表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で第2の人生を  作者: 一雫
121/234

第119話 内部探索

118話のタイトルとと今回予定してたタイトル変更しました。


最後の部分、少し訂正しました。

内部に入ると、そこには人工的な構造となっていた。

木々で足場が作られており、壁となる殻には、松明が設置されている。

明らかにアジト的な雰囲気だ。


もうこの殻の中が盗賊のアジトって事で、殻ごと吹っ飛ばしてもいいんじゃないかな?


「ねぇナツキ?物騒な事考えるのやめよ?」


「何のことだ?」


サラに考えていたことを見透かされた様だが、とりあえず恍けておこう。


「ヌシ様、声に出てましたよ?それに、そんなに嫌そうな表情をしてたら、早くここから出たいという事位分かます」


恍けても無駄の様だ。


「だってどう見てもここアジトって雰囲気だろ?ならもうコレごと吹っ飛ばしたんでいいんじゃないの?」


「ナツキ様、盗賊共を捕らえておいて、ギルドに報告が済んだあと奴隷商に引き渡せばお金になりますよ?」


「全員!盗賊を一人も殺さずに捕らえるんだ!殺しさえしなければどんな怪我をさせても良いぞ!」


ミールの助言に俺のやる気は最高潮!

盗賊の存在=お金になる!

ならば今後は自主的に盗賊退治をするのも良いかもしれない。


お金になると聞いてやる気を出した俺の姿に、皆が苦笑いを浮かべたり、呆れたりしている。


お金は必要なんだからしかたないじゃないか。



やる気になった俺は奥へと足を進める。


外から見た感じ、この殻のサイズは高さ7.8メートル程の高さ、つまり2階建て位の高さに、横幅の直径が約14・5m程の巻貝タイプ。

だからすぐに奥へ辿り着く事だろう。


周囲の様子を伺いながら俺達はゆっくりと進んで行く。


内部構造は、殻の入り口から入って数m程、殻の外側に沿って渦巻き状の通路があり、殻の中央部分と思われる場所には、高さ4mの位置に木で作られた天井が存在する。

きっと上に2階となる場所が作られているだろう。


他にも、この1階層となる部分には、いくつかの小部屋らしきものが作られている。

幾つかある小部屋の一つを選び、中に人の気配が無い事を確認し、そっと扉を開き中を覗くと、そこには武器や道具等が置かれているのが見える。


とりあえずここにある物は全て頂いておくとしよう。

剣や短剣、槍に弓、他にもロープや食料等、目につく物を次々とアイテムボックスの中へと仕舞っていく。


全てを奪い終え部屋から出る。

そして次の部屋へと足を踏み出したところで、ミールに服を掴まれ振り返ると。


「ナツキ様、あそこの部屋、人が居るようです。

それに、この匂いは多分…」


俺達の居る先に見える部屋を指さすミールは、耳と尻尾をシュンと垂れ下げ、その表情には嫌悪感が漂っていた。



次回 第120話 奴らの奪った大切なモノ


前書きに書いている訂正の内容は、人の気配を3人から1人に減らしました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界で気を付けるべきは?←こちらは2作目となるものです。主人公が別の世界に行くお話ですが、[異世界で第2の人生を]のキャラも登場します。 是非読んでいただけたら嬉しいです! (尚、基本的に毎週月曜日の午前0時と木曜日の午前0時に更新していますが、時々ずれる事もあるかもしれません!)
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ