火星の美少女(翼Ver.)
ずっと、思ってたんだ
うん。
ずっと、ず〜っと、
思ってた
どうして、あたしは、
火星には
雨が降る
という
そんなうそを
翼に
ついてしまったんだろう?
たったひとつだけ
あたしの瞳に映る美しい人がいるとすれば
それは、翼だけだったから、
かな?
星は、流れおちるんだね
くらい裏山の神社の境内に
熊ん蜂のような黒い凶暴さで
祈りを踏み荒らす絶望の叫び声をあげ
星は、流れおちたりするんだね
それで流星は
とうぜん翼を
連れて帰ってしまうんだろ
火星まで、
あたしの祈りなんて聞きもせずに。
あたしは置き去りにされた悔しさと
なぜうそをついてしまったのかという悔恨に
チクチクこころを針で刺されつづけるんだ
(熊ん蜂の針、じゃないよ
(尖ったまち針
(刺すのは、想像上の翼
(思いつめた顔で
(一心不乱で、こわい
(こわくて、かなしい
火星には、
風さえ吹かないとみんなが、
みんなといっても、ホントに、みんなみんなが、
テレビや映画や本やマンガやアニメや詩をみて
(うそ。詩をみる人って、いる?)
しっているのに
あたしのつくりごとの大嘘を
信じてくれてるフリをしてくれたのは
翼たら、
あたしのことが好きだったんだろうか?
なーんて、ね。
でも、嫌いだったら
あのときあんな悲しそうな顔しなかっただろうから
あたしもそれが『長いお別れ』なんだと
気づかずに
サヨナラしてたかもしれない
どっちなの、さ?
って、
べつに聞かなくてもいいけど、
どうしたら
貴女にもう一度逢えるのか、って、
それだけは避けられない
運命の問いかけなんだけど
けっして、手放す訳にはいかない
で、ほんとは、どっちなの、さ?
好きなの?
嫌いなの?
いいよ。
どっちでも、いいよ。
あたしに感情を持ってくれてるんなら、ね
1番イヤなのは、
あたし、ひとりっきり、だって、ことかな?
でも、
エ〜ッ?
翼って、
そんな美少女、だったっけ?
ま、そこそこ、美しく、綺麗な顔立ちは
してるけど。
でも、性格、わっるいとこ、あるよ?
あ、美少女って、
性格、関係なく、美の少女のことだったっけ?




