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異世界で第2の人生を  作者: 一雫
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第39話 村の発展~その3~

風呂から上がった俺達は、リビングで用意されていた水を飲んでいると、テーブルではタリアがコロンとククリにメイドの心得と仕事内容に付いて話していた。

リビングの隅では、ロムはまだ起きていたのだが、子供達はすでに眠っているようだ。


ミール達もタリアのメイド講座を聞き、漸くタリアの話が終わった事で、俺達は寝室へと向う。


「それじゃ、今日は俺とミリーはあっちで寝るから、ミール、ノア、シア、エルの4人はこっちで寝てね」


「「「「はい」」」」


「それじゃ皆お休み~」


「「「「「おやすみなさい」」」」」


そう言い残し、俺とミリーはこの寝室の更に奥の俺専用の部屋へと入って行く。

この夜、俺専用の部屋(別名:愛の巣)では、ミリーは激しく可愛がられていた。


------



翌朝、俺はミリーの暖かい身体を抱き締めたまま目覚める。

もう少しこのままゆっくりして居たいのだが、今日はやる事があるので、ミリーを起こし、朝の挨拶(キス)をする。


「私、今日はエルに顔を合わせるのが恥ずかしいです」


「昨日はいつもより喘いでいたもんな」


ほっぺを膨らまし俺に背を向けたご立腹のミリーの頭を優しく撫でて宥める。


「旦那様が私をいじめるから悪いんですよ!」


「ゴメンゴメン、だけどミリー、心配する事はないよ、昨日のミリーの声は外に漏れたりしないように風魔法で防音状態にしてあったからね」


防音状態と言う言葉に反応し、ミリーにこちらを向いてもらう事が出来た。


「え?ホントに?」


先程からミリーの口調が以前の酔っていた時のように少し砕けた状態になっているのは、昨晩のお楽しみの途中でお願いしたからである。


「ああ、畑を作ってるときに倒したアーマーマンティスから風魔法を手に入れてね、おかげで風の結界を作って防音状態が可能になったんだよ。」


「それならそうと、早く教えて欲しかったです」


再びほっぺを膨らませてしまったミリーに「ゴメンゴメン」と頭を撫でながら謝る。


「さぁミリー、そろそろ起きて皆の所へ行くよ」


「は~い」


そう言って布団からでると、寝る前に用意しておいた服に着替え、隣の寝室に入ると、ミール達はまだ眠っていたので、優しく起こして皆に朝の挨拶(キス)をしていく。


皆の着替えも終わり、全員の髪を梳き、ミールの尻尾のブラッシングを終え、エルの翼も手入れさせて欲しいとお願いして見ると、顔を赤くしながら少しの間黙り込んだ後、コクンと頷きお許しが頂けた。

お許しが出る直前に、何やらエルが小声で「旦那様になるお方だし、いいよね」と言っているのが聞こえたが、まさか、翼人族の翼ってエルフの耳と同じで、特別な人しか触っちゃダメなのかな?


エルはこちらに背を向けると左翼を広げる、少し手を濡らしてから丁寧に翼を撫で、跳ねている部分を直して行く。

翼人族は眠って目が覚めたときに、まるで髪の毛の寝癖のように、あちこちの羽根の部分が跳ねてしまう様だ。

折角の真っ白な美しい翼なのに、もったいない!キチンと手入れをしてやらねば

左翼が終わると、次は右翼を広げてもらい、こちらも同様に濡らした手で丁寧に撫で、跳ねた部分を直して行く。


手入れをしていると中、頬を赤くしたエルが時折艶っぽい声を漏らすものだから、エルの翼で特に敏感な部分というものを把握する事が出来た。

まぁ知ったところで手を出だしたりしませんよ?例えエルが奴隷だろと未成年なので!!

尚、ミリーは15だけど成人(この世界では)で、さらに嫁なのでOKなのです!


って、あれ?俺はさっきから誰に訴えかけているのだろうか?




エルの翼の手入れが終わった事で、|全員との朝のスキンシップ《俺の心の癒しタイム》が終了した。


皆の身だしなみを整え直しリビングに行くと、子供達はすでに起きてはいるようだが、ロムだけは座ったまま眠っていた。

そしてテーブルの方ではククリとコロンが食事を運んでいる最中だった。

ククリとコロンは俺達を見ると、一度手を止め、俺達の方を向く。


「「おはようございます御主人様!」」


今日からメイドとなるククリと、今日だけメイドになるコロンの二人は、タリア達の様な優雅な礼ではなく、少し勢いよく頭を下げる感じで挨拶をしてくれる。


「おはようククリ、コロン」


今日のコロンは俺のメイドなので、敬称は無しで呼ぶようにする。


俺との挨拶が終わると、今度はミール達と挨拶を交わし、自分の仕事へと戻る。


二人との挨拶が終わり、まだ座ったままで眠っていたロムを起こしていると、調理室の扉が開き、タリアが姿を現す。


「おはようございます御主人様、奥様方、もうすぐ朝食の準備が整い終わりますので、椅子に掛けてお待ちください。」


そう言うとタリアは再び調理室へと戻って行く。


タリアが調理室に戻ってから5分程、朝食の準備が終わり、全員で一緒に朝食の開始する。

今朝のメニューはパンとポテトサラダと目玉焼きだ。


「(味噌汁が飲みたいな)」


誰にも聞こえない程度に呟き、目の前の食事を頂く。

少し前、タリアに味噌について聞いたみた所、やはりこの世界に味噌は無い様で、出来るだけ考えないようにしていたが、やはり朝食の際にふと思い浮かんでしまう。


朝食が終わり、ロムとコロンには風呂場の掃除を命じ、ミール達には子供達に文字の読み書きを教えて欲しいとお願いすると、俺は今日の予定であった孤児院を造る為、一人家の外へと向う。

玄関から出ると、自宅の前に広がる広場を見て、どの辺に造るかを考える。

場所が決まるとアイテムボックスに在る木々を取り出し、造る位置へと積見上げていく、場所は自宅の正面から20m程離れた位置だ。

取り出して積み上がった木々は合計54本、大きな建物となるのだが、多分これだけあれば足りるだろう。


俺は積み上げた木に手を沿え、孤児院となる建物の構造をイメージしスキルを発動させる。

孤児院は少し大きめに造ろうとしているので、途中でマジックポーションを飲む事になったが、無事に完成さる事が出来た。


完成した孤児院は中心に12畳の大広間、そして大広間の両サイドと正面に扉があり、左右の扉の先にはそれぞれ10畳程の部屋が造ってある。

左側は子供達の寝室として使い、右側は調理室となっている、正面の扉はこの孤児院を任せる人用に造った部屋で、サイズは大体6畳程だ


建物自体はこれで完成となるが、家具の方はまだ全然無い。

家具を作ろうにも材料となる木が残り7本となっていた。

これは一度材料集めをすべきだろうと、俺は孤児院の外へ出て村の周囲の木々をどんどん伐採して行く。

材料集めと称し、村の周囲の木々を伐採しまくっていたせいか、村の周囲は何も遮る物のない広場となりつつある。


伐採作業中、切り株も木材へと変換してからアイテムボックスへと収集する。

これらの作業をするだけでもかなりの魔力消費となり、結局今日は2本目のマジックポーションを飲むことになった。

近いうちに、ギルドで討伐依頼でも受けてどんどん魔力アップをした方が良さそうだ。

このままではマジックポーションの消費が早すぎる!アイテムボックスの中の残りも、もう3本となってしまったし!



そもそも、建物を作るなら、自分でやらずに専門業者に頼めば良いと思われるだろうが、そんな事をすればそれなりの資金が必要になってしまう。

だが俺にそれほどの資金など無い!かと言って王に頼めば援助を受けられるかもしれないが、それは町に住む住人達の税に影響が出そうで頼みたくない。

ただでさえ結構な額をすでに頂いているのだから、節約出来るところはしていかねば!

まぁ、エルを買うと言った俺が言えた事では無いのだが・・・


だからこそ!近日中には魔力アップと資金稼ぎを開始しなければ!



目標が決まり、俺は孤児院の家具造りを再開する。

まずは寝室となる場所にそれぞれが服や私物が入れれる様な箪笥を作成する。

現在、この部屋に住む予定なのはロムと子供達の計6人だ、なので6つの箪笥を部屋の壁に沿って並べていく。

人数分の箪笥が終わると、次はこの部屋にローテーブル(6人用)を造る。

とりあえず寝室はこれだけあれば良いだろう。


次に、孤児院の責任者となる人用の部屋の家具を作成して行く。

と言っても、こちらも箪笥と2,3人用のテーブルだけなのだが。


責任者用の部屋がおわると最後に調理室、こちらには食器を置く棚や物を入れる籠やまな板等と言った、木材で作れる物をどんどん作っていく。

もし今後足りない物があれば、それはその都度申請してもらおう。



こうして内装が完成すると、俺は建物の外にでる。


「このままだと、森から何か来た時に防ぐものが無いな」


そう独り言を呟くと、孤児院の周りに土をクリエイトで高さ2mほどの壁で孤児院の周りを囲い

孤児院の正面の部分に木製の門を設置し、孤児院は完成となった。




次回 村の発展~その4~

話しの流れは考えていても、その途中に使う文章が思い浮かばず苦戦している内に寝落ち、コレを繰り返す事3日、

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異世界で気を付けるべきは?←こちらは2作目となるものです。主人公が別の世界に行くお話ですが、[異世界で第2の人生を]のキャラも登場します。 是非読んでいただけたら嬉しいです! (尚、基本的に毎週月曜日の午前0時と木曜日の午前0時に更新していますが、時々ずれる事もあるかもしれません!)
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