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憧憬の向こう側  作者: 葉竹ゆり
1/138

憧憬 1


いろんな人がいるでしょう?

みんな幸せそうでいいわねぇ、

仲良くワイワイはしゃいでうらやましいわ。


昨日右脇腹がつっていた

肝臓来ちゃってるのかなと昨日は酒を抜いた

今日もまた抜いている

昨日からだとまるいち日抜いたかな

今日は何たのんでもいいよねー?

だってものすごく楽しみにしてたんだ


このお休み、貴女に逢えること。


居酒屋でもいいよ、

ちょっとシャレのきいたバアでもいい。

何処でもいいんだけどね、

むかし懐かしーなー。

貴女が、委員長やってたころ

あたし、貴女のこともう好きだったんだけど

もう、好きで好きでたまらなかったんだけど

だから、逆に貴女に逆らってばかりいた

そんな問題児にいつだって優しく

あたしは、どんどん好きが大きくなって

抑えきれなくなって、

あの日、

あたし、貴女の唇奪ってしまった、

初めて、あたしの顔を本気の感情を持って

見てくれた

感情は、驚きより強い憎しみだったけどね。


ゾクッ として


あたしは、もう、貴女をじぶんのものにしようと

力ずくで貴女の制服を脱がそうとした。


貴女に頬っぺたぶたれて正気に戻って

なんとかおもいとどまれたけどね、


貴女は眼に涙をいっぱいためて

その場を駆け去った。


それからも、

普通に接してくれたけど、

それ以来、

一度もふたりきりでは会おうとはしなかった

仕方ないよね。


卒業以来、何年ぶりになる?

貴女、マスコミ系だっけ?

あたしは、お水の花道まっしぐら、よ?


あなた、なにか困ってるんでしょ?

突然電話してきて逢いたいなんて、

なんか頼みごとがあるみたいだから、

あたしに電話なんてよっぽど困ってるんだろうな、

いいよ、なんだって、いいよ。

お金?誰かを紹介してって?

なんでもいいよ、なんでもきくよ、

ちょっとくらいなら、借金してでも

用意するよ、

誰を裏切っても、誰のことでも

紹介するよ。

周りになにをおもわれてもいい、

どういう眼で見られてもいい、

これからの人生、どうなってもいい。

あたしは、貴女にすべてを捧げるよ。


そのかわり、あの時のつづきさせてよね?

最後までなんて、いわないわ、

あとちょっとでいいから、あの時のつづき、

…………ね?


PNは、敬愛する萩尾望都先生の普及の名作の、とある委員長の名前をお借りしています。彼が上級生に押し付けられるシーンは、凄まじく(いわゆる、いやらしいシーンでは無いんですが)、あれ、今やってたら乙女の腐女子入門推奨マンガの最右翼でしょ。いや、異論は、あるでしょうけど、私なら、これかな?


────────────────────────

ごめんね。不朽、やね?

ま、いまだに世間に尚もっと普及したい、名作ではありますが。


で、PNも、ユリスモール、やめちゃいます。

特に、どんな理由があるかは、(半年経ったから、くらいなので)置いておいて、この3月で、他のPNは、一度リセットしますので、ここでも、改めて秋葉竹で、お願いします。

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