0. INTRODUCE
登場人物紹介です。
これは激しくネタバレしていますので、初めて読まれる方は飛ばして次の話に行かれる事をお勧めいたします。
()内は開始当初の年齢です。
岡村 朱里(15)
日本で生まれ、アメリカで育った。
父親の仕事の関係で、ロスに住んでいたが、進学の事を考えて、高校から日本の学校に通う事にした。
父親似の容姿にコンプレックスあり。
【岡村家の人々】
岡村 隆志(44)
朱里の父親。
T大医学部を出た秀才だが、日本の組織よりも米国の方が性に合っているらしい、少々偏屈な医学研究者。
無愛想で無口。目付きが悪いので誤解を受け易い。
岡村 緋菜(36)
朱里の母親。
明るく若々しい(実際若いが)美人。
元は良家のお嬢様。
結婚を両親に反対されていたが、既に和解済み。
岡村 玄(13)
朱里の弟。
姉と違ってアメリカ生まれなので既にアメリカ国籍を持っている。
やんちゃ坊主だが、容姿は母に似て可愛らしい。
実はシスコン?
【成島家の人々】
成島 潤(75)
朱里の祖父、緋菜の父親。
成島財閥と呼ばれる旧家の当主。
でも、実は婿養子。
妻とは従姉弟同士。
真面目で穏やかな紳士だが、娘婿に対する視線は厳しい(当然か)
成島 青華(77)
朱里の祖母、緋菜の母親。
この人が本来の成島本家の跡取り娘。
大らかな元お嬢様で、活発で豪快な面を持っている。
成島 葵(45)
朱里の伯母、緋菜の姉。
専業主婦だが、かつては在宅の仕事などをしていた時期もある。
娘を持つ事が夢だった、大人しい元お嬢様。
葵は父親似で、緋菜は母親似。
成島 和晴(49)
朱里の伯父、葵の夫。
T大法学部出身で検察官をしているが、婿養子。
葵と結婚する為に、仕事は譲らなかったが戸籍は譲ったらしい。
仕事の関係上、転勤が多い人。
実はお金持ちのお坊ちゃん育ちだが、言葉遣いが粗雑。
成島 蒼司(22)
朱里の従兄、和晴と葵の長男。
朱里よりも六つ年上のK大経済学部在学中の大学生。
大学入学と同時に一人暮らしをしている。
実は初めて朱里に会った十年前から片思いをしているが、どうも報われる事が少ない。
母親の実家の家業を継ぐ事を素直に受け入れている人。
良くも悪くも父親の影響が強く、家は裕福でも育ちが庶民的。
【一年月組の人々】
平沢(23)
一年月組担任。新卒で入ったばかり。
担当教科は数学。
秋山 知夏(16)
一年月組クラス委員。
伊達眼鏡を掛けて『委員長』と呼ばれるタイプ。
幼稚舎からの女子校育ち。
赤坂の料亭の一人娘。
生徒会会計・囲碁部所属。
真鍋 聡美(16)
庶民育ちの朱里とウマが合う、親友。
ソフトボール部のエース。
中等部から女子校。
成金ホテル王の娘。
曽我部 紬(16)
朱里の親衛隊の隊長を自認する、ファン第一号。
テニス部所属。
幼稚舎からの女子校育ち。
中野 依子(16)
合唱部所属。
永田 美菜子(16)
オーケストラ部所属。
真田 円(16)
学年一の才媛。
佐藤 彩菜(16)
バスケット部所属。
ポジションはスモール・フォワード。
山中 純(16)
ハンドボール部所属。
米澤 梓(16)
テニス部所属。
【その他の生徒達】
白石 実里(16)
一年桜組、朱里の親衛隊隊員。
合唱部所属。
松岡 舞(16)
一年桜組、朱里の親衛隊隊員。
父親は医者で朱里の父親の先輩。
合唱部所属。
後藤 涼子(17)
二年月組、テニス部副部長。
プライドが高いお嬢様。
杉田 綾(17)
二年雪組、バスケット部副部長。
ポジションはシューティング・ガード。
小野 恵(17)
二年梅組、新聞部所属。
ミーハーなお嬢様の典型。
朝倉 夏子(18)
三年雪組、合唱部部部長。
真面目で熱血なお嬢様。
古泉 由貴(17)
二年桜組、囲碁部副部長兼生徒会副会長。
優雅でお淑やかな美人だが、クサイ芝居が好きで、誘い受けなタイプ。
長門 邑子(18)
三年梅組、囲碁部部長兼生徒会会長。
T大を射程範囲の持つ程の秀才だが、お笑い好きなので、ボケ役を狙っている。
いつも手にしている扇子には、ウケ狙いの文字が書かれているとかいないとか。
佐伯 由里(18)
三年月組、バスケット部部長。
ポジションはポイント・ガード。
朱里様親衛隊に入っているらしい。
国木田
英語科教師、一年のOC担当。
岡部
体育科教師、ハンドボール部顧問。
佐々木
音楽家教師、オーケストラ部顧問。
【他校の人々】
松元 佳実(17)
私立女子校のバスケ部部長。
練習試合での朱里のプレーに惚れ込み親衛隊入り。
谷口 佳織(17)
私立女子校のバスケ部員。
チャラくて男遊びが激しいが、実はドM。
朱里のラフプレーに惚れ込んで親衛隊入り。
阪中 瑞穂(16)
私立女子校のバスケ部員。
友人の友人の従姉が朱里と同じ学校の伝手で情報を入手出来る。
ミーハーの典型。
【ピアノ・音楽関係の人々】
山田 玲子(70)
音大教授の傍らでプロのピアニストとしてコンサートを行っている。
潤とピアノの師を同じくしている後輩なので成島家と縁がある。
人生の全てを音楽に捧げた女性。
ジョージ・ベンソン(65)
朱里の一番最初のピアノ教師。
カリフォルニア州立大学音楽科の講師をしていた。
老齢の為に、引退してしまった。
チャーリー・クリスチャン(チャーリー)(30)
ジョージの弟子の一人で朱里の指導を引き継いだ若手有望株のビアニスト。
実はゲイで、朱里にアプローチをした事がある。
それが彼女のトラウマになっている。
堀口(35)
玲子のマネージャー。
大人しそうな常識人。
実は玲子の一番最初の弟子の息子。
玲子が亡くなるまで面倒を見るつもりで傍にいる。
大森 進(43)
芸能プロダクション、フォレスト・プランニング社長。
玲子の元弟子の一人と言う縁で、玲子の国内ツアーを手掛ける事がある。
ひょうきんで茶目っ気のあるオジサン。
どうも同業者である速水××氏(漫画の登場人物)に憧れて、中華店で働いている女優志望の女の子と恋に落ちる事をとても期待していたらしいが、奥さん(朱里の先輩)はお嬢様で美人で相思相愛。子供も可愛いらしい。と言う実にくだらない裏設定がある。
川口 樹(26)
大森と親交のある作曲家。
玲子の弟子。
G大音楽学部器楽科ピアノ科卒。
玲子から紹介されて、朱里の日本でのピアノと作曲の師になる。
無愛想な青年。
日笠 愛生(24)
樹の書いた曲でヒットを出した歌手。
ちなみに作詞は彼女自身。
初出はスッピンだが、ステージでは派手派手メイクにボディコンミニ。
本人曰く「そうしないと未成年に見られるの」と言う程童顔。
可愛いものが好き。