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出会い

一瞬ドキッとしたが何のこれしき。


「結構です。失礼しました。」


高鳴る鼓動を抑えて俺は生徒会室を後にした。


「あ、教室にペンケース忘れた。」


俺は駆け足で自分の教室に入った


「ふう…あったあった。じゃあ帰るか。」


と教室を出ようとした瞬間何か視線を感じた。一瞬だけ姿が見えたが誰かきちんとわかった。


「あいつはたしか星宮?」


眼鏡をかけていてポニーテールというよくわからない組み合わせだが、ちょっとロングみたいなハーフアップ?という技を駆使して工夫している。


何だったのだろうか。


「まあいいや」


俺は映画部のことだけを考え学校を後にした。


「ただいま。今日はもう疲れたよ。」


「お帰り。もうご飯できてるわよ。冷めないうちに食べてね。」


「ありがとう母さん。って日葵…」


「ぷん…」


睨みつけてそっぽを向いてしまった。かわいい…だが心が痛い。


「ごめんよ。朝のことは本当にごめん。デリカシーのない兄ちゃんで悪いな。」


「……った」


「なんだ?」


「パンツかわいかった!?」


「あ、ああかわいかったぞ。そのかわいいパンツをはいた日葵は超絶かわいいんだろうなあ。」

「そ、そう?朝もそんなこと言ってたけど、みたいの?」


「まあ…」


「じゃ…じゃあ」


「そんなことは自分の部屋でやりなさいよ。」


邪魔が入った。おのれ母さん許さんぞ。


「ま、今回は許してあげる。」


そうこうしているうちにご飯を食べ終わった。


「それにしても映画どうしようか。少し風でも浴びてこよう。」


俺は、家を出て近所の公園に行った。


月がボールのように丸く、公園の池に反射している。夜桜が季節を物語る風に揺られている。


「懐かしいな昔もよくこうしてよるこの公園に来てたな」


そんな時一人の少女が俺の目に映った。


「昔もあったことがある?」


きれいなツインテ―ルの髪の毛、白くてきれいな肌


「似てる。昔に見たあの子にとても似ている」


違うところといえば、髪型がツインテールになっていることだった。


「ツインテールキタコレ。これは運命に違いない。」


そんなことを思っていたら少女の姿はもうそこにはなかった。いったい誰だったのだろうか。体格的にそこまで年齢は変わらないはず。多分同じだ。わからないことが多すぎるがもう自分の中であの少女を上回る存在は現れないだろうということはわかる。


「おおおおお!俺はあの子をヒロインにして見せる。絶対に!」


すごい響いた。この声が、あの子まで届いてる気がした。


読んでいただきありがとうございます。

先日初めて感想をいただいてとてもうれしかったです。よろしければぜひ感想や指摘よろしくお願いいたします。

ヒロインがやっと出てきましたね…

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