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憧憬の向こう側  作者: 葉竹ゆり
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すっごい、孤独なの!(世界に逆ギレしちゃうほど)



すっごい、孤独なの。

周りに人がいない訳じゃない、

いっぱいいるんだけど、

誰も、私じゃなくてもいいんでしょ?


私が、その場で、そこにいるから

寄ってきてくれるだけでしょ?


私じゃなくても、

全然いいよね、

みんな?


いいに、決まってるんだ。


だから、孤独なの。


すっごい、孤独なの。


誰か、誰でもいいから、

私のこと、私だから必要だってひと、

いません?


いれば、私泣いてその人のことを

好きになってしまうだろうな。

身も心も、捧げちゃうだろうな?


あ、でも、騙そうとしてもダメだよ。

ウソだとバレたら、殺しちゃうからね?

念の為、私、自称三流詩人だけど、

「殺しちゃう」は、比喩じゃなくって、

ただの殺人という意味で、コロス。だからね。


とか、

被害妄想の殺人予告は置いておいて、


すっごい、孤独なの!

すっごい、孤独なの!

すっごい、孤独なの!

って!


その行為のどこが孤独なの?

って、疑わしくなるほど、


世界中に大声で叫び回って

求めるから、

すべてをすてても、

たったひとつを求めるから、

お願い、誰か、私のそばへ来て。

そばで、私に、

微笑みかけてくれないか?


てか、微笑みかけて、よ?


孤独なんだからッ!

(これを、『孤独の逆ギレ』という)





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