第41話 村の発展~その5~
本日(コレをアップした後)から日曜日の昼過ぎまで家を留守にするので、もしかしたら次の投稿がいつもより1日か2日遅くなるかもしれません。
ちょっとUSJでゾンビしばいてきます!
俺、無事に帰ったら小説の続き書くんだ!
二人を預け、家へと戻ってきた俺はリビングに来たがソコには誰も居らず、寝室の方を覗いて見るとベッドでゴロゴロしていたミールを発見したので、皆を探してもらおう。
人狼族である彼女ならきっと直ぐに見つけて呼んで来てくれるはずだ。
「ミール、そろそろ王都へ出かけようと思うから、皆を呼んで来てくれ」
「はーい」
ミールは明るく元気に返事をすると、尻尾をフッサフッサと揺らしながら他の4人を呼びにリビングから出て行く。
皆が戻るまで椅子に座り待とうとした時、リビングの隅にいつの間にかキャットタワーの様な物がある事に気づいく。
もちろん俺はあんなものを造った覚えなど無いのだ。
一体誰が何のために?そしてアレは何時の間にあそこに置かれたのだろうか?
「ん~?」と考えていると、タワーの頂上にあるハンモックの様な所に何かが居る事に気づいた、しかもソレはモゾモゾと動き始め、ハンモックの様な物の端から赤い尻尾がぶらりと垂れ下がった。
その赤い尻尾を見て、俺はソレの正体を思い出す。
そう、あそこでモゾモゾと動く正体はサラである。
いつもサラの存在を忘れてしまうのは一体何故なのだろう?
「おーいサラ、お前も町に一緒に来るか?」
サラもお出かけに誘って見ると、ハンモックの所から「ふわぁぁぁ~」と間の抜けたような欠伸が聞こえてくる。
「ついてくよ~」
なんだかとても眠そうな声である。
もしかしたらサラは放っておくと、ずっと寝るのではないのだろうか?
サラはハンモックからパタパタと飛び上がると、俺の頭の上に降り、ベタ~と垂れ下がる感じになり、リラックスモードになる。
時にはイラッとさせられる時もあるのだが、やはり小動物姿のサラがが頭に乗っていると癒される!
しばしの間サラで和んでいると、ミールが嫁達を連れて戻ってきたので、テレポートだ!
テレポート先はもちろんククリ達が住んでいた小屋だ。
「ここは?」
目的地に到着するなり、シアが聞いてくるので、始めてこの場所にやってきた嫁達に、ここは元ククリ達が住んでいた小屋だと教え、商業区へと向う。
まずは村の住人達の食料の調達だ。
道中、町の皆様からの視線を集めまくっていたが、原因は後ろを歩くミール達だろう。
最近のミール達は、毎朝髪の手入れや尻尾のブラッシングをしていたおかげか、以前よりも艶が増している、その上、お出掛け用の服で身なりも完璧でとても可愛いのだ。
「主様、なんかボク達、凄く見られてない?」
そう言うシアは、姉であるノアの腕にくっつきながら、辺りをキョロキョロ見ていた。
町人の視線を浴びながらも、俺達は商業区で野菜を売っている店へと向かう。
ソコは商業区に入って数分ほど歩いた場所で、八百屋:[大地の恵み]と言う店だ。
店はそこそこの広さがあり、棚にはたくさんの野菜が置かれている。
とりあえず、ある程度の量を買っておき、村に戻ってからそれぞれの家に配るので良いだろうと、ジャガイモ、玉ねぎを60kgずつ用意してもらう。
後はキノコ類や葉物類を適当に頼み、清算をすませる。
そして次にやってきたのは、果物屋[森の恵み]
店は、商店街にある八百屋の様な感じで、昨日ロムを追っかけていた、あのオッサンの店だ。
「いらっしゃい!」
「ここの棚にある物全て下さい」
この一言に驚いたオッサンは本当にこの棚の全部なのかと聞き直してくる。
まぁ、普通こういった八百屋の様な雰囲気の店でやるような買い方じゃないのだから当然と言えば当然か?
でもまぁ、一度は言ってみたかった台詞の一つを異世界にて達成!
って、そんな事はどうでも良いか。
「ところで、昨日追っかけてた子供なのですが」
購入した沢山の果物を木箱へと詰めているオッサンの背中へと話しかけると、ゆっくりとこちらを向く。
「あ~、あのガキか、そう言えば今日はまだ見てねぇな」
そう言って、オッサンは再び詰め込む作業へと戻る。
「彼は今、奴隷となってうちで働かせています」
「ってこたぁ捕まえたんだな?」
昨日、オッサンがロムを取り逃がした後の出来事について話し、ロムには近いうちに謝罪にこさせると約束する。
因みに、ククリの体を治したところだけは誤魔化す為、現在薬で治療中という事にしておいた。
話も一通り終わる頃、オッサンも果物を木箱に詰め終わっていた。
目の前にあるのは縦横50cm程の木箱が3つ、結構な量を買ってしまった気がするが、まぁ村の人達で食えばすぐ無くなるだろう。
合計が2500コルと結構な額になってしまったが、これでもかなりオマケしてくれているようだ。
そんなオッサンの気持ちをありがたく思い、清算を済ませ店を出る。
「ナツキ様、次は何を買いにいきます?」
「買わなきゃ行けない食糧はコレで終わりかな、次はそこの服屋に行こうか」
こうして向ったのは、果物屋から歩いてすぐの所にある、いつもご利用している服屋だ。
店に入り、ミール達に服を買ってあげようと、各自好きな服を選んで貰う。
俺は一人になると、店の入り口から服を選ぶミール達を見ていると、ふとこの店の名前の事が気になった。
そう思い、店の前にある看板を今更ながら確認すると書いてありました。
服屋[シルク道]
しるくみち?しるくどう?まさかそれとも、しるくろーど?
店の名前について俺は「うーん」と唸り悩んでいると、選んだ服を持ったミール達が戻ってきたので、支払いを済ませて店を後にする。
店の名前についてはそのうち聞いて見る事にしよう。
次回 第42話 村の発展~その6~
色々書き加えていった結果、その6突入が確定しました。
長々と続けてしまってすみません!
その6で終わる確実に終わらせます!




