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異世界で第2の人生を  作者: 一雫
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第196話 出発の準備 

予定していたタイトルから変更しました。


昨日投稿予定だったのですが、遅れてしまいました。

ごめんなさい!


次回タイトル変更しました。


 シルフとの契約をした翌日、朝食を食べ終えた俺達は、レイに頼んで王都へと出発していた。

 今回の旅のメンバーは、俺とミール達6人に加え、サラとシルフの二人だ。


 尚、昨夜遅くに戻って来たディーは、オルリア村の留守を任せてある。


 そんな俺達一行は、オルリア村を出発してから20分少々経つころに、、街の入口である門前に到着する。

 門前には昨日話をした兵が立っており、その兵が俺の元へと近づいてきて「これが昨日引き渡してもらった盗賊共の報酬だ」と、報酬の入っているであろう皮袋を手渡して来た。


 ソレを受け取った瞬間、中身はそれ程入っていないのかと思える程に重量しか感じられず、たいした額にはならなかったのかと内心残念に思うのだが、兵の口から次に出た言葉に、それは間違いだと知る事になる。


「中に105万コル入っている。確かめてく入れ」


「ひゃ、105万!?」 


 思った以上の額に、俺はつい驚きの声を上げてしまった。 

 ミール達も、声には出していないものの、その表情が驚きに満ちている。


「ああ。というのも、昨日引き渡してもらった盗賊共の中の3人に懸賞金が掛かっていてな、そいつらが一人当たり30万コルになり、残りの5名については懸賞金こそかかってはいないのだが、犯罪奴隷として引き取ってもらえたので、一人当たり3万コルと言う事になった」


 ここで運の良さが仕事をしたのか、8人中3人に懸賞金が掛かっていたらしく、予想以上の収入を得る事が出来たようだ。


 とりあえず確認してくれと言われているので、渡された革袋の中を覗いてみる。

 大金貨10枚と金貨5枚が入っている。

 大金貨1枚が10万コルで、金貨1枚が1万コルだから、合計すると105万コル丁度入っている事になる。


「確かに105万コル入ってますね。ありがとうございます」


 兵に礼を言いうと、俺達は次の目的を果たす為、街へ入る手続きをしてもらい、俺達一行は門の先へと進んでいく。  

 そうしてまず最初に向かったのは道具屋だ。


 購入するのはこの世界に来てからと言うもの、何度もお世話になっているマジックポーションである。

 とりあえず10本もあれば良いだろう。


 後はついでに手持ちが少なくなっているメモリーストーンを買っておく。

 これも10個買っておけば暫くは大丈夫だろう。

 まぁ、現状使う予定は無いのだが…


「他に何かいるような物ってあるかな?」


 もしかしたら俺も気づいてないものがあるかもしれないと思い、一応皆にも訊ねてみるが、どうやら特に思いつくような物は無いそうだ。

 ならばこれで良いだろうと、俺は会計を済ませ、次なる目的地、武具へと向かう。


 王都の商業区には、全部で3軒の武具屋があるのだが、俺が向かったのは自称この町一番の武具屋である、ゴルダの店だった。


「らっしゃい、って一閃のナツキ様じゃねぇか」


「こんにちはゴルダさん」


 軽い挨拶を交わした後、俺はゴルダにダマスカスソードが折れてしまった事を伝え、代わりの、もしくはダマスカスソード以上の剣は無いだろうかと尋ねてみるが、どうやら今はそのどちらも無いらしい。

 

 仕方ないので、ここは鉄製のロングソードで我慢するとしよう。

 但し、普通の鉄製ではすぐに折れてしまいそうなので、予備の為に3本購入しておく。


「毎度あり」


 清算を済ませ、俺達はゴルダの店を後にした。

 結局、武器に関しては妥協せざるを得なくなったとはいえ、十分に戦えるだけの準備は出来た。


 その後、食料をいくつか購入し、準備完了したと思ったところで 念には念をいれ、皆で最終確認をし、忘れ物は無さそうだという意見が一致したところで、俺達は王都の外へと向かい歩き始めた。


次回 第197話 ついに来たらしい


水の国の冒険者のギルドマスターがゴルド

火の国の自称、街一番の武具屋がゴルダ


似てる名前になってますが、二人に何のつながりもありません!

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異世界で気を付けるべきは?←こちらは2作目となるものです。主人公が別の世界に行くお話ですが、[異世界で第2の人生を]のキャラも登場します。 是非読んでいただけたら嬉しいです! (尚、基本的に毎週月曜日の午前0時と木曜日の午前0時に更新していますが、時々ずれる事もあるかもしれません!)
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