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憧憬の向こう側  作者: 葉竹ゆり
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夢の国

これは、この詩集に、入れていいものかどうか、悩んだんだけど、まさしく、『憧憬の向こう側』への想いをこめたはなしなので。


ラブレター、では、あるような。


お読みください、な。

でわ。


あたし、わかってしまった

あたしの詩が、

どうしてこんなに軽っぽいのか?


いらっしゃるでしょ?

読んでいるだけで、こころ洗われて、

とても清い気持ちになれる

こころの深いところから

じわーって、

なにかがにじんでくるのがわかる

そんな詩を書ける詩人のかた。


ええ、しんそこ。

心の底から憧れてしまいます、

そのかたには。


という、

ラブレターになりそうな詩を

ちからわざで、はんせいへもどして、

で、

違うでしょ、あたしの。


それは、ね。


ぜーんぜん、違うじゃない、これ。


でね。

冒頭の言へ、戻る。


あたし、わかってしまった

あたしの詩が、

どうしてこんなに軽っぽいのか?


いーや、それも、違うんだ


あたしの、軽っぽいわけじゃないよ、


あたしの、『軽い(!)』んだ!


なーんにも、考えたりできないから。

人の世の、

苦しみや、哀しみや。


喜びや、ウキウキや、

絶望や、希望さえ。


どんな、因果な物語さえ、

なーんにも、考えたりできないから。


おー、いえ。

そうだぜ、べいべい。


この世の、

ありとあらゆる

地球上にあるものすべてが

あたしにとっての宝物なのさ、

ってね、


そんなだれもが守ることのできる

世界にいま必要なもの、


愛なんかじゃない

たったひとつの

みんなのためのうた


そんなうたが聴きたくて

いまここにいるだけだから


ここにいるよ、あたし

って、

そのうたをうたう人に伝えたくって

あたしはあたしで

あたしのうた、

うたっているだけだから。


だから、ホントは、ラブレターだろうし、

だから、とおっても、

ないようは軽いよう

(ないよう、とは言えませんが)

にみえるだろうし、

じっさいに、軽いだろうし。


それはそれでいい、から

あたしは、

それでいいから、

あたしは、待つ者だから

いずれ訪れる、

夢の国への入り口の扉が

目の前でひらくのを。


ただ、待つ者だから。







お読みくださり、誠にありがとうございます。

またお会いできる日を楽しみにしています。

でわ。

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