる貴族世界
昨日は失礼しましたm(__)m
駄作なのにみてくださることに何回もですが感謝しています!
誤字脱字や意味がわからない所がありましたら、是非とも教えてくだされば幸いです(*´∀`)♪
……あの衝撃的な誕生から早くも月日がたち、明日で5歳になる。、、、えっ?時が過ぎるのが早いって?それは作者の都(殴…… ゲフンいや、関係ないな。産まれた時の新しい父さんと母さんの会話から嫌な予感がしていたけど、やっぱりこの世界は大変みたいだ(泣)
父さんがよく語りかけてくる内容だと、周辺に友好国家が一つもないらしく、唯一アルザス中立国と言う国だけが敵対していないらしい。まあ、"中立"だし(笑)。
それでも多くの敵性国家に囲まれているのは辛いんだとか、もともとジェネシアは一国だけならどの国家よりも強いし二国程度なら同時に相手ができたけど、グランメザリア諸侯連合と言う国家が結成されたのが痛かった。
ジェネシア帝国の元々の総人口が七千万ほどだったが、諸侯連合で三千万以上いなくなったから一気に国力が半減したんだ。当時は国内改革か諸侯連合に侵攻するかでもめたらしい。
内乱終結後のことだったから、国内は疲弊しきっていたので貴族に対して国内復興を目的に貴族の権力を削ぐ絶好の機会だったんだけど、当時の皇帝が諸侯連合を皇帝自ら再併合して、より強い権力にしてから国内改革を始めようとしたらしい。それ自体は成功すれば間違いではないんだけど、大敗を決してしまった。
その侵攻は貴族に手柄を渡さまいと皇帝直下の軍でいったものだから、皇帝と貴族のパワーバランスが崩れてしまい、国内改革の殆どが貴族に阻まれてまともに出来ずに今に至っているという話だった。
このシュバルツ大公爵家は帝国でもかなりの勢力を誇って、その力で改革をおこなおうと目論んでいるけど上手くいかないから、次の世代のシゲンがなんとかしてくれと、話の終わりに父さんはいつも頼んできた。
ただその姿を母に見られたら「まだ早いですわ、今は健やかに育つのが大事ですのよ〜、ねぇ、あなた」
と、引き離すおかげで5歳になるまではのんびりと過ごせた。
しかし、5歳になったら国の貴族にお披露目をしないといけないからと、帝都に連れてかれて現皇帝であるハンブルク三世が主催するパーティーに連れてかれた。
……いきなりハードすぎないかと思ったけれど、母から「高位の貴族は皆通過する儀礼だから緊張せずにね」と言われたら何も言えなかった…帝都の屋敷に入って屋敷を預かるヴォルターさんと挨拶したら礼儀作法をおしえてもらい、今そのパーティー会場の裏で待機している。
まあ、前世で偉い人が大勢いる前でプレゼンしたり、会合したりしたから慣れてはいるけど面倒臭い。今は皇帝の息子たちのお披露目が終わって父さんが話をしているか、
「それでは私の嫡男を紹介したいと思います。シゲン・シュバルツです。……おいで、シゲン」
はぁ、もっとのんびりしたかったけどいくしかない、か、
〜ある貴族の視点〜
今日は陛下が主催するパーティーだ。
一番はお子様たちの紹介が主だが、同時に忠臣として知られるシュバルツ大公爵の御嫡男も紹介するらしい。今代の当主は欲にまみれた貴族にしては珍しく、良い政治を行う立派な方だが後継はどうだろうか、、ハク殿下にトレディア殿下らは中々の方だったが、
「それでは私の嫡男を紹介したいと思います。シゲン・シュバルツです。……おいで、シゲン」
すると、ウィング大公爵の後ろからスタスタと背筋を伸ばし、子供ながらまるで海千山千の猛者達との修羅場をくぐり抜けたが如く歩いてきた。薄い水色の髪の毛に、金色の目で中々綺麗な顔をしてるが、5歳の子供としては似つかわしくはないものの、これだけで傑物だと判断できた。
「ごしょうかいにあずかりました、ウィング・シュバルツだいこうしゃくがちゃくなん、シゲン・シュバルツともうします。まだじゃくはいものではありますが、こうていへいかはじめ、ジェネシアていこくのさらなるえいこうのためにひびしょうじんしてまいります」
ふむ、子供特有の拙さはあるものの、淀みなくスラスラと川の如く答えたか、少なくとも愚者ではあるまいて、後はどのような男に育つかだが、、この腐った帝国を立て直してくれる光となるといいが……
明日の投稿は恐らく午後9時ぐらいになる予定です。もし遅れたら火曜日は連続投稿にします。まあないと思いますが(^∇^)(フラグ)