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第4話

「one two one two」

リズムに合わせて足を動かす


「one two one two」

足以外は決して動かさない


優雅に決してぶれずに

舞い続ける


「リンフィア様、見違えるほど美しいステップですわ」

「これならどんな殿方と踊っても見劣りしませんわ」

「ありがとう」



実は前世でダンスを習っていた記憶があるからとは言えませんわね…




リンフィアが見違えるほど上達したのは前世の記憶のおかげである

そんなことは知らぬ教師2人はカーテシーを齢5歳にして完璧にマスターしたリンフィアならどんなことが起こっても不思議ではない、と心の中で意見が一致するのであった



「そうだわ、殿方と合わせるには殿方のステップも覚えて貰わなければ」

「ま、まだ早いのでは…」

「いずれ覚えるのであれば早いも遅いもありませんのよ」


だ、誰か…誰かたすけてぇぇぇぇ

7歳なのよ!?まだ!な・な・さ・い!!!

こんなことなら前世の記憶に頼るんじゃなかったわ!



コンコン

「お嬢様、休憩のお時間です」


た、たすかったぁぁぁぁ


「あら、もうそんな時間に?」

「休憩は大事ですものね」

「…入りなさい」


「失礼致します」

使用人が扉を開けると甘いいい匂いが立ち込める


「本日の紅茶はダージリンにございます

お菓子はショートケーキをご用意致しました」

「まあ、いい香り」

「レッスンのあとはやはり甘いものですわね」


講師2人は見ていただけだけどね

私がずっと踊っていたのだけれどね!


とはいえリンフィアも甘いものは大好きなので有難く頂くのでした


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