第126話 闇のフェロモン~前半~
遅くなってすみません。
そして今回すごく短いのと、むりやり前後半にしてますが、その理由は後書きに方に書いておきます。
空が暗くなり、夜空の星が良く見える頃、俺達は街に入る為の城門前へと戻どって来ていた。
門番に通行許可をもらい、街に入れてもらうと、そのままギルドに向かい大通りを歩いていく。
そんな道中、俺は先程襲い掛かってきていたスカイファウルの事について考えていた。
街に着くまでの間に襲いかかって来たのは5つの群れで、その合計は軽く50を超えていた気がする。
今までも何度か空の旅はして来た。
その道中でスカイファウルの姿を見かけるだけだったり、倒したりする事は偶にあったが、今日程の数が襲って来る事なんて一度も無かった。
寧ろ、一体どこから来たのだろうかと不思議に思える程の数だ。
あれだけの数が居れば、今日の昼に空からの捜索をしている時に遭遇しててもおかしくないだろうに…
って言うか、奴らの肉を回収したかったなぁ。
そしたらオルリア村の食料確保出来てたのに!
はぁ…もったいねぇ
「ため息なんて吐いていると幸せが逃げちゃいますよ?一体どうしたのですか?ヌシ様」
街に戻った時から、今日は子犬サイズのドラゴンのサラでは無くフェレット似な姿のディーが頭に乗っており、ため息を吐く俺を心配するかの様に頭を前足で撫でてくれながら話しかけて来た。
因みにサラは、俺の少し後ろ歩いている、エル、ミリー、レイ、シアの4人に囲まれているティリアの頭の上に乗り、その輪に混じりながらお話しをしている。
そんな事より、この世界でもため息は幸せが逃げるなんて言われてるのか。
「何でもないよディー、心配してくれてありがとな」
少しひんやりとして気持ちいい前足で撫でてくれるディーの身体を両手で持ち上げ、胸元に持ってきて左手だけで抱きしめながら右手でその頭を撫で返してあげる。
こんな可愛い小動物を愛でるという行為は、ホント癒される。
ディーも撫でられるのが気持ちいのか、目を細めながらその身を委ねていた。
それからしばらく、ディーを愛でながら大通りをのんびりと歩き続け冒険者ギルドへと到着した俺達は、建物の中に入るなりミタニカの居る受付へと向かう。
ミタニカは俺達の姿を見つけるなりバッ!と立ち上ると、慌てて受付カウンターの向こう側からこちら側へと回り込んで来た。
冒険者ギルドの中にはまだ数人の冒険者達がおり、全員が何事かとこちらの様子を伺っているようだ。
そんな中、俺達の前へとやってきたミタニカはまるで吉報を期待するかの様に、笑顔で尋ねて来た。
「ナツキさん!もしかしてもう例の件を!?」
「はい。なのでギルドマスターに取次ぎをお願いします」
「流石はナツキさん達です!あ、すぐにギルドマスターに伝えてきますので、少々お待ちください!」
そう言うなり、ミタニカはギルドマスターのある部屋に向けカウンターの向こう側にある扉の奥へと駆けて行いったのだった。
次回 第127話 闇のフェロモン~後半~
8/27日土曜日の朝、職場で軽いぎっくり腰の様な(なったことなかったが、聞いた話によると多分ぎっくり腰だと思われる)痛みを感じ、動けなくなる一歩手前になりました。
そして夕方、本格的に腰に止めを刺してしまい、布団の上から動けなく…
仕方ないので、スマホでちまちま書いてましたが、書くのにも時間かかるし、あまり集中が出来なくて、こりゃいかん!と感じ、今回途中で無理やり話を止め、前後半にさせて頂きました。
今回を前後半に分けた事により、後半の方も短くなると思います。
こんな身勝手?な事ですが、どうかお許しください! orz