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異世界で第2の人生を  作者: 一雫
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第10話 ノアとシア

すこし投稿が遅くなり申し訳ない・・・

奴隷商へとやってきた俺達、今回は以前ほど緊張していないが、やはりまだここに入る事に抵抗がある。

店の中へ入るとドルトルが営業スマイルを向けてきた。

いつみても、某不思議なダンジョンを攻略するオッサンにしか見えないな・・・一度あのピンクと白の縞々の服を着てくれないだろうか?

別に見たいわけじゃないけど・・・


「これはこれはナツキ様、新しい奴隷をお求めでしょうか?」


そう言いながらドルトルはミールのほうをチラチラみていたが、それを気にせずに俺は話を進める。


「パーティーの戦力アップの為に、魔法の使える奴隷が欲しいんだが」


「魔法の使える奴隷ですか?それなら丁度、教育を終えたばかりの二人が居りますので、面談しますかな?」


「ああ、頼む」


「畏まりました・・・ところでそちらの奴隷は以前うちで買っていただいたあの奴隷ですよね?」


「そうだが?」


「いえ、動かせなかった左腕を治されたのですね、さぞ高かったでしょうに」


「そうでもないさ、元より治すつもりでミールを選んだしな、おかげで今はすごく助かってる」


そういいながらミールの頭を撫でてやると、目を伏せたままではあるが、尻尾が揺れているところをみると喜んでいる事が分かる。


「なるほど、しかも大切にして頂いてるようで、こちらも喜ばしい限りですよ、ささっ、こちらにどうぞ」


以前に通された部屋に入り、ソファーに腰を下ろすとミールは俺の後ろに立ち控える、そして数分ほど待っているとドルトルが双子の姉妹を連れて来た。


一人は水色の髪が肩辺りまで伸びており、瞳はシアンブルーといった感じだ

身長は多分160cmほどで、胸はBカップといったところだろう、やや控えめだな。

だが、それより目が行くのは少女の耳だ、ピンと横に伸びてた。


もう一人の少女も水色の髪だが、こちらは背中の真ん中ほどまであり、瞳はこちらもシアンブルーだった。

身長は同じ160cmほどだったが、胸はこちらの娘のほうがやや大きい、Cカップ位だろう。

ドルトルがそんな少女達の背を押し前に進ませ、自己紹介をするように促した後、部屋を出て行った。


「私は姉のノアと申します、どうぞよろしくお願い致します」


「ボ、私は妹のシアです、よろしくお願い致します」


「ああ、俺は冒険者のナツキだ、二人ともよろしく」


そう言いながらシアから完全解析スキルでステータスをみてみる。


__________________________________




シア エルフ族 17歳♀

奴隷


LV 1


HP 40

MP 60


STR 18

VIT 18

AGI 31

DEX 43

INT 42

LUK 18 


スキル


弓術スキルLV 1

火魔法LV 1

土魔法LV 1



__________________________________


(おお、ステータスがいかにも後衛といった感じだな、それに火魔法と土魔法の2つもがあるじゃないか、で、姉の方のステータスは・・・)


続いて姉のノアのステータスも見ている。


__________________________________


ノア エルフ族17歳♀

奴隷


LV 1


HP 45

MP 50


STR 16

VIT 17

AGI 29

DEX 44

INT 40

LUK 18 


スキル

水魔法LV 1

風魔法LV 2


__________________________________


(ステータスは似たような物だが、姉の方は水魔法に風魔法の2つか・・・)


二人のステータスを見比べている俺の姿に不安を覚えたのか、姉のノアが口を開いた。


「あの・・・私達は何か貴方様の気分を害されるような事をしてしまいましたでしょうか?」


「ん?ああすまない、ちょっと考え事をしてしまっててね、それよりちょっと聞いて起きたいのだが、もし俺が二人の内どちらかを買うとする、そして今後は同じパーティーとして一緒に戦ってもらうんだが、それは問題ないかな?」


二人のステータスを見ている時の俺の姿は二人をじっと見ているような物だった、ソレを見てシアは不安にさせてしまったようだ、気をつけねば


「私は問題はありません・・・ですが、魔法の強さは妹のシアのほうが高いかと思います、魔法も火と土の攻撃に特化した魔法がつかえますし」


「私も問題はありません、それと、確かに魔法の強さだけは私は高いかもしれませんが、姉さんのほうが水と風の魔法を器用に操れます・・・それに料理もできますよ!」


「なるほど・・・ところでなぜ二人はお互いをそんなに勧めているのかな?もしかして俺達とパーティー組むのは嫌だからかな?」


「い、いえ!そんな事はありません!貴方様の後ろに控えているのは奴隷ですよね?同じ奴隷なのに身なりも良く、綺麗な服やアクセサリーまでつけているという事は、それだけ大切にして頂いてるという証拠です、それだけ貴方様がお優しい方だと思いましたので、私の事よりも妹をよいご主人様の元へと行かせてやりたかったというだけでございます」


「姉さん!あ、あの!私よりも姉さんを・・・」


シアの言葉を遮るかの様にドルトルが部屋に戻ってくるなり、二人は静かになっていた


「ナツキ様、二人の詳細を書いたものです、どうぞ」


そういって手渡された紙にはミールの時と同じ用に書かれていた。


____________________________________


ノア17歳 エルフ族♀


身長 162cm

体重 47kg


ランクA~Cまでどれでも選択可能

犯罪履歴 無し


性経験 無し

性行為 本人の了承済み

性病 特に無し


備考


奴隷としての教育済み


手持ちスキル


水魔法LV1

風魔法LV1



____________________________________


シア17歳 エルフ族♀


身長 160cm

体重 46kg


ランクA~Cまでどれでも選択可能

犯罪履歴 無し


性経験 無し

性行為 本人の了承済み

性病 特に無し


備考


奴隷としての教育済み


手持ちスキル


火魔法LV1

土魔法LV1




____________________________________


「いかがでしょうか?」


「二人ともが奴隷ランクCを了承してるのですか?」


俺の質問を聞いた二人は身体がビクッっと小さく震えたように見えた


「はい、本人達の希望でございます、しかもエルフ族なのでお値段の方も高くなり、二人とも20万コルになります」


「20万か・・・(さすがにこんな二人を見てしまっては、二人をを引き離すのはさすがに気が引けるしなぁ、かといって二人共だと40万・・・

まぁ、それでも60万そこそこは残るから、まぁまだ余裕はあるな・・・はぁ、俺って勢いで買い物する事がホント多いんだよな、まぁいいか、二人共いれば4属性揃うし、それに可愛いしな!)分かりました、それでは二人纏めて買います」


俺の決断に姉妹は驚きの表情に、俺の後ろではミールが笑顔に・・・ってなんでこの子笑顔になってんだろ?


「おお、二人ともお買い上げいただけますか!ありがとうございます、それでは準備させますので、受付の方でお待ち下さい」


ついでにドルトルも営業スマイルではなく、本当に喜んでいるようだった。

その後受付でまっていると、二人を連れてドルトルが戻ってくる。

そして支払いをし、ミールの時の様に主従契約として二人に首輪を取り付け、二人を奴隷ランクBとして登録し、契約が完了する。

ノアとシアは自分達が奴隷ランクCではなくBとして登録された事に喜んでいた

その後、奴隷商をでると、ミール、ノア、シアの3人をつれて服屋へと向かうが、ノアとシアが立ち止まりっていた。


「あのご主人様、私達を一緒に買ってくれて本当にありがとうございます。

いつか、私達は別々のご主人様を持ち、別れる事になると覚悟していたのですが、ご主人様のおかげで私達姉妹はまた一緒にいられます、このご恩に報いるべく、これから精一杯御仕えしますので、どうかよろしくお願いしたします」


「ボク、じゃなかた私からもお礼を言わせてください、姉さんと一緒にいられるようにしてくれて本当にありがとうございます。

私も頑張って御仕えしますので、よろしくお願いします」


そういって二人は頭を下げている、この二人は本当に仲がいいのだろう


「うん、こちらこそよろしくね、では改めて自己紹介・・・と言いたいが、それは宿に戻ってからにしようか、他にもいろいろ話しておかないといけない事もあるからね、だから先に買い物に行こう」


「「「はい」」」


3人をつれて服屋へと辿り着くと、3人に自由に服を選ぶように言うと、双子の姉妹は驚いていた。


「あの、ここは新品の服が売っているお店ですよね?私達の様な奴隷にはもったいないのでは・・・」


ノアの言葉は予想通りだった、というのもミールという前提があったからだ。


「他の人がどうかしらないけど、俺は奴隷だろうがそばにいてくれる君達が可愛い服を着てくれたほうが嬉しいんだ、だから気にせず服を選ぶといいよ」


「そんな・・・ただでさえ姉さんと一緒にいられるだけでも幸せなのに、こんな良い店の服まで・・・」


「ミール、二人と一緒に服を選んでおいで、とりあえず二人に3着ずつと下着と靴を、ミールも自分の分を上下1セット選んでいいよ」


「ありがとうございます、ではナツキ様に喜んで頂ける様に頑張って選んできますね」


そう言ってミールは二人を連れて服を選びに行った。

最初はノアとシアは恐る恐るといった感じだったのだが、時間が経つに連れ、段々と楽しそうに服を選んでいた、そんな3人をみてたが、今の間に自分の服を探す事にしよう。

さて、何にしようかな?

男性用服を眺めていると、黒のズボンが目にとどまり、ソレを買う事に、あとはソレに合いそうなのということで白のワイシャツを選んだ。

会計は纏めてしようと思うので、女性人の服選びをおとなしく待っていた

どれくらい待ったのだろうか、やはり女性の服選びは長い物だ、そう思っているとミール達が自分の選んだ服をもって戻って来たので、自分自身の選んだ物とまとめて会計を済ませ、ノアとシアには買ったばかりの服に着替えさせた。

ノアは薄い黄色の様なワンピースだどことなくおとなしめな感じだな、ソレに対してシアは白の短パンに薄い水色のシャツという活発そうなイメージだが・・・これから冬に近づくというのに寒くないのだろうか?

着替えが終わると、4人で冒険者ギルドへと向かい、ギルド内に入るとなにやら周りから「ほら、あれが噂の・・・」などと聞こえてきた。

ノアとシアはその内容が気になったようだが、今はおとなしく俺の後ろをついて着ている。

そんな周りの声を聞き流しながらもコロンの元へ向かい、ノアとシアの冒険者登録を済ませる。

そうこうしているうちに時間はもうお昼だ、お腹が空いたので昼ご飯にするといい、酒場ホーランドへと向かう、因みに酒場ホーランドはここ冒険者ギルドから噴水をはさんで反対側に位置する場所にある。

ホーランドに着くと昼時ということもあり、人がいっぱいだ、そしてここでも、お客達はこちらを見ては何か喋っていた。

どこに行っても俺の事で何か噂されてしまうのか、まったくいい加減にして欲しい・・・

出来るだけ気にしないようにと思いながら、空いているテーブルを見つけ椅子に座ると、ノアとシアは床に座ろうとした。


「ああ、そうか、えとノア、シア、今後食事の時は椅子に座ってね、そして遠慮しないでちゃんと食べる事、いいね?」


「しかし、ご主人様と同じように食事をするなど、私達には・・・」とノアが言い出したので、それを俺は遮るように言う。


「俺は気にしないの、それにほら、ミールだってちゃんと椅子にすわってるでしょ?だから二人も座っていいよ」


「畏まりました、では失礼致します」


注文を済ませ、料理が運ばれてくるとみんなで一緒に食べる、そして食事も終わり満足すると次は武具屋へいくため噴水広場から西へと戻っていった。

武具屋に着くと、俺を見たゴルダが話しかけてきた。


「おうナツキじゃねぇか、ゴブリンの討伐で活躍したんだってな!で、今日はどうしたんだ?」


「いや、実はそのときに剣が折れてしまったんで新しい武器と、今日からパーティーに入るこの二人の為に武具をと思ってね。


「なるほどのぉ、ではまずナツキの分からだな、この剣なんてどうだ?」


そういってゴルダは店の壁に飾ってあった一振りの黒い剣を持ってきた。


「こいつはダマスカス鋼という鉱物で作った剣でな、重量が少しあるがその分頑丈で切れ味もよいぞ」


「おお、いいですね、いくらですか?」


「本当なら7000Cなんだが、お前さんの将来性を考えて5000Cでいいぞ」


せっかく割引をしてくれたというのもあるが、なによりも見た目が気に入ったので即購入決定となった。


「じゃあ、俺はその武器で、あとはこっちの二人の分ですが・・・防具は取りあえず二人に似合いそうなのを頼むよ」


「分かった、武器はなにがいいんじゃ?」


「ノアは何がいい?」


「私は弓でお願いします、防具はソレに合わせた胸当てなど軽い物がいいです」


やはりエルフと言えば弓、定番だな。


「シアはどうだ?」


「私は魔法がメインなので・・・ロッド系がいいです、防具はソレに合うような服系がいいです」」


「よしわかった、ちょっとまっとれ」


二人の要望を聞いたゴルダはは店の奥へ向かいそれぞれの武具を選び持ってきた。


「そっちの髪の短いほうの嬢ちゃんは弓がいいんだったな、ならばこのウッドボウ辺りが使いやすくていいじゃろう、こいつは900コルじゃ、そして防具は蛇皮の胸当てとレザーガントレット、それにレザーブーツじゃな。

胸当ては200コル レザーガントレットが20コルでレザーブーツは30コルじゃ

で、髪の長いほうの譲ちゃんはこの紅玉のロッドじゃな、こいつは1200コルだ、そっちの嬢ちゃんの防具はこの魔力を上げてくえるマジックマントがよさそうだと思うぞ、値段は500コルじゃ」


「えーと、全部でいくらだ?」


「そうじゃな・・・合計7850コルじゃが7500コルでいいぞ」


「ありがとうございます、ではお言葉に甘えさせてもらいますね」


「うむ、これからのお前さんの活躍に期待しとるからな、はっはっは」


「期待に答えられるよう頑張りますよ」


ゴルダと俺は笑いながらも取引を済ませ、みんなで宿へと戻っていった。

宿にもどると、アロンさんにパーティーメンバーが増えた事を伝え、部屋を4人部屋へと変えてもらい追加料金を支払う。

その際に「4人以上の部屋はもうないからね」と言われ、苦笑いのまま答えみんなで新しい部屋に向かった。

新しい部屋は右側にベッドが4つ並んでおり、部屋の左側に丸テーブルが一つと椅子が4つあった。

大体は二人ベアと部屋の構成は同じような物だった。


「さて、とりあえず皆椅子に座わってくれ」


ミールが左隣に腰掛ける、それを見てノアとシアも「失礼します」と言いながらノアが正面の椅子に、シアが俺の右隣の椅子に腰ける。


「では取りあえず改めて自己紹介といこうか、俺の名はナツキだ、よろしくな」


「そして私は人狼族のミールです。私もお二人と同じで奴隷ですので、これからは一緒にナツキ様の為に頑張りましょうね。」


「では、お次は私が、エルフ族で姉のノアです、至らぬ点あると思いますが、ご主人様のご恩に報いれるよう精一杯御仕えします、どうぞよろしくお願い致します。」


立ち上がり、挨拶をし頭を下げると、再び椅子に腰かけた。


「私は妹のシアです!私もご主人様の為に一生懸命頑張りますので、よろしくお願いします!」


こちらもノアと同じく、立ち上がって挨拶がおわると、会釈をし再び椅子に腰かけた。


「うん、二人ともよろしくね、あと仲間内で喧嘩とかしないようにね?さて、それじゃ次はノアとシアに大事な話をしておこうか、これから話すことは他人には絶対に秘密だよ?」


「あのぉ、その様な重大な秘密でしたら、私達に命令すればよいのでは?そうすれば私達は誰にも秘密を漏らすことは出来なくなりますよ?」


シアの言う通り命令すれば二人は決して他人に話すことは出来なくなるだろう、だが俺はそんな命令で縛るようなことを望んじゃいない


「ん~ん、俺はね、共に戦う仲間とは信頼しあう仲でありたいんだ、もしこれで俺が二人に命令なんかしたら、それはもう信頼してないって事になるよね?だから俺は命令はしない、お願いをしているんだ」


「ご主人様・・・解りました、ご主人様のその秘密というものがどういうものか解りませんが、決して秘密を洩らしはしません」


ノアはどこかうっとりとしたような表情をしていたと思うと、真剣な表情へと変わり、俺のお願いを聞く事を約束をしてくれる。


「ありがとう、さてそれじゃ本題の秘密の事なんだけど、これを見てくれ」


まずはノアとシアに俺の現在のステータスを見せると、二人は驚きながら口をパクパクとさせていた。

そしてそんな状態の二人に、追い打ちの如く俺は転生者だの女神と世界樹を育てると約束をしている等といった事を話していく。

二人も最初は驚き続けていたが、途中からは真面目に話を聞いてくれていた。


一通り話を終えると、ミールに皆のお茶を淹れてもらい、お茶をすする。


「それとさ、二人共あまり畏まらずに、もうちょっと砕けた感じに話してくれていいからね?特にシアは無理に喋ろうとしてるようだしね、そんなに無理に畏まってると疲れるでしょ?後、俺の事をご主人様じゃなくて名前で読んでくれ」」


「しかしそんな、ご主人様を名前で呼ぶなんて・・・」


「ミールだって名前で呼んでくれてるよ?それに俺、ご主人様って呼ばれるほうが慣れて無くってさ、すこし恥ずかしいんだよ」


「ではせめて主様あるじさまと呼ばせてください!」


「うーん、たいして変わらないきがするけど、まぁご主人様と呼ばれるよりはましか・・・」


ホントは名前で読んで欲しいところだが、今は諦めるとしよう


「喋り方のほうは、姉さんは元々そういう話し方だから変わりないですね」


「ああ、そうなのか、まぁ気楽に話してくれればそれでいいさ」


シア曰くノアは元々丁寧な喋り方をしているらしい、まぁ本人が喋りやすい喋り方が一番だ


「はい・・・けれどシア?あなたは失礼な事まで喋らないように気をつけなさいよ?」


「大丈夫だよ!ボクだってそれくらい分かってるんだから」


あ、やっぱりシアはボクっ娘だったか、時々、自分の一人称を言い直してた時のは聞き間違えじゃなかったようだ、まぁ雰囲気もそれっぽいし似合っているからOKだな!


「とりあえず、あと言っておく事は、食事の時の事だ、今後、食事をするときは一緒に食べる事、奴隷だからって床でとかそういうのは無しだ、いいな?」


「ええ、解りました」

「うん、解ったよ」


「ミールも二人の事頼んだよ?」


「はい」


ミールの笑顔についつい頭を撫でてしまったが、ミールも嬉しそうに目を伏せながら尻尾が揺れていた。

そんな姿をノアとシアに見られている事に気づくと、恥ずかしかったのか「ありがとうございますナツキ様」といって俺の手から離れていってしまった。

ちぇ、もうちょっと撫でていたかったのに・・・


「で、ではノアさん、シアさん、そう言う訳なので、今後ともよろしくお願いします。」


「あの、私達の事は呼び捨てでいいですよ」


「そうだね、それにミールさんの方が私達の先輩になるわけだし。」


「では先輩とかそんなの関係なく、共にナツキ様の為に頑張る仲間として、私の事も呼び捨てでお願いします」


「「はい(うん)」」


特にこの3人の事は心配必要はなさそうだと安心し、ふと時計を見るとすでに19時になろうとしていた。



次回 第11話 先生、魔法がうまく使えません!

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異世界で気を付けるべきは?←こちらは2作目となるものです。主人公が別の世界に行くお話ですが、[異世界で第2の人生を]のキャラも登場します。 是非読んでいただけたら嬉しいです! (尚、基本的に毎週月曜日の午前0時と木曜日の午前0時に更新していますが、時々ずれる事もあるかもしれません!)
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