第69話 水の国の使者~再び~ 後編
投稿が遅くなってしまい、すみません!
夕食が終わった後、皆でエマルに淹れてもらった、エマルオリジナルのお茶を啜りつつ、のんびりとした時間を過ごしていた。
今このテーブルで向かい合う12人の女性達は、メイドや奴隷(俺の嫁)という身分なんてものは関係なく、普通に他愛の無い話しをしている。
俺はそんな女性陣の会話に耳を傾けていた。
「エルお嬢様のその翼、最近少し大きくなった気がするの」
「そうでしょうか?」
「はいなのです」
アルカの元気の良い返事に、嬉しそうな表情をするエル
翼人族というのは翼が大きくなるのが嬉しい事の様だ。
身長が伸びるみたいな事なのだろうか?もしくは胸が大きくか?
「お姉ちゃんの胸ちょっと大きくなってない?」
「ええ、これも主様に可愛がってもらえているおかげね」
「いいなぁ、私も旦那様にもっと可愛がってもらえば・・・」
ノアとシアとミリーはの方は人前でするような話では無いと思うのだが・・・
まぁ、君達の方から求めてくれば、それはそれで俺も全身全霊を持って答えて上げるから、とりあえず嫁グループ以外が居る所では止めようね?
そんな事を考えながらも、俺はお茶を啜り続ける。
「あらあら、ミールお嬢様は御主人様の事が本当に好きなのですねぇ」
「はい!」
ん?ミールとサティアは何の話をしているのだろうか?
後、俺もミールの事好きだぞ!
「それじゃ今度ご一緒に」
「はい!」
ミールとサティアは何をご一緒するのだろうか?
「「・・・・」」
俺の隣のタリアと、サティアの向こう側ではエマルが静かにお茶を飲んでいる。
エマルの更にその向こう側では、ココがお茶をフーフーと冷まし続けていた。
やはり猫人族なだけあって、猫舌なのだろう。
がんばれ!ココ
そんな楽しげな食卓は午後9時過ぎまで続き、皆のお茶が飲み終わったところで、食後のお茶タイムは終了となった。
その後、俺と嫁達はもう一度風呂に入り、身体を温め直してから寝室へと向う。
寝室に入ると、俺とミリーは寝室に残る嫁達やレイに「おやすみ」と一言告げ、俺の部屋へと入っていく。
一言告げる際、エルとレイの視線が何かを訴えて居たような気がするのだが、多分あれは防音魔法を忘れるなという事だろう。
大丈夫、同じヘマはしないよ!(多分)
とりあえず部屋に入るとすぐに風魔法による防音を部屋に施し、先にベッドに入って待っているミリーへと襲いかかる。
ミリー達が食卓で会話していたように、胸が大きくなる為のお手伝いを、全力で頑張らせていただいた。
いつもより長く、そして優しく責め続け、気がつけばいつもより長い間、俺とミリーは夜の営みを続けていた。
翌朝、肌寒い中、腕の中にミリーの体温を感じながら目を覚ます。
「おはよう、旦那様」
「おはようミリー」
恒例の朝の挨拶する。
「ごめんな、抱き締めたままだったから眠れなかったんだろ?」
「ううん逆だよ、旦那様の温もりのおかげで、気持ち良く眠れたの」
表情には寝不足な感じは伺えないし、多分本当なのだろう。
それもしてもミリーの方が先に起きているなんて珍しい事もあるものだ。
「ミリー、今朝は寒いし、昨日終わった後そのまま寝ちゃったのもあるから、これから風呂に入ろうか」
「賛成!」
昨晩の行為の後のままなので、何一つ見に纏って居ない姿のミリーをお姫様抱っこで抱きかかえ、風呂場へとテレポートで転移する。
昨日同様、かけ湯の後ミリーに身体を洗ってもらい、俺もお返しにとミリーの身体を洗ってあげる。
お互いの身体を洗い終え、二人で湯舟に浸かり、少し冷えてしまっていた身体をじっくりと温める。
こうして何時でも風呂に入れる様になったのも、俺が源泉から湯を引いて来たおかげだ。
頑張って良かったと心から思える。
十分に温まった後、二人で風呂から上がると、やはり俺とミリーの着替えが用意されてあった。
それに着替え、寝室へと歩いて移動し、部屋の中へと入る。
寝室のベッドの上では、ミールはすでに起きていたが、他の4人はまだ夢の中のようである。
「おはようミール」
「おはようございますナツキ様」
とりあえず先に起きていたミールと朝の挨拶をしてから、未だ夢の中にいる嫁達とレイを起こし、朝の挨拶をする。
全員が目を覚ました後は、嫁達の髪のセットと、エルの翼の手入れというスキンシップを楽しませてもらった。
そんなこんなとしている内に、気づけば時間は9時を過ぎてしまい、全員でリビングへと向い、少しだけ遅くなった朝食を用意してもらい、腹を満たす。
食事が終わると、後は午後1時まで特に予定は何も無いので、皆には残り2時間ほどの間自由に過ごしてもらうことにし、俺は一人、稲の成長を見ようと畑へと向った。
俺は畑で自分の常識と異世界の常識の違いを知ることになるのだが、それはまた別のお話し。
一通り畑の様子を見回り家に戻ると、時間は12時を少し過ぎていた。
「お帰りなさいませ御主人様、軽い食事をご用意しましたので、お召し上がりください」
リビングに入ると、タリアがその手にサンドイッチの乗ったお皿を持って待っていた。
「ありがとう、頂いくよ」
相変わらずタリアの作るサンドイッチは凄く美味しく、あっという間に食べ終えてしまった。
朝食が少し遅めだったせいもあり、もう満腹だ。
椅子に座ったまま一息着いていると、そろそろ出かける時間になろうかという頃に嫁達とレイが揃ってリビングへと入って来た。
皆で一緒にいたのだろうか?
何はともあれ、リビングに皆揃ったので出発しようと思う。
だが、その前に、寝床で寝ているサラの身体を持ち上げ、俺の頭の上にセットする。
何となくだが、サラも連れていった方が良い様な気がしたのだ。
皆が靴を履いてから家の外に集まると、俺は王都のへとテレポートする。
景色が一変し、王都にある|元ククリの住んでいた小屋へとやって来た。
後はここからお城まで徒歩だ。
人気の無い裏路地を抜け、中央広場へと出たところで、見覚えのある人物・・・ともう一人見知らぬ女性がいた。
見覚えのある人物の方は、あの時助けた水の国の使者を護衛する騎士と名乗った人物だ。
だがその隣に立っている、身なりの良さそうな服を来た美しい女性は誰なのだろうか?
気になったのでコッソリと完全解析スキルで覗かせてもらう。
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マルガ 78歳♀ 魚人族
LV 5
HP 50
MP 73
STR 33
VIT 36
AGI 39
DEX 48
INT 50
スキル
水魔法 LV 3
風魔法 LV 2
時空魔法 LV 1
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きっと、このマルガという女性が水の国の使者なのだろう。
種族は魚人族か、って事は人魚みたいなものなのか?
いや、それよりも気になるのは、あの見た目で78歳って・・・
どう見ても17か18歳位にしか見えないんだが?
色々と完全解析スキルで見ながら考えていると、護衛の騎士が俺に気づき、こちらへと向って歩いて来る。
次回 第70話 約束




