第110話 ジャーマン再び!
タイトル微妙に変化しました。
木曜日中に上げるつもりが寝落ちしてしまったが、朝5時に目が覚め、そこから一気に仕上げる事に。
遅くなってすみません!
オークの倒した数がおかしかったので、訂正しました。
16➡46
|ジャーマンスープレックス《憂さ晴らし》で気分スッキリとなった俺は、オークナイトの体から手を放して体を起こし、虫の息状態のオークナイトにフレイムランスを打ち込んで止めをさすと、スキルと使いステータスと素材を手に入れる。
因みにオークナイトの素材は持っていた大剣と腰巻…正直いらないのだが、一応持って帰る事に。
腰布は兎も角、大剣の方は多少お金になるだろう。
なってくれるといいな…
こうして広場から邪魔者は居なくなり、それを見届けたミール達も森の中から出て来て、漸く食事休憩となった。
今日の昼食は、大通りを通った時、コッペパンに肉といくつかの野菜が詰め込まれている物を売っているのを見かけ、全員分買っておいたのでそれを食べる。
シャキシャキのレタスに似た野菜や、少しピリッとする細長く黄色っぽい感じの野菜が、焼いた肉の味と絡まりとても美味しかった。
身体の小さなサラとディーや、小食な女性陣は1つ食べ終えて満足している様だが、俺は物足りない。
そこでアイテムボックスに入ったままだった干し肉を1つだけ取り出し、それを食べる事に。
それでもまだちょっと物足りないが、とりあえずある程度お腹が満たされたし、これで我慢しておこう。
俺一人、満腹にはなっていないが昼食は終わり、しばらくのんびりと休憩した後、来た方とは反対側の森へと入り、ミリーとエルの訓練が再び始る。
午前の部と同じようにサーチアンドデストロイだ!
オーク発見→ミリーのアイスランス
オーク発見→エルのアイスランス
オーク2匹を発見→ミリーとエルのアイスランス
オーク群れを発見→ミールの剣、ノアの風魔法ウィンドカッター、シアの弓による殺戮シーン
オークナイトを再び発見→俺によるコブラツイストで弱らせてからの、サラのファイアブレスとディーのウォーターボール乱射で止め
オーク発見→ミリーとエルがアイスランスを連射
・・・
・・
・
午前中の内にミリーとエルが威力調整に慣れていたおかげか、午後は少し遊び気分な狩りとなっていた。
そして本日4ヵ所目となる、ひらけた場所へと辿り着いた時には、空が少し茜色になり始めており、そこで今日の狩りは終了となった。
今日の狩りの結果としては、オーク46体、オークナイト2体を討伐し、腰巻が48着とオークナイトが持っていた大剣2本手に入っている。
そしてステータスの方だが、結構な数のオークにアブソープを使い忘れてしまっていたが、それでもそこそこ増えているだろうと、全員分をチェックしてみると...
______________
ナツキ 人族 20歳 男
LV 40
HP 12108/12108
MP 2352/2352
STR 6849
VIT 6274
AGI 5504
INT 3817
DEX 3253
LUK 1743
______________
ミール 人狼族 16歳 女
LV 40
HP 421(+4036)
MP 137(+784)
STR 383(+2283)
VIT 289(+2091)
AGI 390(+1834)
INT 206(+1272)
DEX 236(+1084)
LUK 158(+581)
______________
ノア エルフ族 17歳 女
LV 32
HP 281(+4036)
MP 437(+784)
STR 198(+2283)
VIT 193(+2091)
AGI 291(+1834)
INT 321(+1272)
DEX 334(+1084)
LUK 178(+581)
______________
シア エルフ族 17歳 女
LV 32
HP 267(+4036)
MP 421(+784)
STR 204(+2283)
VIT 196(+2091)
AGI 292(+1834)
INT 332(+1272)
DEX 302(+1084)
______________
ミリーエル=フェーン=フレムスト
人族 15歳 女
LV 15
HP 134(+4036)
MP 139(+784)
STR 120(+2283)
VIT 121(+2091)
AGI 125(+1834)
INT 143(+1272)
DEX 131(+1084)
LUK 65(+581)
______________
エルージュ=ポワロン=ウィンディア
翼人族♀ 14歳
LV 15
HP 129(+4036)
MP 141(+784)
STR 118(+2283)
VIT 119(+2091)
AGI 114(+1834)
INT 147(+1272)
DEX 134(+1084)
LUK 63(+581)
______________
今日の狩りで手に入ったステータスだけではなく、各自のレベルアップにより全員が良い感じに上昇していた。
十分な成果と言えるだろう。
全員のチェックを終えると、街までレイに運んでもらおうと声をかける。
「レイ、街まで頼めるか?」
「お任せくださいマスター」
ニッコリと嬉しそうに答え、レイはドラゴンの姿に戻り、俺もアイテムボックスから龍カゴを取り出した。
全員が龍カゴに乗り込むと、レイは龍カゴの縄を首にかけ、空へと舞い上がり、街へと向かい夕焼けに染まる空を進んで行く。
街へと戻る中、森を抜けた辺りでスカイファウルの群れを前方に見つけたレイは、群れに向かい火球を放ちまくっていたのだが、もしかしてレイもオークで遊びたかったのかもしれない。
20分程の空の旅を終え街まで戻って来た俺達は、街の出入り口である門から少し離れたところで降ろしてもらい、レイが擬人化している間に、俺も龍カゴをアイテムボックスへと仕舞い込うと、門番の元へと向かい通行の許可をもらう。
今日の依頼の報告と、手に入ったアイテムの買い取りをして貰う為、俺達はまずギルドへと向かう。
ギルドの前へと辿り着き、ウェスタンドア風な扉を開けて中へと入る。
「待っていたぞナツキよ!」
そんな声と共に、一人の男が木剣で斬りかかって来た。
俺はそれを平然と片手で受け止める。
「今朝に続いてまたですか?ヨーゼル王子」
襲い掛かって来たのは今朝、俺に絡んできたヨーゼル王子だった。
「いやなに、今朝の詫びとして、城でのディナーに招待をだな…」
未だに受け止めたままの木剣に、更に力が込もるのを感じた俺は、横へと振り払い、ヨーゼル王子の背後へと回り込む。
「詫びるつもりなら襲い掛かってくるんじゃねぇよ!」
そう叫びながら、俺は背後からヨーゼル王子を持ち上げ、死なない程度に加減しながらジャーマンスープレックスを決めるのであった。
次回 第111話 お仕置きという名の恐怖を刻め!