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憧憬の向こう側  作者: 葉竹ゆり
136/138

もはや残り時間がない

 


足下に転がってるのは生きて良い

許可を下したあたしのプライド



よう起きな、

そして疲れた目をさます

朝日のあたるシャワーを浴びよう



突然の

驟雨が叩くアスファルト

三千世界の虹を夢みて



その晴れ間

期待を超えた聖夜月

老白ひげの笑顔を見たいな



永遠の眠りというけど欲しいのは

一番大事な最期の絆だ



月が泣き

空が白んでくるまでは

酔いにまかせた

ピエロになるから



哀しみを

髪の毛ひとすじほども持たず

笑って洗える人外になりたい



喜びを

この胸の奥に隠しこみ

なるだけ嫌われようとしていた



黄金の

心の隙間の黒いシミ

君でもそんな気持ちになるんだ



暖を呼び

窓の外からあたし呼ぶ

冬お日さまに白い影さす



巻き戻す

なんどもなんどもなんどでも

ふたりがひとつであれた聖夜へ







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